ふう様インタビュー

Japan Open Poker Tour 2023 Tokyo #01

Event #12 NLH Ladies Winner

ふう選手

ご優勝おめでとうございます!優勝された時のお気持ちについてお聞かせください。

 めっちゃ嬉しかったです!!大きい大会で初めて優勝することができたので。あと、今年の目標の中のひとつとして、「大きいトーナメントでタイトルを獲る」というのを掲げていたんですが、新年明けて一発目にとれたので、とても良い思い出になりました。今年のポーカーでの目標をすでに達成してしまったので、新しい目標を立てようかなと思っています。

本イベントはネックレスが賞品というのが魅力的なトーナメントでしたが、やはりその賞品に惹かれてご参加されたんですか?

 もちろんネックレスが可愛いというのは、参加を決めた理由のひとつです!あとは、レディーストーナメント以外の日に仕事が入っていたということと、JOPT でレディーストーナメントが開催されているのがすごく珍しいなと思ったので、参加することに決めました。レディーストーナメントに参加すること自体、今回が初めてでした。

レディーストーナメントならではの違いなどはありましたか?

 よく「バチバチしてたの?」とか聞かれるんですが、全然そんなことなかったですよ(笑)普通のトーナメントと同じで、和気あいあいとした雰囲気でした。
 あと、結構固いプレイヤーが多く、強いハンドが出てくることが多いのかなというイメージがありました。なので、いつもは比較的ゆるめにプレイするんですが、ライト3ベットや4ベットは控えて、固めに打つように意識していました。


女性限定のトーナメントにもかかわらず、200名近い参加者がいましたが、その大人数を勝ち抜くために意識されていたことはありますか?

 実は、FTの途中まで、ずっと 15 - 20bbくらいしかなく、とても苦しい展開が続いていたんです。3bet All-in などももっと積極的にしないといけなかったんですが、なかなかハンドが噛み合わず、辛かったです。せめてポジションが良い時に、ブラインドのスチールができるようには心がけていました。

そういった苦しい局面では、どのようにメンタルをコントロールされていますか?

 苦しいときは、とにかく無になるようにしています。すごく考えすぎていると、辛くなってしまうので。音楽を聞く等して、自分の感情に左右されないように、冷静になれるように意識していました。昔ジャニーズが好きだったので、ジャニーズの曲を聞いて、懐かしい気持ちになることで癒されていました(笑)

お気に入りの曲を聞くと落ち着きますよね!印象に残っているプレイがあれば教えてください。

 残り 4 人で、インマネバブルの局面です。チップリーダーが SB で、私がセカンドチップリーダーで BB で、ブラインドヘッズになりました。SBがコールしている状態で、私のハンドは JJ でした。レイズしたところ、SBからスナップでオールインが返ってきました。スタックはカバーされていますし、インマネバブルという重要な局面なので、とても悩みました。お相手のチップリーダーの方はとてもポーカーを勉強されていると感じていて、圧力をかけるようなプレイも上手であったこと、スナップでオールインしたということやショートハンドであることなど様々な要素を考慮して、コールしました。AA, QQ, KK など負けているハンドがでてきたら、仕方がないという気持ちでした。ボードが開いてる間もドキドキしていて、なんとか勝ちたいと強く願っていました。ここでなんとか勝つことができ、初めてその時に優勝できるかもしれないなと感じました。

そこでチップリーダーになられたわけですが、その後のヘッズアップはいかがでしたか?

 ヘッズアップになった時点で、スタックが 8 対 2 くらいとかなりの差がありました。ただ、気を抜くと負けてしまうと思ったので、最後まで気を抜かずに頑張りました。最後は、JTs vs Ax とアンダードッグだったのですが、J を引いて勝つことができました。トーナメントでのプリフロップのオールインには勝てることが多く、肩が強いなと思っているんですが、今回も運に助けられました!

運も大切ですよね!優勝後、何か変わったことはありましたか?

 アミューズメントカジノで声をかけられることが増えました。賞品でいただいたネックレスを毎日のようにつけているんですが、これをつけてアミューズメントカジノにいくと「もしかして(JOPTの優勝賞品のネックレス)?」と聞かれることがあって、驚きました。また、ポーカープレイヤーの友人からは、優勝おめでとうと言っていただけることが多くて、とても嬉しいです。


アミューズメントカジノはどこへ行かれることが多いんですか?

 渋谷のポーカーバー OSKER さんに行くことが多いです。オンラインはあまりやらないですね。やはりライブポーカーが圧倒的に好きです!以前、暇な時は毎日のようにアミューズメントカジノに通っていたんですが、最近は仕事が忙しくなってしまって、週 1 回くらいになっています。

ポーカーを始められたきっかけはなんだったんですか?

 2年ほど前に、友達に誘われたことです。その友達も含めて、全員初心者だったんですが、なぜかポーカーしようという流れになり、ラックレイズに行って、初心者講習を受けたのがきっかけです。そこで、ビギナーズラックだとは思うんですが、結構勝ててしまって、「もしかしたらポーカーの才能あるのかも」と勘違いして、ハマってしまいました(笑)

ポーカーはどのように勉強されていますか?

 基本的には、たくさんプレイをして、経験を積んで、悩んだプレイについては師匠である UG さんに質問しています。ただ、もし 2 年前に戻ってポーカーを始めたばかりの自分にアドバイスできるとしたら、もっと早くからちゃんと勉強しておけばよかったなと思います。早くから勉強していれば、もっと早くタイトルを獲って、もっと成績をたくさん残せたのかなと。特に、ハンドレンジや OOP での戦い方、マルチウェイでの戦い方は勉強したほうがいいよと教えてあげたいです。以前は、このあたりにとても苦手意識があったんですが、最近は少し改善してきたかなと思います。

これからポーカーを始められる方に伝えたいことはありますか?

 一番大事なのは、楽しむことだと思います。とにかく新しく始める方には、楽しんでほしいです。負けて落ち込んだり、たまにトラブルとかあったりいろんなことがあるとは思いますが、それでもポーカーを楽しんでもらえるとといいなと思います。


ふうさんにとって「ポーカー」とは?

 人生のなかで一番大きい存在、になっていると思います。いままでちゃんとした趣味が全くなかったんです。でも、ポーカーには初めてハマりました。飽き性なので、すぐ飽きるかなと最初は思っていたんですが、続けているうちに気づいたら 2 年も経っていました。ディーラーとしても、1 年半くらい活動していて、プレイヤーとしても少なくとも週に 1 回以上はプレイしているので、人生のなかで一番大きい存在かなと思います。

無趣味だったふうさんがそこまで夢中になるポーカーの魅力とはなんでしょう?

 もともと自分が負けず嫌いだというのもあるんですが、勝てないと悔しいから夢中になる、というのはあると思います。悔しいから勝つために努力して、昔よりできるようになると嬉しくて。周りの方々から、「前よりもできるようになったね」と言われるのも嬉しいので、もっと頑張ろうと思えます。ポーカーの勉強には終わりが見えないですし、人それぞれ色んなプレイラインがあってみんな違うスタイルでプレイできるというのも魅力だと思います。

今後も JOPT や WPT や海外でのトーナメントなどへのご参加予定はありますか?もしあれば、意気込みを教えてください!

 海外大会については、去年ベトナムでの大会に参加しましたが、今年は未定です。国内大会は、開催されれば出ようと思っています。運だけだと思われないように、頑張って今後の大会でも成績を残したいと思います!



今回のインタビューでは、JOPT Ladies で優勝されたふうさんにポーカーの魅力やトーナメント中のメンタルコントロールの仕方などをお話しいただきました。インタビュー中も、優勝賞品のネックレスが首元に輝いていて、とてもお似合いで素敵でした!今後もキラキラと輝く笑顔とネックレスの力で、ご活躍されることを楽しみにしています。

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次回JOPT 2023 Grand Finalは05.01 - 05.07に竹芝ポートホールで開催!
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