1800さんインタビュー

Season 20 WPT Osaka

#1 NLH Main Event Championship Winner

1800 選手

優勝おめでとうございます!今回のWPT Osakaは、重要文化財である大阪市中央公会堂での開催でした。会場の雰囲気などはいかがでしたか?

とても神聖な雰囲気が漂っていました。自分は、大阪と東京の2拠点で生活していまして、場所自体はよく見かけて気になっていたんですよ。大きい大会に参加するのは実は今回が初めてでしたので、比較は出来ないのですが、「大きい大会ってこういう雰囲気なのか!」と思いました。

なんと、大きい大会初参加で優勝ですか!すごいですね。ポーカーを始められたのは、いつ頃ですか?

2年前です。きっかけは、友達に誘われてアミューズメントポーカーについて行ったことです。すぐに「ハマった!」という感じではなかったんですが、周りの人たちがやり始めたので一緒にやるようになりました。今では大体2日に1日くらいプレイしています。自分はシーシャバーを経営しているので、そのバーと同じビルに入っているリレイズというアミューズメントポーカーでリングゲームをやっていることが多いです。東京にいるときにはTwitterなどで調べて、良さそうなトーナメントをやっているお店にふらっと行くことも多いです。今回のWPT Osakaのメインの出場権も、大阪と東京でそれぞれ2権利ずつ獲りました。

ポーカーの勉強はどのようにされているんですか?

参考程度ではありますが、YouTubeを観ています。色んな動画を調べて観ているのですが、例えば、しゅんぽーかーさんの動画などは楽しく観させてもらっています。また、実践でも自分のプレイについて振り返るようにしています。負けた時になぜ負けたか、勝った時にもなぜ勝ったかをずっと考えています。頭の中でプレイを再現しながら、あの時はオールインしたほうが良かったのかななどシミュレーションしています。

それでは、当日のお話しを聞かせていただきます。まず、ご優勝された瞬間の気持ちを教えてください。

正直、全く「嬉しい!」とか無くて、なんの感情も無かったんです。というのも、行く前から「優勝するな」と思ってて、友人にも「優勝してくるわ」とか言ってたくらいで。なんでそう思ったかというと、ちゃんとチケット4枚獲れましたし、予選でも100人とか参加している中で全部1位だったんです。なので、「予選もいけたし、本戦もいけるんちゃうか」みたいな気持ちでしたね。

すごく強い信念を感じます!ずばり、ご自身の強さの秘訣はなんだと思われますか?

すぐに気持ちを切り替えられることや思考の柔軟性でしょうか。その場その場に応じたプレイができることだと思っています。大会中は、参加するハンドは基本的には固く絞るように意識していました。ただ、相手のプレイスタイルを観察しながら、この相手であればこういうプレイをしたら勝てるな、というのは考えていましたね。相手にアジャストしながら、ブラフでのオールインなどもするようにしました。
 あとは運の良さもあると思います。これまで数多くの失敗をしてきているんですが、その失敗を必ず取り返すことができています。例えば、今年1月くらいに振り込み先を間違えて、見知らぬ方に180万円振り込んでしまうという失敗をしてしまったんです。取り返すのが難しく、諦めかけていたところに誤振込に関する事件が起きてニュースで大々的に報道されたんですよね。それを受けて、自分の誤入金も返金してもらえることになって。ラッキーでした(笑)

それは豪運ですね(笑)今回の大会でもラッキーだったな、と感じられた局面はありましたか?

はい、ありました。具体的には、相手のAKでのオールインをJTでコールして、フロップがK68と出て、相当勝率が低い状況になったんですが、その後ターンで9、リバーで7が落ちて勝利することができました。他にも、相手の3betをATでコールして、フロップにTが落ちて、相手の方のオールインをコールしたという局面がありました。その時にも、ターンでAを拾って勝つことが出来ました。

他に印象に残っているプレイはありますか?

残り15人くらいでチップリーダーの方とぶつかった時のプレイですかね。

BTN 1800さん (A3cc) : openraise / call
SB: 3bet
FLOP 4d5hKc

ここでSBの方に強めにベットされたのですが、バックドアのストレートドローおよびフラッシュドローがある状態だったので気合いでコールしました。

TURN 6c

ターンで6cが落ち、SBの方がさらに大きくベットしてきました。自分は、ナッツのフラッシュドローに加えてオープンエンドドローがついたものの、ここでコールするとコミットしてしまうスタックサイズでした。また、リバーで引けなかった場合にオールインしても相手を降ろせる確率がとても低く、絶望的だと思いました。相手のハンドとしては、Kヒットかポケットの可能性が高いと考えていました。ターンの時点でオールインする方が相手に降りてもらえる可能性もあり、もしコールされても捲り目があることから相手の方の30万点のベットに対して、80万点のセミブラフオールインを選択することを決断しました。

素晴らしい胆力ですね!残り15人という局面でなかなか難しい判断だったかと思います。

そうですね。ただ、どうしても今回トロフィーを取りたい!という気持ちがすごく強かったんです。ポーカーの強さって証明するのがすごく難しいじゃないですか。でも、大きい大会で優勝する、というのは一つ強さの証になると思うんですよね。なので、2位以下ではダメで優勝して、トロフィーが欲しかったんです。

なるほど、きっとその強い気持ちが優勝につながったんですね。

そうかもしれません。大会開始前から優勝したらこうやってガッツポーズするんだろうな、という姿まで想像していました(笑)具体的に目標をイメージすることで、気持ちもついていったのかなと思っています。そのおかげで、トーナメントの途中で何度かバットビートもあったのですが、気持ちを立て直すことができました。約160万点のセカンドチップリでDay3を迎えることができたのですが、その直後にバットビートで100万点ほど大きく減らしてしまいました。そこからコツコツとチップを積み上げて、80万点に戻したところで、先ほどのチップリーダーとのプレイがあり、大きく取り戻すことができました。

コツコツ積み上げたところからのセミブラフでのビックポット獲得だったんですね!そして、大きなスタックで迎えたヘッズアップでしたが、いかがでしたか?

そうですね、3位の方のチップを自分が獲得していたこともあり、全体の8割くらいのチップを持っていたと思います。しかしヘッズアップになってから、相手の方がアグレッシブにプレイをされていたため、降りすぎてしまい自分が2割くらいと逆転されてしまいました。スタックサイズを考えると、フロップを開いてからの勝負は厳しいと思ったため、プリフロップでオールインをする作戦に切り替えました。A有りの強いハンドはもちろんのこと、85などの弱いハンドでも積極的にオールインするようにしました。その作戦が功を奏し、スタックを五分五分まで戻すことができました。  正直、降ろされ続けた序盤は、「やばい、負けてしまうかもしれない」と思いました。しかし、そこでもトロフィーが欲しいという強い気持ちを呼び起こすことで、気持ちをすぐに立て直すことができました。

ヘッズアップで対戦したキョウヘイさんからのコメント

1800さんの印象について教えてください。

FTで初めての同卓しましたが、FT中でもぶつかる事はなくヘッズアップでほぼ初めてのプレイでした。見ている感じ、勝負所でのオールインは負けないイメージがありアグレッシブなプレースタイルはあるなと思っていました。プレッシャーの掛け方も上手い方でした。

1800さんへメッセージがあればお願いします。

改めて優勝おめでとうございます!最後のブラフキャッチは鮮やかでした。終わった後もポーカーで同卓する機会があり、優しく接して頂き本当にありがとうございます。またお会いした際はお手柔らかにお願いします(^ ^)

優勝後、何か変わったことはありましたか?

アミューズメントポーカーに行ったときに、「WPT Osakaで優勝されましたよね?」とか言われるようになりました。嬉しいけど、そう言われて負けたらダサいなと思います(笑)なので、大したことないなと思われないようにしっかりとしたプレイをしないといけないなと気を引き締めています。

2年という短期間でWPT Osaka Mainのタイトル獲得という素晴らしい実績を残されたわけですが、新しくポーカーを始められた方に伝えたいことはありますか?

自分が戦うフィールドを早めに決めて、そこでトップを狙うことを目指すのが良いと思います。リングをメインにするのか、トナメ主体にするのかなどですね。一回一回の勝ち負けって運の要素が強いじゃないですか。そこでさらにフィールドをコロコロ変えてしまうと、自分の実力が分からなくなってしまうと思うんです。なので、フィールドは固定して、一回の勝ち負けに拘らず長い目で自分がどれだけ正しいプレイをしたのかに照準を当てた方がいいのではないかと。

素敵なアドバイスありがとうございます!今後のポーカーでの目標を聞かせていただけますか?

自分の経営するお店に今回のトロフィーを飾っているんですが、その棚を3年以内にすべてポーカーのトロフィーで埋め尽くすことです!なので、今回のプライズも初めてなんですが、海外遠征に使わせていただこうと思っています。また、今後も大きな国内大会には大阪・東京場所を問わず、全部優勝する意気込みで参加していきたいです。

最後に、1800さんにとってポーカーとは?

経営、に似ています。自分は趣味が高じたこともあって、シーシャバー(「ARIANA」六本木・大阪ミナミ店)を経営しているのですが、経営でも自分が常に正しい判断をするというのはとても大事なことだと思っています。どこにどれだけお金をつぎ込むのか、あるいは撤退するべきか否かといった判断もそうですね。また、ポーカーでも経営でも「常に攻める」という姿勢は大事にしています。コロナ禍で多くの飲食店が廃業する中、自分はあえて改装をするという攻めの手を選びました。そのことで、今多くのお客様にご来店いただくことができているのかなと思います。

経営者ならではの視点や攻めの姿勢、大変勉強になりました。また、1800さんの言葉からは、目標達成への信念と自信をとても強く感じました。今後のご活躍を楽しみにしています!

Season 20 WPT Osaka Highlight公開中!
https://twitter.com/WPTlive_JP/status/1558830607504838657

次回Season 20 WPT Tokyoは11.02 - 11.06に新宿で開催!
https://pokerjapan.jp/wpt-tokyo-2022/

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