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AOPT メインイベント優勝!

モリスンさんインタビュー!

2018年11月に仁川・Paradise Cityにて行われたAOPT(Asia Open Poker Tour)のメインイベントの優勝者であるモリスンさんにインタビューを行いました。海外トーナメント3回目の挑戦で勝ち取った初めての入賞が初優勝。その喜びを聞かせていただきました。

 

 

◆集中力が途切れることなく勝ち取った優勝。

インタビュアー:優勝おめでとうございます!まずは優勝した感想はいかがですか?

モリスン:優勝が決まった瞬間はやり切った感でいっぱいでした。フルマラソンを自分のペースで走り切ってゴールにたどり着いたような充実感を味わうことができました。その後、仲間とハイタッチをして、大きなタイトルを取った喜びがわいてきたのを今でも覚えています。

インタビュアー:なるほど。トーナメントで印象に残っていることはありますか?

モリスン:実は、Day1Aに出たときはDay1終了まで残り3-4レベルの飛んでしまって、そのままDay1Bにエントリーしました。Day1Bではじわじわチップを増やしながら、アベレージの少し下で通過しました。序盤をタイトに戦って、中盤から3bet、4betなどのアグレッシブなプレイをすることでチップを増やしました。

序盤のイメージのおかげか3betに対して降りてもらえることが多く、スーテッドAをうまく使うことができました。また、香港や韓国のプレイヤーは3betレンジが広く、多く仕掛けてきたので、カウンター戦略としてライト4betを仕掛けました。仕掛けたのは2回でしたがどちらも決まって順調なDay1でした。

インタビュアー:ではDay2はいかがでしたか?

モリスン:Day2の最初は、ポットをなかなか取れず17BBほどのショートに。
転機となったのは、COオープン、BTNのアグレッシブな香港プレイヤーが3BET、自分がSBからKQsで4betオールイン。BTNの香港プレイヤーにスナップコールされてしまい…。JJ以下のポケットならばコインフリップになるし、そもそもある程度降りてくれると思っていましたが相手はまさかのAA(笑)。仕方ないかな、と思っていたらフロップでK、ターンでQが落ちて運よくダブルアップできました。

さらに幸運だったのはセミファイナルのシートリドローでビッグスタックが少ない卓でプレイできたことですね。自分の周りには30BB程度のプレイヤーばかりで、チップの圧力をかけられることなくプレイできました。

インタビュアー:AOPTに参加してよかった、と思うことは何ですか?

モリスン:一番は、準優勝のTMTさんと3位のJOEさんと、「すごい気持ちいいね、ポーカーやってて」っていう話をしながらとても集中した状態でプレイできたことです。Day1も含めて考えると2日で30時間近くポーカーをしていて、その中で集中を切らさず優勝できてよかったです。
また、初めてディールを経験しました。HUになった時に初めてディール交渉が始まって、きゅうさんに相談しながらTMTさんとディールをしました。チップの比率に応じて賞金をすべて山分けしてディール後はトロフィーをかけて戦うことに。ビッグタイトルがどうしてもほしくて参加した大会なので、ディールでごちゃごちゃせずに、勢いそのままプレイを続けることができたから良かったよね。相手にも、仲間にも感謝です。
後は、海外を転戦する日本のプレイヤーや、海外プロのプレイを観察することができたのは大きな経験になりました。ジャパンオープン 15 GrandFinalを優勝した清水さんや、Hiroyukiさんなどのプレイを実際に目にできる貴重な機会でした。ポジションがない時に無理をせず、ポジションがあるときは大きく勝ち小さく負けるという理想的な戦術をとっていて参考になりました。

インタビュアー:AOPTの会場の雰囲気はいかがでしたか?

モリスン:華やか、というよりは落ち着いた雰囲気で、自分のパフォーマンスが最大限発揮できそうな会場だと感じました。後は、いろいろな人に声をかけてもらえて和気あいあいとしていました。ハンバーガーのナノブロックをプロテクターとして使っているのですが、香港プロのAlanさんから日本語で「それ、かわいいね」って話しかれられられて、その後香港の話などを少しできたのは嬉しかったなー。あと、大会後に「ハンバーガー屋の人が優勝したと思われてたみたいよ」と仲間に教えてもらって面白かったです(笑)。

 

  

▲仲間と優勝を喜ぶモリスンさん。 ▲Alanさんとの写真。ハンバーガーも。

 

 

◆コンディションと試行錯誤。

インタビュアー:ポーカーを始めたきっかけは何ですか?

モリスン:海外を飛び回っていた時期に、偶然マカオのカジノでポーカーを発見しました。プレイしている様子が凄くかっこいいと思い、YouTubeで動画を探していたらWSOPのファイナルテーブルの動画にたどり着きました。その動画を何年分も見てわくわくしていました。動画を見始めてから1年くらいたった時に、実際にプレイしてみようと思い、当時の新宿Bagusにあった「東京dePoker」に行ったのが最初です。

インタビュアー:そうなんですね。今もよく東京dePokerにいかれますか?

モリスン:東京dePokerにも行きますが、決まった店に行き続けるというよりはどこのポーカースポットにも行くようにしています。知らない人のプロファイルも勉強になるので。あとはジャパンオープンのサテライトに行くことが多いですね。ジャパンオープンのメインイベントは国内でも一番権威ある大会で華やかさも段違いなので毎回参加しています。

インタビュアー:なるほど、ではポーカーにおいて大事にしていることは何ですか?

モリスン:ポーカーはスキルスポーツではあるけれどコンディションマネジメントが大事だと思います。トーナメントの前にランニングをしたりジムに行ったりしてから参加することが多いです。AOPTのときは寒すぎて運動する気にもなりませんでしたが…(笑)。松下幸之助の言葉にもあるように、「焦らず・慌てず・諦めず」ポーカーをするのをモットーとしているので健康な心身でポーカーに向き合うようにしています。不健康な状態だとティルトしやすくなるしよくないことが多いです。

あとは、「メタ認知力」ですね。相手のプレイを見ることは大事ですが、それは相手も自分に対して同様にやっています。相手が自分をどう見ているかということを、自分を斜め上から見ることによって把握してアクションすることが大事かなと思っています。

インタビュアー:では、ポーカーの学習方法について教えてください。

モリスン:学び始めにシマダ先生の「トーナメントポーカー入門」をはじめとして本を数冊読みました。その後は、振り返りの日記をつけています。実践してみて、反省して、思考とプレイをアップデートして再び実践するという試行錯誤をしています。企画・マーケティングを生業としているのもあって、戦略を常に考えることは自分にとってなじみがあるものなので自然とそのスタイルでポーカーも研究しました。今は、もうあまり反省することがなくなりましたが、仲間とハンドレビューをして話し合う方が早く上達できたのかな、と感じます。

 

 

▲帰国後、仲間とのAOPT祝勝会!DEEP STACK2位のタケシさんも一緒に

 

 

◆WSOPへの憧れ。

インタビュアー:AOPTを優勝したモリスンさんの今後の目標は何ですか?

モリスン:やっぱりWSOPのファイナルテーブル進出ですね。(笑)ポーカーにハマったきっかけがWSOPなので憧れ続けています。だから、WSOPのブレスレットホルダーの中井さんはすごくリスペクトしています。あとは、もっと強くなりたいです。

AOPTで同卓した人だと、ポストフロップで高度なプレッシャーをかけてくるミサワさんや、プリフロップのうち回しを戦略的に変えて相手のミスを誘うのが上手な台湾プロChan Yanhanの二人にビビりまくりだったので、まだまだ強くなる余地があると感じています。

インタビュアー:今後の海外トーナメントの参戦予定は?

モリスン:2019年のWSOPは仕事の都合で行けないことが確定しているので2019年は7月下旬ごろにどこかの海外トーナメントに参加する予定です。2020年のWSOPにはいくつもりです。繰り返し見て憧れてきたファイナルテーブルで、今度は自分がプレイできたら、もう最高ですね!

インタビュアー:ありがとうございました!WSOPのファイナルテーブル進出の夢が叶うことをお祈りしています!

 

  

▲中井さんWSOP優勝時(左)とWSOPメインイベントFinal9(右)。モリスンさんが写る日も近い?

 

 

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