#23 NLH Sunrise sponsored by Poker Chase 優勝 K.Flatさん インタビュー

SPADIE Season 39th

#23 NLH Sunrise sponsored by Poker Chase

K.Flatさん

 

まずは優勝おめでとうございます。今回のトーナメントを通して、率直な感想をお聞かせください。

もちろん優勝を狙っていましたが、実際に現実になると「何が起きてるんだろう?」という感じで、まだ実感はありません(笑)。
ただ、ファイナルテーブルに入ったら「ここまできたら勝ち切れるだろう」って気持ちでいましたね。
特にヘッズアップに入ってからは、ポーカーチェイスで友人とヘッズ打ちっぱなしを何回もやってきたこともあり、余裕と自信をもってプレイすることができましたね。負けたら仕方ないと割り切ることもできた気持ちもありつつも、最後しっかりものにできて良かったなと思います。

今回のトーナメントを振り返って、特に印象に残った場面はありましたか?

トリップスでバリューを取り切ろうとした場面で、リバーでドンクオールインを返され、泣く泣くフォールドしたシーンですね。後から相手に「完全ブラフだった」と聞いて、ちょっと夢に出そうです(笑)。

その時のボードとハンドを覚えていたら教えてください。

自分がA7sを持っていて、フロップ774、ターン6というボード。フロップとターンで自分が打ってコールもらえていて、リバーもしっかりバリューを取ろうと思っていたら、リバーで相手から大きなドンクオールイン。ストレートやフルハウスには負けてはいますが、負けてるハンドが少ない状況。それまでの相手のプレイ傾向からみて、強いところを結構潜りそうと思っていたんですよね。レイズの頻度も低いなと思っていたので、ドンクオールインは「さらにまずくないか?」と。コールして負けるとスタックも1/4になっちゃうので、「仕方ない、無理するところじゃないな」と思いつつ、泣く泣くフォールドしました。

それは確かに夢に出てきそうですね…。逆に、うまくいった場面はどこでしたか?

今回は相手の傾向に合わせてのチェック頻度増加や、バリューレンジの拡大などがずっとうまくいってましたね。その中でも特にブラフキャッチがうまくできた場面がありました。
僕がUTGでA3sでオープン、BBがコールして、フロップK73のドライボードで16BBのドンクオールインが飛んできたんですよね。無理してコールしなくてもいいハンドだったんですが、「バリュー取りたい人がこんな動きしないだろう」と思ってキャッチしに行きました。相手はAQoで、無事抜けて勝てたところが、一番よかった場面ですね。

でかいオールインが入っても冷静に判断して勝つことができたんですね!
こううまくいったことが多いと、優勝できると思えたタイミングも早かったんじゃないですか?

正直に言うと確信できたのはヘッズアップになった瞬間ですね。ファイナルテーブル入った時点で半分のプレイヤーはアンノウンだったので、本当にどうなるかわからないと思ってましたね。ただ自分と相性いい戦い方をしてくれる人がちょっと多そうだな、と思ったところで予感はしましたね。

なるほど、最後まで油断はできなかったトーナメントだったんですね。優勝を確信できたヘッズアップはいかがでしたか?

余裕と自信があったと最初にお伝えしてましたが、実はかなりシーソーゲームだったんですよね(笑)。ヘッズアップ開始時は1:2でこちらがショート。途中5〜6BBまで減る場面もありました。
ただポーカーチェイスで友人とヘッズアップをやり込んでいたので、ずっと心は落ち着いていましたね。5BBになっても「なんとかなるだろう」って思ってましたし、「もっと緊張した方がいいんじゃないか?」って自分で思えるくらいには余裕がありましたね(笑)

余裕を持ちつつの優勝、とてもかっこいいです!
ここで見事2位に入賞されたみそかさんからコメントをいただきました。
まずは準優勝おめでとうございます!今回のトーナメントを振り返っての感想を教えてください。

昨日のDay 1Aが予想以上に良い結果で、今日は「ファイナルテーブルに行ければ十分」と思っていたんですが、想像以上にうまくハマりました。一生に一度の経験かもしれないので、とても嬉しいです。

トーナメントを通して印象的だったハンドやシチュエーションはありましたか?

ヘッズアップで、ストレートが完成しているボードでチョップを下ろすために大きなブラフを打った場面が印象に残っています。
また、ファイナルテーブル前の残り2テーブルの状況で、599TTのフラッシュが見えるボードで、大きなブラフを打って相手を下ろしにいったハンドも強く記憶に残っています。最終的にはコールされましたが、挑戦したこと自体が印象深いです。

ヘッズアップの戦いはいかがでしたか?

ヘッズアップの経験も勉強もまだ少ない状態で挑みましたが、とにかく楽しい時間でした。まだ自分のプレイが正解だったかどうかは分かりませんが、すごく良い経験になりました。

優勝されたK.Flatさんへの印象や、感想を教えてください。

ファイナルテーブルで初めて同卓したのですが、すごく仲良くなれました。ヘッズアップ中もお互いに話しながら、とても楽しい空気で戦わせてもらいました。あんな雰囲気で戦える相手はなかなかいないので、本当に最大限の賛辞を送りたいです。

最後に優勝されたK.Flatさんへメッセージをお願いいたします!

K.Flatさん、優勝おめでとうございます!とてもヘッズアップが楽しかったです。またどこかでぜひ戦いましょう。

みそかさんありがとうございました!改めて準優勝おめでとうございます!
それではK.Flatさんのインタビューに戻ります。今回のトーナメントには、もともと参加予定だったのでしょうか?

「この3連休はポーカーしたいな」という気持ちが強くて、どれに出ようかと朝起きて調べたらちょうどこのポーカーチェイス協賛のトーナメントを見つけまして!ポーカー続けるきっかけになったのがポーカーチェイスで、ずっとお世話になっていたので「せっかくだし出よう」と思って飛び出してきました。

そのポーカーチェイス協賛のトーナメントで優勝なんて運命ですね!ポーカー始めたのもポーカーチェイスだったんですか?

人生初めてのポーカーは別の場所でしたが、ポーカーをちゃんとやってみようと思ったきっかけがポーカーチェイスでしたね。友人からフレンド対戦に誘われてプレイしていたんですが「お前のポーカー楽しいわ」と言われてからポーカーを続けていますね。

ご友人との仲の良さが伺えるいいエピソードですね!ポーカーチェイスにお世話になっていたとのことですが、K.Flatさんが感じるポーカーチェイスならではの魅力を教えていただけますか?

僕はパソコンでじっくり腰を据えて遊ぶことが多いんですが、とりあえず入れておけば、パッとポーカーを遊べるところ。ベット額の調整が直感的にわかりやすく、始めたての人を誘う時の取っつきやすいのがいいですね。
後は、大会とかだと殺伐とした空気になることが多いと感じてるんですが、ポーカーチェイスはその点をマイルドにしてくれますね。そういったところを含めて「ポーカーの入り口」としてとても魅力的だなと思いますね。

ポーカーチェイスでポーカーにハマったK.Flatさんならではの視点ありがとうございます!
今回の優勝を受けて、今後挑戦したいことはありますか?

次はMain Eventで爪痕を残したいですね。今回はチケットが1枚しかなくて参加できなかったという、少し悔しいところがあるのと、今日の優勝がまぐれじゃないと実力を示したいです。

最後に、優勝を目指すプレイヤーへメッセージをお願いします。

正直、自分もまだアドバイスをもらいたい側で、今回は「咎めるべきプレイをしっかり咎めに行けた」という感覚的な部分が大きかった優勝だと思いました。改めて座学の重要性を痛感しました。だから「みんな一緒に勉強しよう!」と言いたいです。

次回はぜひMain Eventでのインタビューでお会いしましょう!ありがとうございました!改めて優勝おめでとうございます!

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ライター:Takuma
学生時代に"世界のヨコサワチャンネル"をみてポーカーを始めた。現在はアミューズメントポーカールームで腕を磨き、アジアを中心に各国のトーナメントにも挑戦中。タイ・マニラ・韓国などでの経験を重ね、総獲得賞金は約400万円。
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