HOTOKEさんインタビュー

Japan Open Poker Tour Season 20: Grand Final

Platinum Winner

HOTOKE 選手

この度は優勝おめでとうございます。勝利を収める上で意識されていた事があれば教えてください。

無理してオールインを受けない、ということは意識していました。昔(の自分)だったら、10BBのオールインが入ったとして「これくらいの強さのハンドならコール」と考えていたのですが、とあるポーカープレイヤーとの出会いがきっかけで考え方を変えました。今はとにかく慎重かつ冷静にポストフロップを戦って、チップの増減をさせないよう心がけています。自分の考え方を正しいと思い込まずに、人の話を聞いて、自分の考え方を変えられた/アップデートできたことが今回の結果にもつながっていると思います。

優勝に至る過程で印象に残っているシーンはありますか?

結果から申し上げると4エントリーしました。一度目のリエントリーをしたときはフロップでフルハウスができたのに、リバーでQが落ちてクワッズに負けて飛んでしまいました(笑)

UTG AdQc/Open

BTN AhTh/Call

BB(HOTOKE) 4s4c/Call

フロップ/QhQs4h

BB(HOTOKE)/Check, Call, Call

UTG/Bet, Re-raise all-in

BTN/Raise all-in

ターン/6h

リバー/Qd

二度目のリエントリーはキングスを持っていて、エーシズとぶつかり飛びました。三度目のリエントリーをしたときには20BBもなかったのですが、JJ>QQで勝ってからは流れがよくなりましたね。

4エントリーした理由を教えていただけますか?

トーナメントにおいては実力はもちろん、打席に立つ数が大事だと思っています。どれだけ実力のある方でも、試行回数を重ねないことにはなかなか優勝できません。トーナメントのゲーム性から考えると、試行した回数は優勝への第一歩であり、タイトルを獲得するためにも諦めることは選択肢にありませんでした。

ファイナルテーブルで印象に残っている場面はありますか?

最終的にヘッズアップを戦うことにもなったSYSさんは、やはり印象に残っています。マッチアップしたときに、私がアグレッサーで、CBを打つと彼がコール。私はターンでも何も絡まずチェックバックすると、リバーで相手からベットが入り降ろされる場面が何度もありました。これは明らかに狙われている、リークにつけこまれていると感じましたね。

「ヘッズアップで戦ったSYSさんからのコメント」

前回のJOPT(Shot Clock)のファイナルテーブルで同卓した際は「アグレッシブで気持ちが強い方」という印象でした。今回Platinumで同卓したときはタイトな印象を受け、フローティングを意識しました。ファイナルテーブルで残り3人のときに、彼がオープンして、フロップでCBを打たれターンでチェックされることが多くあり、本物とブラフを交えながらフローティングして、彼を降ろしてポットを獲得する場面が何回かありました。しかし、ヘッズアップになると雰囲気がガラリと変わり、本当に人が変わった印象を受けました。それだけ、タイトルを取りたい気持ちが強いなと感じました。実力の面でも気持ちの面でも完敗でした。

相手に(フロートされて)降ろされていると感じられたとき、どのように対応されたのでしょうか?

ヘッズアップになっても、同じような現象/プレーをしてしまいました。優勝がかかっている場面で(ターンで引き続きベットすることに)ビビってしまったんです。そのとき、自分の中で明確に「プレーを変えなければいけない」と考えましたね。ここからは単純な話で、自分がアグレッサーのときは強いときも弱いときもダブルバレルをしっかり打つように変えました。

ヘッズアップにおいて、ターニングポイントとなったハンドはございますか?

私が優位に立てた記憶のあるハンドはリンプポットでした。

SB(SYS)Ax/Call

BB(HOTOKE) T3/Check

フロップ/KQJ

BB(HOTOKE)/Check, Raise

SB(SYS)/Bet, Call

ターン/A

BB(HOTOKE)/All-in

SB(SYS)/Fold

ターンでストレートが完成し、間を置いてオールインすると(SYSさんは)フォールドされましたね。彼はトップヒットしていたらしいです。

「SYSさんのコメント」

僕がターンでブラフのオールインをして、捕まってしまったのが印象に残っています。今思えばそのときの彼のプレイスタイルはタイトだったので、ダブルバレルを打てるハンドはかなり絞られる。なので、ターンは降りなくてもコールで止めて良かったかなと思いました。事前に「HOTOKEさんは気持ちが強い方でブラフもする」という情報が入っていたのと、ヘッズアップでの彼の勢いもあり、早めにケリを付けたいという思いで焦ってしまった結果、そこが勝負の分かれ目になりました。

SB(HOTOKE)AT/Call

BB(SYS) Q5/Call

フロップ/AQ7

BB(SYS)/Check, Call

SB(HOTOKE)/Bet

ターン/rug

BB(SYS)/Check, Raise all-in

SB(HOTOKE)/Bet, Call

リバー/rug

優勝されたときはどんなお気持ちでしたかになりましたか?

JOPTはとても思い入れのある大会なので、タイトルが取れた瞬間は頭が真っ白になりました。そして、SYSさんとの激闘を一瞬のうちに思い返して握手を求めました。そのあとは思う存分、喜びましたね。私はポーカーで負けて泣いてしまうような人なので、勝ったときは声を出して喜んで、最後は嬉し涙が溢れました(笑)

数々の大会で優秀な成績を収められている強さの秘訣などがあれば、教えてください。

強くなりたい/上手くなりたいという思いがあったので、とにかく人の話をよく聞きました。六本木の「BACKDOOR」で出会った友達をはじめ、名前を挙げるとキリがないくらいたくさんの方の声を聞くよう心がけました。次に、色々な店舗へ遊びに行きました。お店によって集まる人が違えばプレースタイルも異なるので、多種多様な人と一緒にプレーすることで自分を高めた感覚があります。最後に、自分が信用できるコミュニティに属せたことも大きいです。BACKDOORで出会った友達の頭文字を合わせた「STJS」というライングループがあり、当時は毎日のように怒られていました(笑)プリフロップのレンジやリスクマネジメントについて教えてもらうことで、初めてのタイトル(第一回日刊ゲンダイ杯ポーカー最強戦)を獲ることができました。ポーカー最強戦で優勝したあとは Senjyu、tora、しょせまるというプレイヤーから構成された「竹虎塾」に入りました。私より一回り以上も歳下の人たちからバリューやブラフベットの概念をはじめとした基礎を学びました。それまでは感覚的にプレーしていましたが、彼らから期待値プラスのことをし続けるという思考回路を丁寧に教えられたことが次のタイトル(THE BIG 109 -TOKYO CHAMPIONSHIP-)の獲得につながりました。周りからも検証された人たちとともにポーカーを学ぶことが、成長するためのステップだったのかなと振り返ります。

最後に、HOTOKEさんにとって「ポーカー」とは?

私にとって「ポーカー」とは、かけがえのない趣味だと思います。今年で44歳になるのですが、この年齢になると新しい人と出会ったり、目標ができたり、負けて泣いたり、勝ってガッツポーズしたりする機会を得ることはなかなか難しい。大人になるとそういう場面に出くわすことが少ない中で、ポーカーはジャイアントキリングが起きる誰に対しても平等な競技で、夢があるものだと思います。そして、身近でありながら、勉強してみると底が見えないくらい奥深い。やればやるほど難しいですが、もうすぐポーカーを始めて4年目に差し掛かろうとする今も、私を魅了し続けるポーカーはかけがえのないものです。ポーカーを通じて得た目標やコミュニティなど、この競技そのものというよりかはそれを取り巻くものや人が、私にとってのかけがえのないものになってきた実感があります。

HOTOKEさんインタビュー動画もYOUTUBEで公開中

https://www.youtube.com/watch?v=MVWbMujttEo&t=5s

HOTOKEさんTwitter

https://twitter.com/HotokePoker

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