ユータさんインタビュー

Japan Open Poker Tour Season 19: Grand Final
Main Event Winner

ユータ 選手

優勝おめでとうございます。この度の勝利を収める上で、意識されていたことがあれば教えてください。

上位に残っている人は基本みんなやっているとは思うんですけど、分散を避けるプレーを心がけていました。いわゆるリスクを取らない戦術ですね。序盤はみんな100BB以上持っていて、コールできる体力があるので(リスクを取った)ブラフは避けて、中盤(以降)チップ差を見極めながらブラフを入れていきました。序盤、中盤、終盤で戦術はかなり変えていけたと思っています。

Day 1 で印象に残っているシーンはありますか?

デイワンは分散を避けて、ブラフもあまりしない戦略を取っていたので、自分がナッツを持っているときに強いアクションをする「正直なプレー」を心がけました。なので、あまり目立ったプレーはなかったのかなと(笑)

Day 1
BTN/Open
ユータSB(125BB) 4s5s/Call
BB(58BB) Ac3h/Call
フロップ/Ah2s3c
Checked around
ターン/8d
yutaSB/Bet, Re-raise all-in
BB/Raise, Call
BTN/Fold
リバー/Qc

大きく(チップを)増やした場面はナッツストレートでしたね。

Day 2 で印象に残っているシーンはありますか?

デイツーからは(スタック差を活かして)一気にブラフを増やしていきました。スタックの少ない人には圧をかけて、スタックの大きい人とはあまり当たらないようにしたり。相手の「飛びたくない」という感情を利用してダブルポットを打ったり、幅広い戦術を取れるようになったので、かなり戦いやすかったです。デイツーで痺れたハンドは、相手のオールインに悶絶しながらコールした場面で

Day 2
yuta UTG Ac5c/Open
BTN/Call
BB/Call
フロップ/5s5h8c
Checked around
ターン/8d
BB/Bet
yuta/Call
BTN/Fold
リバー/2c
BB/All-in
yutaUTG/Call

相手はエアー(ブラフ)だったんですよ。すごく上手いプレイヤーで、実際ぼくが5を持っていなかったら絶対に下ろされているので。そこが三日間を通じて、一番の勝負どころだったかもしれません。

ファイナルテーブルで印象に残っているシーンはありますか?

ファイナルテーブルはかなり楽しめました。印象に残っているのは、ぼくがチップリーダーのときに、4番目くらいのチップ量の人とぶつかって、ぼくがフロップツーペアで強めのアクションをしていたら、ターンで(相手から)オールインが来てコールしたんですよ。向こうはターンでセットが刺さっていて、そこで順位が8人中4位くらいまで落ちたんですけど、全く動揺しなかったんですよ。その後も平常心を保って、ファイナルテーブルをプレーできたんですよね。トーナメントで順調にいき続けることってないし、絶対にどこかでチップを減らすし。問題なのはそこでティルトせずに平常心を保ってプレーできるかどうか、そこのメンタルが差を生む部分はすごくあると思っています。(精神的な落ち着きは)オンラインで鍛えられた成果が出たのかなと思って、大きくチップを増やした場面よりも減らしたときの方が印象に残っています。

ヘッズアップで戦ったいずもさんのコメント

実はDay 1の開始テーブルから隣に座っていたユータさんですが、僕が彼の存在を認識しだしたのはDay 2の夕方に再び同卓して以降でした。
FTでは僕の方が左隣でポジション有利なのに、いつもレイズされてる印象で、やり辛くてしょうがなかったです。
残り3人になってからは僕もギアチェンジして対応に苦慮してる様子が見えましたが、そんな時間も長くは続かず、対応されてしまいましたね。
色々と引き出しの多い経験豊富なプレイヤーなんだろうなと思いながら戦ってました。
FTでのヘッズは完全に力負け。徐々に削られるヘッズの王道なやられ方で、もう少し粘って最後の楽しい時間帯を味わいたかった。
ラストハンドもリバーで薄いアウツ引く辺り、やっぱり持ってる男って感じがしましたね(笑)。
プライズで参戦するWSOPメインでは戦友として一緒にディープランしたい。そして願わくば彼とファイナルヘッズの再戦をしたいです!

三日間を通じて、最も苦しかった場面はどこでしょうか?

ファイナルテーブルで残り6人のときに、2時間くらい(誰も飛ばない)膠着状態が続いて、あのときは集中力を切らした人から負けると思っていました。オーバープレーは一切せずに、ひたすら勝機を待ちました。その時点で(デイワンから合計)30時間くらいプレーしていたので、メンタルとともに体力も鍛えないと今後大変になるなと痛感しましたね。

この記事を読むポーカープレイヤーたちに伝えたいことは?

トーナメントって同じ場面が二度とこないと思っていて。10BBの人がいたり、30BBの人がいたり、100BBの人がいたり。そのシチュエーションに応じたアクションやレンジは随時変わってくるはずで(トーナメントにおいては)経験や試行回数の差がものすごく出ると思います。膨大なハンド数を担保に得た知識や経験則の価値は座学を凌駕すると信じています。ぼくはオンラインを毎晩のように数年間やってきて、全てのシチュエーションにおける自分の考えは持てるようになってきたので、そのおかげで今回(JOPT)三日間を通じて逐一変わる状況に対応ができたのかなと思っています。ポーカーにおいて正解はないと思うんですけど、少なくとも自分の中での正解や経験値による引き出しは持つべきだと思っていて。なので、オンラインにはすごく感謝しています。あれだけ短時間でたくさんのハンドをこなせるのはかなり価値のあるものだと思っているので、ポーカーが上手くなりたい人にはオンラインをオススメしたいです。

あなたにとって「ポーカー」とは?

ぼくにとってポーカーとは、「No.1」の重みと価値への追求を再燃させてくれたものです。ぼくは20代前半で起業したのですが、会社もそれなりにうまくいき、業界内ではそこそこ活躍はできてワクワクする時間を過ごしていました。しかし反面、世界的な企業を作るまでの器は自分にないなとも気付かされました。別に自分に自信がなかったわけではなくて、上には上がいすぎて、超えられない壁を感じていました。いわば、No.1は難しいなと。やっぱり漢なら、大谷翔平や藤井聡太など唯一無二の存在に憧れるものです。生きているうちに大きいことを成したいと。ポーカーは、そんな自分にもう一度No.1のチャンスをくれたものです。世界的な規模で活躍を。誰でもそのチャンスがあるけど、実力差は顕著に表れる。この実力の積み方に自信があり、自分の長所がグッとハマったのがポーカーです。なので、目標は世界3大大会のメインイベントでの優勝になります。ポーカーは、優勝者だけに光があたって2位はすぐに忘れ去られてしまいがちです。この残酷な風習がぼくは大好きです。No.1への追求をし続けろと言われている気がして。キャッシュではなく、トーナメントばかりやるのはこの影響からで、世界大会優勝の称号を取るためにポーカーを続けています。

ユータさんインタビュー動画もYOUTUBEで公開中
https://www.youtube.com/watch?v=MVWbMujttEo&t=5s

ユータさんTwitter
https://twitter.com/HAKU80240763
______________________________________________________________

世界中のポーカープレイヤーと対戦してみませんか?ようこそGGPokerへ!
https://ggpoker.world

毎日フリーロール!ようこそKKPOKERへ!
https://kkpoker.club/japan

オンラインポーカーの入出金はこちら!
https://pokerstores.asia/

______________________________________________________________

AkibaGuild