ジュンさんインタビュー

 

Japan Open Poker Tour 2022 Grand Final

Event #14: NLH Platinum Winner

ジュン 選手

 

 

この度はJOPTでのタイトル獲得おめでとうございます。当時はどんな意気込みでご参加されましたか?

正直Platinumのタイトルはかなり狙っていました。海外のトーナメントのように、インマネして大きな賞金を得るわけではなく、国内タイトルはひとつの名誉になるものだと考えています。ポーカーを初めて約2年経つので、そろそろタイトルが欲しいなとは思っていたので、インマネではなく優勝を狙いに行くというプレイスタイルで臨みました。

 

 

 

ポーカーを始められてから2年での優勝ということですが、どういったきっかけでポーカーを始められたのでしょうか?

実はもともとはバカラプレイヤーでして、何年も海外のカジノでバカラをプレイしていたので、ポーカーの存在は知っていました。みんなの盛り上がる姿を見て、楽しそうになんかやってるなと気になってはいたんですよね。そんな中、たまたま後輩にアミューズメントカジノに誘ってもらう機会があり、そこで初めてテキサスホールデムポーカーをプレイしました。その後トーナメントが何なのかもよくわからないままAJPCに出場したのですが、案の定すぐ飛びましたね。もともと1つのことを極めたい性格というのもあって、気づいたらハマっていましたね。
バカラがしたくて通い始めた六本木BACKDOORでも、有難いことに常連のみなさんにたくさんポーカーを教えていただいて、そうやって徐々に交友関係を広げられたのもポーカーの楽しさの1つでしたね。そういう楽しさもあってポーカーをやる機会がどんどん増えていきました。
六本木BACKDOORでは毎日FTをRFID卓で配信しているので、それを店内のモニターで見るだけでも相当勉強になりましたし、それを見ながらシチュエーション別に常連さんに解説してもらったりもしましたね。Youtubeでも配信していてアーカイブも残るので、自分が参加していない日でも配信で上手い常連さんのプレイを見たり、あとから気になったハンドを振り返ったりできたのでそれも自分にとってはいい教材になりました。
座学も一通りやったんですが、座学で見切れない要素をアミューズメントでの経験で埋めていけたのは大きかったです。
そこから自分が日々ポーカーをしていく中で、一番成長のきっかけになったかなと思うのは、昨年末の名人戦でしたね。有名な方も多く、卓にいるときの重厚感、重圧みたいなものをずっしり感じる環境でポーカーができました。SDVあるときのプレイラインだったり、CBの額だったり割と影響を受けて変わった部分が多かったです。

 

 

 

 

トーナメント全体を通してのご感想や、意識していたプレイなどはありましたか?

序盤はリエントリー制限があるとも知らず3回もリエントリーしていて、なかなかついていないスタートだったのですが、偶然にも3回のリエントリーで全部同じシートに帰ってきたんですよね(笑)
あいつ何回飛んでもずっと同じ席に戻ってくるよ、って周りも不思議がっていたと思います。そういう偶然も重なって、今日は何かあるなと感じつつ自分の奪われたチップを回収してました。
中盤はとにかく辛くて、ほぼフォールドしかしていませんでした。僕の右3人がテーブルチップ量のかなりを占めている状況で、左3人はKINGさん、小林さん、シドテツさんというベテラン布陣だったのでやりづらかったです。来る人来る人飛んでいくテーブルで、僕はポジションもなかったこともあり、巻き込まれたくなくてAKくらいでやっとしぶしぶ参加するような状況でした。ほぼ何もしてないに近いですね。
後半は、バブルラインからはプレイが固くなる人に狙いを定めて搾取していくため、積極的にアグレッション高めにプレイしていました。この人が参加して来たら3betしようって決める勢いで、ちょっとずつ崩していきました。インマネではなく優勝するためのプレイにフォーカスしていたのもあったし、中盤の我慢を払拭する勢いで参加していましたね。海外のバカラ経験で大きい額の変動には慣れていたというのもあり、マネープレッシャーも全く感じず平常心でプレイができました。

 

 

 

そのまま順調にFT、ヘッズへと進まれたわけですが、その際印象に残ったことや感想などあれば教えてください。

FT入ってからはセカンドチップリだったのもあって、やりやすかったですね。僕がそんなに積極的に飛ばすというわけではなく、時間的にショートが無理し始める時間帯ということもあって、ヘッズまでそんな目立ったプレイはなかったです。
ヘッズ入ったときのお互いのスタックは500万vs600万くらいで、どっちに転んでもおかしくないような出だしでした。これはロングゲームになるかなと思いきやそんなこともなく、序盤からK9とA3でぶつかり、大きくチップを減らしてしまいました。

K9<A3 ALL-in
ボードA2379

ここから一気に残り6BBになり、しかもBBでアンティも払わなきゃいけなかったので、もうエニハンで決めにかかられる状況になりました。そんな中配られたハンドは39o。でも、お相手がなんとここで27oをショーして降りてくれたんですよね。これを見た瞬間に、あ、これはまだいけるなという気持ちになりました。そこからはフリップ4連勝で優勝までいったので、まあもう運がいいとしか言いようがないのですが、とにかくついていました。
Q3のときは相手からのALL-inはほぼ負けてると思いながらも、もうバカラでいう“流れ”がきてるなと思い、バカラプレイヤーの思考で受けました。

39s>K6o  ALL-in
フロップ 99K
そのままトリップスで勝利。

KQs>AT  ALL-in
ボード87J26
リバーでフラッシュ完成。

Q3>JJ  ALL-in
ボードKA2Q7
ここで相手が残り4BBに。

A5>KT  ALL-in
ボード A5J95で決着。

 

 

 

 

ジュンさんの今後の展望についてお聞かせください。

今はコロナによる渡航規制も徐々に緩和しつつあるので、とにかく今度は海外のトーナメントに挑戦してタイトルを狙っていきたいですね。身近な方々の海外での活躍もみているので、今年は特に積極的に海外トーナメントには参加していきたいなと思います。直近でいうとフィリピンに行く予定があるので、それが楽しみです。本当はアジア圏以外も行きたいのですが、長距離の飛行機移動が苦手なのでそことの兼ね合いですかね。
国内タイトルはやっと一個とれたのでもう満足です!やりきりました!

 

 

 

ポーカーを初めて2年で初タイトルを獲得されたジュンさんから、これからポーカーを勉強される方に向けてアドバイス等あれば教えてください。

GTOを勉強してツールを回すのももちろん大切なのですが、自分の場合はライブポーカーでのプレイを勉強していたので、とにかくすべての状況をよく観察することを心がけています。テーブルスタック、各プレイヤーのプレイラインやアグレッションなどもそうですが、仕草や癖といったテルの部分は特に見ていますし、自分のテルも把握するようにしています。チップの投げ方とか、アクションまでの間隔とかって割とテルが出る部分だと思うので。
トーナメントには参加せず、上手いプレイヤーの挙動を終始観察するだけの日もあったくらいなので、そういった状況や相手、シチュエーションによってベット額やアクションを使い分けるというところの勉強はかなり注力しました。どうやってこの相手を倒すかという攻略の勉強のためにUnknownとプレイしたくて、色んなアミューズに行ってみたりもしましたね。
多い時で週15回ライブポーカーをしていた時もありましたし、やっぱりそういった日々勉強と経験の積み重ねが基本になってくると思います。僕もまだまだ頑張ります!もちろん本業のバカラもね!

 

ジュンさんのTwitterはこちら!
https://twitter.com/junmpoker

JOPT 2022 Grand Final Highlight公開中!
https://youtu.be/0xR91NYxI18

次回JOPT 2022 Tokyo #01は07.15 - 07.18開催!
https://japanopenpoker.com/osaka

______________________________________________________________

世界中のポーカープレイヤーと対戦してみませんか?ようこそGGPokerへ!

https://ggpoker.world

毎日フリーロール!ようこそKKPOKERへ!

https://kkpoker.club/japan

オンラインポーカーの入出金はこちら!

https://pokerstores.asia/

______________________________________________________________

Sengoku