interview_nishiyama

Ippei Nishiyama
ニシヤマ イッペイさん 日本人最年少のタイトルホルダーは、まだあどけなさの残る19歳の若者ですが、 その目は自信と希望に満ちており、プロの道を視野に活動することを希望している。 オンラインポーカーがメインで、一日に2万ハンドをこなす日もあり、最大32テーブルを一度にプレイしている。 ライブトーナメントの参加を熱望しているが年齢制限の為、活動範囲を制限されてしまうが、 ヨーロッパや北中米のトーナメントに出場となる模様。 彼はまさに日本ポーカー界の期待の超新星であろう。今後の活躍も楽しみです。

主な戦績

2013年 PCA $ 1,000 NLH-Six Handed 優勝 $24,970

2013年 WCP 7位 $10,000(for Team)

※PCA = PokerStars Caribbean Adventure

※WCP = World Cup of Poker




2013 PCA 10 $ 1,000 NLH-Six Handedで優勝した ニシヤマ イッペイさんに初タイトルを獲得した感想とWCPについて聞いてみました。

 

-- 初めての海外トーナメントで優勝おめでとうございます --  
ありがとうございます。初めての海外トーナメントどころか、海外へ出るのも初めてでしたが、 臆することなく、自分のプレイをした結果、優勝することができました。 そして、海外のプロやPokerStarsTeamPro相手に戦い勝利したことは今後のポーカー人生において 大きな自信になると確信しています。

 

-- 勝利までの道のりを聞かせて下さい --
前日のWCPが午前2時に終了し、二日間のトーナメントで疲れていたのか午後1時まで寝ていました。 振り返ってみると、たっぷり睡眠をとったことも良かったかもしれません。 なぜなら、トーナメントが14時にスタートして終了したのは明け方の4時過ぎでした。 ファイナルテーブルで壮年のプレイヤーが明らかにプレイが適当になったり、 面倒になってオールインしていると思える中、最後まで集中力を切らすことなくプレイに望めましたが、トーナメントが終了し、撮影を終えてキャッシャーへ案内されてから、意識が朦朧としてきました。 プレイ中はランナーズハイな感覚だったと思います。 僕が参加したトーナメントは想像していたより、レベルは高く感じられませんでした。 僕にとってBuy-in$1,000はすごく高額でテーブルに着席した瞬間からマネープレッシャーのような感覚が よぎりました。他のテーブルには、見るからにプロだというようなプレイヤーも参加していて、 まとっているオーラが違うな。なんて感心していると、また緊張が高まったりもしました。 しかし、テーブルの様子を見ていると明らかにポット計算をしていないベットがあったり、 超アグレッシブなんですがマニアックなプレイヤーがいたりして、そんな彼らを見ると緊張が和らぎ自信が湧いて、 多少マージナルなハンドでもコールしたり、コールレンジを広げてみたりと、相手を見てアジャストして行くことが容易でした。 中盤でトーナメント1位か2位くらいのスタックを築けたので、アグレッションを上げて、積極的に攻めて行けるようになり、 僕が言うのも何ですが、若めのプレイヤーに対しては4ベットオールインしたりして、積極的に攻めていました。 カナダ人のプロとセミファイナルで同じテーブルに着いた時のことです。 彼は他のプレイヤーと全く別格でした。非常に巧い印象を受けました。 木原プロは僕の様子を観てくれていたらしく、「君もオンラインでグラインドしている強いプレイヤーに見えているはずだから、 自信を失わず、今まで通りにプレイすると良いよ」と言ってくれました。 最後はそのカナダ人プロを含む3人でディールとなりましたが、最後にそのカナダ人プロが「3人のスタックが、ほとんど同じで 一番タフな君がポジションを持っている。だから、この場面でディールを受けた」と話してくれて、 私が「このままプレイしてたとすれば、私とあなたがヘッズアップになっていただろう」と伝えると、 彼もそう思っていたと答えてくれました。 私から見ると彼だけが輝いて、別格に見えていました。 後から聞くと、セミファイナルの時に隣に座っていたのはブレスレットホルダーだとか、WPT2位で総獲得賞金約2億円のプレイヤーに常に被せていたねと聞かされました。チップリーダーだったということもありますが、そんな彼ら相手にチップで攻撃し勝利を勝ち取れたことは気持ちが良かったです。


-- ポーカーとの出会いを聞かせて下さい --
ポーカーは16歳(高校2年)の時に「やる夫がポーカーに挑戦するようです。」 シーリーズを見たことがきっかけでした。あれを見てポーカーって面白そうだなと思いました。 それから、学校で友達とプレイしてみると、僕はどんどん夢中になりましたが、友達たちはそうでもなかったらしく、 一緒にポーカーする相手がいませんでした。 どこでポーカーができるのかWebで調べてみると「ひゃっほう掲示板」を見つけ、そこからポーカーの情報を得ていました。 どうやらオンラインポーカーが盛んらしいと情報を得て、早速オンラインポーカーの世界へ飛び込みました。 学生でしたし、フリーロール(無料)のトーナメントをひたすらプレイしていました。 やればやる程、もっと上手くなりたいという欲求が膨らんできて、フィルゴードンのグリーンブックやインターネットでポーカー攻略記事なんかをコピーして授業中に読みまくっていました。 あまりに夢中になりすぎて、親に自粛を促されたことと受験勉強も重なり、去年の夏まではポーカーを休んでいました。 それでもポーカーから離れたくなくて、英語の勉強がてらに「The Theory of Poker」 を読んでたりもしました(笑)

 

-- WCPサテライト通過後、WCPまでどんな準備をしましたか --
去年の夏からポーカーを再開してからはMTT(Multi Table Tournaments)より、キャッシュゲームでステップアップして行こうと思っていましたので、ZOOMしかプレイしていませんでした。そんな中でWCPのサテライトに勝ってしまったのです。 しかし、WCPはMTTのチーム戦ということもあり、MTTの練習をしてみましたが、キャッシュゲームしかプレイしていなかったので、なかなか結果を残すことができませんでした。 そこで、もう一度基本に立ち返り、STT 6MAX Hyper でナッシュレンジを覚えることに努めました。 トーナメントで危なくなった時や終盤戦で必要なスキルですから、猛練習しました。 そして、昨年末くらいから、18人のMTTに練習の場を移して、更に練習してました。、

 

-- 一平さんの活躍で日本を窮地から救ったそうですね --
私はプレイ中だったということもあり、日本がそんなにピンチだったと実は気づいていませんでした。 他のチームメイトは既にシートアウトしており、私がテーブルで3位以内に入らないと日本は初日で敗退という 状況だったそうです。 私の右隣がフランスチームで左隣がタジキスタンチームでした。 全員が10BBあるかないかの局面。 何やらフランスチームのキャプテンが話をしていて、右のフランス人が悩み悩んでオールイン。 タジキスタンがコールしてフランスAJ、タジキスタンQJ ボード AK* T *でタジキスタンが勝利します。 フランス人はとても悔しがって台パンしており、すごい悔しがりようでした。 後から知ったのですが、フランスは日本(私)より上位なら通過という順位だったそうです。 WCPのDay1は3,000点持ちの15分ストラクチャーというトーナメントで、 18人のMTTの練習がすごくマッチしていたのもあり、日本のポイントに貢献できたことは嬉しく思います。



-- WSOPチャンピオンの木原プロと過ごした時間 --
WCPのパーティがあり、皆でディナーを食べていた時に様々なアドバイスを頂きました。 WCP初日のプレイを観て下さっていて、初めての海外トーナメントだけど、落ち着いてプレイできていたと褒めてもらったり、 ストラクチャーがハイパーターボなんで、その戦い方。そして、ライブ特有のテル(癖)であったり、 テクニック等をアドバイスしてもらいました。 次に僕もオンラインをメインに活動していますから、これからプロを目指すなら、何をしなければいけないかだとか、 ライブのキャッシュゲームで安易に稼ぐよりもオンラインでしっかり実力をつける為に勉強するように激励されました。 木原プロ達とポーカー談義やアドバイスしてもらった時間はすごく濃厚でした。

 

-- 同世代のプレイヤーへメッセージ --
今回、僕が優勝したことが彼らに大きな刺激になると嬉しいです。 今はオンラインで気軽にポーカーができるようになっていますし、 まずはやってみて、友達なんかとポーカーを楽しんでもらいたいです。 そこで、もっと上達したいと望むなら、日本語の教本も出版されていますので、勉強してみて下さい。 バハマから帰国したばかりで、まだ読んでいないのですが新刊の「アグレッシブポーカー」は楽しみな一冊です。

 

-- ポーカーを続けて良かったこと --
他のゲームと比べると敷居が高いかも知れません。 ある程度の段階まではすぐに上手くなるけど、それ以上を目指すとかなりストイックにならないと 極めれないゲームです。 そして、それに向かう姿勢は人生に繋がる気がします。 調べて学んで実践し、結果を見て分析し、勉強して、また実践する。これの反復です。 この半年はWCPに向けてポーカーしかしていません。今の僕にとってはポーカーが全てだし、 これを一生の趣味どころか、仕事としてやって行きたい気持ちが芽生えています。 3年前からポーカーをしていて、その頃から強くなって大きな大会に勝ちたいと思ってました。 しかし、周りで一緒にポーカーをやる友達がいなかったこともあり、広めたいという思いもありました。 ツイッターで私より年下の18歳の子たちが、熱心にポーカーに取り組んでいることを知り、 すごく嬉しかったです。 そんな若い世代の彼らが僕の成績を知った時、夢と希望を与えられることが何よりも嬉しいです。

 

-- 今後の目標 --
形や記録に残る実績を作れたことは非常に大きな自信になりました。 木原プロや海外のプロと過ごしたり、話したりしたことは 大きな財産になりました。 彼らを目の当たりにしたからこそ、より上を目指したくなりました。 そして、勉強も実践ももっともっと積まなくてはいけないと再認識しましたし、 やはりプロポーカープレイヤーになりたいです。 オンラインがメインになると思いますが、ライブのトーナメントにも積極的に挑戦したいと思っています。 PokerStarsのチームオンラインでも、チームアジアでも良いから所属プロとなって 日本のポーカー発展の為に貢献してみたいです。 バハマでもそうですが、英語を話せたらもっとトーナメントを楽しめるだろうし、 所属プロになるには英語は必須なんで、英語も頑張って勉強します。

 

 -- 最後に一言 --
最年少プロになる

 

インタビュー:カツマ(PokerJapan

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