interview-morocchi 2

SPADIE FINAL初!

2度目の優勝

Season18 CHAMPIONもろっち選手

2回目の優勝の感想をお願いします。

 DAY2開始時から優勝できるつもりではいましたが、素直にうれしいです。

前回との違い(よかった点)

 50万点チップが用意されてチップ枚数が減ったことですね。

印象に残ったハンド

 ベット額やボード等正確には覚えていませんが、SPR※1の調整をミスしたハンドがありました。

 MPからのミニレイズに対してJ3sでコール。フロップで9ハイのローボードとなり、3のボトムヒット+バックドアフラッシュドローでチェックレイズしました。コールされて、ターンでローカードのラグが出て、ベットしようと思ったときにSPRが1.5くらいしかないことに気づきました。オールインするには少し大きいし、フォールドが期待できるようなベット額はターンかリバーのどちらかでしか使えない状況となり、中途半端にハーフポットくらいのベットをしてしまいました。結果コールされ、幸運にもリバーでJが出たことでオールインがバリューとなり、A9からダブルアップすることとなりました。

 今考えるとフロップチェックレイズをして、ターンでポットの150%のオールインというのは自然なベット額であると思いますが、チェックレイズをしたときはそういうプランを考えていなかったので、ちゃんとSPRを常に考えておかないといけないなと思いました。

※1:Stack to Pot Ratiosの略。直訳はポットとスタック比率。今後ポットに入る可能性があるチップの比率のこと。

 

印象に残ったプレイヤー

 5位のITさんです。

 ファイナルテーブルでは自分の左隣にいて、3ベットレンジが狭く、コールレンジが広いプレイヤーであるため、自分のレイズにコールで入ることが多く、OOP※2でプレイする頻度が高くなったので困りました。特にブラインドヘッズで戦うことが多く、ブラインド10万-20万までは自分のSBからのレイズにフォールドすることがほぼなく、CBに対するコール率もかなり高く、苦戦しました。

※2:Out of positionの略。相手よりも先にアクションをしなければいけないこと。

インタビューで言っていた「GTOを意識しないように感覚でブラフした方が良い」というのはどういったシチュエーションで生きましたか?

 例えばトリプルバレルのブラフを打つときとかに、相手のバリューハンドをブロックしていて、且つミスドローのような弱いところをブロックしていないようなハンドがベストとなるわけですが、実際の相手はフラドロや強いメイドハンド※3はフロップやターンでレイズをすることが多く、チェックコールのレンジがマージナルハンド※4過多になっていることが多いです。そのため、ボードテクスチャーと相手の傾向次第ではありますが、ミスドローハンドでのリバーブラフ等も選択肢に入れてプレーしていました。

※3:1ペア以上の役となったハンド。

※4:バリューベットをするほど強くはなく、ブラフベットをするほど弱くはない微妙なハンド。

 

2連覇された方は今までに一人もいませんが、2連覇を成し遂げることができた秘訣を教えてください。

 影響として大きいのは3Million Poker Clubに入会したことだと思います。solver※5での独学だとアクション頻度が実用的ではなかったり、戦略の意図が分からなかったりしますが、セッション動画やハンド考察等の解説により、レンジ構成やアクションへの理解が進みました。

 あと、最適な戦略から大きく乖離したプレイヤーが多いアミューズメントで10年間ポーカーをしてきた経験値と、GTOである程度最適なアクション頻度を学んだことが合わさって、最近Exploit※6の精度がかなり伸びたのではないかと感じます。自分はExploitについては、本(Playing the Player等)で得る知識よりも経験則で得てきたものがかなり大きいかなと思います。

※5:GTO solver。GTO戦略を学ぶためのソフト。

※6:相手のミスにつけこんで、均衡戦略よりも利益を上げるプレイ。均衡戦略と違い、相手が戦略を変えると不利益を生じる。

一日目の戦い方のコツ

 1日目と2日目で特に意識を変えることはないですが、1日目はスクイズをするシチュエーションが多いと感じます。アーリーポジションからのレイズ頻度が高すぎるプレイヤーがちらほらおり、それに対してコールをするプレイヤーが複数いたりするので、スクイズに適したハンドやレイズ額等学んでおくと多くの利益を得られるかもしれません。

例えば、オープン頻度の高い人がMPでレイズインして、それに対してCOとBTNがコールしたときを考えてみましょう。全員のレンジが広く、しかもコールした2人はレンジがキャップされているため、SBやBBからは比較的高頻度でスクイズをすることが利益的になります。3ベット額はオープンの5.5~7倍くらいがいいのではないかと思います。ブラフハンドとしては代表的なところはA5sとA4sだと思います。A5s,A4sは相手の強いハンド(AA,AK,AQ)をブロックしており、フロップ以降もドローになりやすくプレイアビリティが高いため、スクイズに適しています。MPのレンジが広ければ、A3s,A2s,ATo,KJo等もブラフに入れていいと思いますし、バリュー寄りとなるポケットペアやブロードウェイスーツも広く3ベットします。ミドル~ローのスーコネは使いやすいと思う人は多いと思いますが、相手の強いハンドをブロックしていないためスクイズには適していません。A9s~A6sも2枚使いのストレートドローにならないため、プレイアビリティーの点からコールドコールに止めて、マルチウェイでナッツフラッシュを狙うハンドになります。

 

海外トーナメントへの意気込み

 海外トナメが再開されたらバイイン15万~30万円くらいのものに複数出たいですね。プライズ額が大きいのでハイローラーに出ることもできますが、それよりは複数出てトロフィー獲得の確立を上げたいです。

 

具体的にどのイベントに出場したいという考えはありますか?(APPTやMOPT、Manila Mega Stack等)

 今まで海外はRed Dragonしか出たことないので、各イベントの特徴をよく知りませんが、短期間で多くのトーナメントに出れてプレイヤーの数も多いイベントがいいですね。

 

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