#04 Open Face Chinese Poker 優勝 さんろうさん

 

JOPT 2025 Tokyo #03

#04 Open Face Chinese Poker

さんろうさん選手

 

優勝おめでとうございます!優勝した瞬間の感想をお聞かせください!

そんなにガチでやってるわけじゃなくて、楽しくやっていることがほとんどのチャイポで、JOPTという特別なトーナメントで優勝できたのがすごく嬉しいです。チャイポは普段から仲間とワイワイやるゲームという印象があったので、そのゲームで特別な舞台のタイトルが取れたのが印象深いですね。
去年Hyperのトーナメントで一度優勝経験があるので一応2冠目なのですが。
ホールデム以外での優勝は今回が初めてで、特にチャイポという独特なトーナメントでタイトルを取れたことに価値を感じています。

2冠はすごいですね!今回チャイポで結果を残したいと思ったきっかけは?

結果を残したいというより、「チャイポが単純に楽しいから」という理由でエントリーしました。気付いたらあれよあれよと決勝まで進んで、気付いたら優勝していたという感じです。元々勝つぞという意識は強くなかったです。

今回のトーナメントで印象に残った場面はありますか?

一番は決勝です。海外の方や前回優勝した方も同卓していて、3人でファンタジーがずっと続く展開になりました。
卓の雰囲気はすごく明るくて、「クレイジー!」「どうなっちゃうんだこれ!」と笑いながら戦う場面もあって、緊張感の中にチャイポらしい楽しさが溢れていました。
また、残り5分で僕が僅差の1位だった時に、3位の方がトリップスファンタジー、2位の方がエースファンタジーに入ってしまい、「これは無理だな…」と覚悟しました。でもお二人とも継続しなかったので、本当に運に助けられたと思います。

楽しい決勝だったんですね!3人が同時にファンタジーに入ったという珍しい状況があったとお聞きしましたがどのような心境でしたか?

はい。僕がトリップスファンタジーで引いた時はかなり驚きました。必要なカードが2枚あって、その2枚をピンポイントで引いてしまって、本当にラッキーでした。狙ったわけではなくて“たまたま入ってしまった”という感覚です。その時点で僕は最下位だったので、「これ逆転あるんじゃないか?」と内心ワクワクしてました。
お二人はエースファンタジーで、3人でファンタジーが続き続けて全然点差が縮まらなくて、「なんで追いつけないんだよ!」と笑いながら話していました。決勝でそんな展開になるのは珍しいと思いますし、本当に忘れられない瞬間です。

優勝を意識したのはどのタイミングですか?

本当にラストハンドです。制限時間後、ビリの方がエースファンタジーに入っていて、1位と2位は平場の状態でした。エースファンタジーの方が最後の最後に「これ抜かねえな」と漏らした時に、初めて「あ、勝てたかもしれない」と思いました。

チャイポはどれくらいプレイしていますか?また、このトーナメントに向けて練習したことはありますか?

週1〜2回です。チャイポができる知り合いが集まった時に自然とやる流れになります。僕が誘いすぎて、最近は逆に誘いづらい時もあります(笑)
ファンタジー中の最高打点を正確かつ短時間で組めるように練習しました。平場が終わってからの1分間でジョーカー入りの手を組むのは難しいので、制限時間内に余裕を持って役を見つける練習を友達とやっていました

コンスタントに練習できているんですね。チャイポにハマったきっかけや魅力を教えてください

知り合いのディーラーが熱心にやっていて、教えてもらったのがきっかけです。最初の頃、僕の肩が強すぎてエースファンタジーがずっと終わらなくて、教えてくれた人を倒してしまうほどでした。その楽しさにハマりました。
卓の雰囲気が本当に良くなるところです。ポーカーフェイスも必要なく、誰かの盤面を見てワイワイできる。阿鼻叫喚レベルに盛り上がることもあります。ジョーカーの存在も脳汁ポイントで、ホールデムとは違う楽しさがあります。

そこまで盛り上がれるのはチャイポならではですね。JOPT全体の印象を教えてください

タッグチームにもよく参加していて、お祭りっぽい雰囲気が好きです。飲み放題があったりクライナーが配られたり、皆でワイワイしながらプレイできる空気感が魅力です。

楽しんで頂けてよかったです!最後に今後挑戦したいことを教えてください。

海外のトーナメントに挑戦したいです。リングゲームは韓国で1-3を打った経験がありますが、トーナメントはまだ出たことがありません。ポーカーはプラスでしたがバカラで負けました(笑)
来年はWSOPに行く予定なので、色々チャレンジしたいです。

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ライター:Takuma
学生時代に"世界のヨコサワチャンネル"をみてポーカーを始めた。現在はアミューズメントポーカールームで腕を磨き、アジアを中心に各国のトーナメントにも挑戦中。タイ・マニラ・韓国などでの経験を重ね、総獲得賞金は約400万円。
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