FUKUNAGA Koukiさん インタビュー

JOPT Osaka #02

Main Event Winner

FUKUNAGA Kouki選手

JOPT Osaka #02 メインイベントで、369名の頂点に立たれたFUKUNAGA選手に、ポーカーの経歴や優勝された時のお気持ち、今後の目標などを伺いました!

 

2日間の激闘の末、見事優勝されたFUKUNAGA選手ですが、まずポーカー歴はどれくらいでしょうか?

 しっかりポーカーに向き合い始めたのは2019年頃からですね。実際に覚えたのは2016年か2017年頃で、最初は地元の先輩に教えてもらいました。集まって一緒にお酒を飲んだり、麻雀をやったり、ボードゲームをしたり、その中の選択肢の1つとしてポーカーがあったという感じです。その程度でしたので、当時はアミューズメントなどへ行くこともなく、アプリなどでプレイすることもありませんでした。
 真面目に向き合い始めるキッカケとなったのが、2019年にAJPCへの出場したことです。最初は・・・確か2017年に出場しました。その時はそれほど参加者も多くなかったですが、無料で出場できて楽しかったことを友人と話していたことも覚えており、ポーカーに興味を持つキッカケになったと思います。その後2018年に韓国のカジノへいける機会があり、その時はキャッシュゲームで長時間プレイしていましたね。その流れでそのまま2019年のAJPCへ出場したのですが、確か1,000人超の参加人数から100位程度まで残ることができたんです。この時にポーカーって面白いなと、今まで以上にポーカーの魅力を感じることができ、そこからアミューズメントにも週に1回程度行くようになりました。

 

ここまでのお話だと国内タイトルなどのお話がほとんど出ませんでしたが、JOPTなどの国内のビッグタイトルには興味ありましたか?

 タイトルには正直あまり興味はありませんでしたね。笑ポーカーは好きでしたが、どちらかというと国内のトーナメントというよりは、時々遊びに行く海外でのキャッシュゲームがメインでした。ポーカー関係の本も2019年頃から読むようになっていましたが、そちらの戦術の方が多かったと思います。仕事終わりにたまたま行ったポーカールームでJOPT Osakaのサテライトをやっていたので、とりあえずポーカーをしたいという思いで参加したら、獲得することができました。せっかく1枚獲得したから・・・とDay1に参加したら通過することができ、なんとそのまま運良く優勝することができました。笑
今思えば、よく一緒にプレイしている友人達は普段からレベルの高い環境でプレイしているみたいですので、その友人達に自然に鍛えられていたのかもしれませんね。

 

運良くなどの謙虚な表現が多かったチャンピオンですが、実力が伴わないとこのビックイベントで頂点まで駆け上がるのは限りなく難しいと思います。
楽しんでいたら、いつの間にかスキルが身についていたというのは羨ましいですね!

 

それでは大会についてお聞きします!
まずは優勝された時の率直なお気持ちを教えてください!

 嬉しかったですね・・・、素直に嬉しかったですね。ただ、ラストハンドの時に自分が勝ったのかどうかがすぐ把握できていなかったんですよね。チップをカバーしているのはわかっていたのですが、勝敗がわかっていなくて数秒固まっていました。笑フロップで自分がツーペアできていて、相手がボトムペアを持っていて、アウツは・・・と考えていたらいつの間にかリバーまで出ていて、えーっと・・・・勝ってる!って感じでした。前日のDay1、Day2と長い戦いだったこと、前日からほぼ配信テーブルでのプレイだったことで、疲労がピークに達していましたね。


 

配信テーブルでのプレイはやはり通常テーブルとは違いますか?

 僕は配信されているということを意識してしまいますし、それによってプレイもかなり変わりますね。今回は特に教えてくれた先輩方が見てくれているということもあり、変なプレイはできないという別のプレッシャーもありました。普段自分はタイト寄りのプレーヤーという認識ですが、配信テーブルということで逆に変にタイト過ぎず、ルーズ過ぎず、このハンドはちゃんと3ベットしておこうかなとか、言えば基本に忠実な王道プレイを続けることができたので、今回はプラスになった部分が多いと思います。
・・・疲れと引き換えにはなりましたが。笑

 

メインイベント開催時間分プレイするだけでもかなり大変だと思いますが、それがほぼ配信テーブルというのはかなり精神的に過酷だと思います。
そのプレッシャーを力に変えて優勝されたというのは素晴らしいですね!

 

優勝して何か変わったことはありますか?

 普段ポーカールームに頻繁に行ったりするわけでもないですし、環境的に特に大きく変わったというのはありませんが、気持ち的には国内の大きいトーナメントに興味を持ち始めたということでしょうか。あれだけ大規模なポーカー大会というのはあまり経験がないので、素直に楽しかったです。今後東京のJOPTであったり、次回の大阪のJOPTなどは、極力予定を合わせて出場したいと思うようになりました。

 

トーナメント中に意識していたことはありますか?

 特に意識していたのは、アジャストして戦うことでしょうか。GTOというよりはエクスプロイトの方を強く意識していて、この方は上手そうだからできるだけぶつからないようにしようとか、この方はブラフ多いから捕まえにいこうとか、そのあたりを特に重点的に考えて戦っていました。全くと言っていいほど知っているプレーヤーはいませんでしたので、前回チャンピオンだったりとか、有名なプレーヤーさんだったりとか、経験浅い方だったりとか、変な先入観もなく自分のイメージで戦えたのは良かったかもしれませんね。


 

印象的だったハンドはありますか?

 覚えているのは2ハンドあります。

 1ハンド目はバブルラインの少し前くらいで、僕がずっとショートだった時です。残り約5BBでハンドはQ2o。プッシュした方がいいかなーと思ってチップを触っていたら、SBからのオールイン。残りのチップ数的には受けてもいいと思うのですが、プッシュ気配を出していた僕へのアクションでしたので、 強そうなので降りておきますね〜と言って泣く泣く2BB分を諦めてフォールドしました。結果その時のSBの方のハンドはKQoだったので、いい判断ができたかなと思います。するとその直後にハンドも入り、スタックも立て直していけたので、そこが一つの大きな分岐点でした。

 2ハンド目は僕が+1から♣︎T♣︎9で仕掛けた時ですね。BBの方から3BETが帰ってきましたが、額が安めだったのと、インポジションなのでコールしました。

FLOP ❤︎8♦︎A♣︎7
BB : Check
FUKUNAGAさん(♣︎T♣︎9) : Check

TURN ❤︎8♦︎A♣︎7 ♣︎8
BB : Check / Call
FUKUNAGAさん : Bet

 プリフロップの段階ではAと何か、ポケットなど、色々イメージしていましたが、フロップチェック、ターンチェックでAと何かよりもポケットの方が可能性が高いとリーディング。 僕のハンドもオープンエンドフラッシュドローと大きく拡張したこともあり、ポットの1/3程度のベットで相手はコール。

RIVER ❤︎8♦︎A♣︎7♣︎8 ♠︎7
BB : Check
FUKUNAGAさん : Bet
BB : Fold

 BBの方が若干考えてのチェック。 JJ~KKあたりのコンボが濃厚と判断して、自分がAQ、AJあたりならどれくらいのベットがバリューに見えるか考えて、ハーフポット程度のベット。 しばらく悩まれていましたが、結果BBの方は♠︎K♣︎Kをフォールド。
 中々大きいポットが取れていなかったこともあり、ここはうまくリーディングとベットアクションが噛み合った場面として印象に残っています。

 

苦しかった場面はありますか?

 基本ショートの時間が長かったので、スタック的には大体苦しかったですよ。笑Day1の終盤あたりは体力的に苦しかったですね。普段あまり長くトーナメントをプレイすることもありませんので、さすがに10時間を超えてくるとかなり疲れてきていました。ただポーカー自体は常に楽しんでプレイできていたので、その点は良かったと思います。


 

耐え忍んでのタイトル獲得お見事でした!
今後目標にしているトーナメントなどございますか?

 まずは招待いただいたJOPT Tokyoのタイトル獲得を目標にしようと思っています。あとは今回参加したことで、このような国内ビックイベントにも少し興味が湧いてきましたので、またJOPT Osakaなどには参加してみようかと思っています。海外のトーナメントに関してはあまり興味がなかったので、これからどのようなトーナメントが楽しそうなのか探すところからスタートですね。あまり長いトーナメントは苦手ですし疲れますので、1日で終わるビックイベントがいいですが。笑ただ今までトーナメントで結果を出していた訳でもありませんので、国内も海外も一歩一歩進んで行ければいいなと思っています。

 

それでは最後の質問です。
FUKUNAGAさんにとってポーカーとは?

 人生の趣味ですかね。100年時代と呼ばれるご時世になってきていますので、年齢を重ねても楽しめるというところはすごく魅力的な部分だと思います。
 あとはやはり友人と一緒に楽しめるところもいいですよね。複数集まれば、お菓子を食べながら、お酒を飲みながら、いろんな楽しみ方もできます。終わったあとも、先ほどのプレイ中の話をつまみにして、盛り上がることができます。いろんなスタイルのプレーヤーがいて、それぞれの考えがあって、それを話しているだけでいつの間にか時間が過ぎている、とても魅力的なゲームだと思います。

 

ショートスタック、疲労、プレッシャー、様々な困難に直面されていた今回のチャンピオン。
人を読む力、ポーカースキル、これらはもちろん勝ち抜くために必要な要素だと思いますが、プレイされている時、優勝された時、インタビューしている時、それと同じくらい際立って感じていたのは、明るい前向きな姿勢でした。その持ち前の明るさで、度重なる苦しい場面でも投げ出さず、うまくメンタルをコントロールして、このような最高の結果に繋げられたのだと思います。その天性の能力と培われた技術を最大限に活用して、さらに大きな舞台でご活躍されることを期待しております!

改めてFUKUNAGA選手、優勝おめでとうございました!

次回JOPT 2023 Osaka #01は03.10 - 03.12になんばスカイオで開催!
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