Teraさんインタビュー

KKPOKER LIVE TOKYO 2022 SUMMER
MAIN EVENT 優勝

Tera 選手

優勝おめでとうございます!!1,639人の頂点です!

ありがとうございます!!
優勝した瞬間は本当に自分なんだろうかっていう感覚でしたが、トロフィーを見るたびに「あ、本当に優勝したんだ。」ってなってだんだん実感が湧いてきました。
動画や写真を見返しても「やっぱり自分(が優勝)だったんだ。」ってなって嬉しいです。

でも、いつかは大きな大会で優勝するって思っていました。まずはJOPTのサイドとかでトロフィー取ろうって思ってましたけど、それより前に、しかもこんなに早く、こんなに大きな規模の大会のメインイベントで優勝できるとは思ってなかったです。


いつか優勝するっていう思いはどういうところからでしょう?

ポーカーを始めてまだ3年ですが、自分を下手だとは思ってはいないからでしょうか(笑)。
ライブポーカーが好きで、人を観察して考えるポーカーが得意です。
もちろんGTOをベースにしつつ、相手が何をどこまで考えて、どういうラインをとるのかを考えてそれにアジャストするのが得意だと思っているのもあります。

とはいえ、いつもバッドビートやフリップで飛んじゃうんですけどね、ボードは予測できないですから。
正しいプレーをしても引かれて負けるのはしょうがないですけど、いつか下振れしない日がくれば優勝できるんじゃないかなって確信していました。

お祝いなどはしましたか?

彼女や大学の先輩や同期が応援に来てくれてて、メインイベントが終わった後、僕のおごりで中華料理を食べにいきました。
先輩のうち一人はルキポカのYamatoさんで、朝早くから来てくれて、「俺が朝から応援行くんだから絶対FT残れよ!」と激励してくれて嬉しかったです。

僕がポーカーを始めたのは、応援に来てくれた友人のうちの一人が、3年前に僕たちをカジノ旅行に誘ってくれたことがきっかけなんです。 初めてポーカーをした場所は、マニラです。みんなで一緒にマニラに行って、キャッシュを打ちました。流石にその時は何もわからなかったです。でもビギナーズラックで勝てちゃって、楽しかったです。
そこからポーカーにハマり、日本に帰って来てからヨコサワさんの動画を見たりしてポーカーの面白さに惹かれ、アミューズメントスポットに行くようにもなりました。


ズバリ、強さの秘訣を教えてください!

例えばですけど、嘘をつくと目が左上を向くとか、そんな話あるじゃないですか、ああいうのって実はポーカーにもあるんですよ。

人を観察して、テルを見つける。もちろんポーカーの基本であるGTOは大切ですけど、それに加えて人をみてエクスプロイトするんです。

ボードを見るより、相手を観察していると、ハンドが弱いとかボードに絡んでないっていうのがテルからわかることが多いので、そこを攻めるようにしています。


テルを見抜いても、正しいアクションができなければポーカーは勝てない気がするんですが、座学などもしてらっしゃいますよね?

「座学」と思ってやってはいないですが、海外のライブキャッシュやEPTのファイナルテーブル放送とか観てます。
実は自分は帰国子女で、海外の動画の解説もそのまま分かるので、それはアドバンテージになっていると思います。
友人とハンドレビューをして、どうアクションすべきか、その理由について延々と語ってます。

本戦のお話をお聞きしたいと思います。Day1はいかがでしたか?

出場チケットを持っていなかったのでダイレクトバイインで出ました。Day1A,F,Kと三つも出ました。
まず銀座depokerのDay1Aに出て、最後の2ブラインドのところで20万点位は稼いでいたのに、モンスタードローを滑ってしまったりで飛んでしまいました。
これは通過できるだろうというスタックを築けていたのに、自己嫌悪と後悔で苦しかったです。

ダイレクトバイインは1回5万円と高いですから、諦めようかなと思ったんですが諦めきれず、CLTのDay1Fに出ました。
BBを守ったハンドで自分のツーペアがペアボードで弱くなってしまい、捲られる事故に遭ってしまってこの日もダメでした。

最後のDay1Kの日はカジノバーパラハでプライズマッチをやっていてそちらは1.5万円。安いしそちらに行こうかとも迷ったんですが、諦められずDay1Kのカジノクエストにいきました。
会場がものすごく混んでて、卓に通されてプレイできるまで1時間待たされて、ちょっと疲れてしまいしたがそれでも諦めなくてよかったです。


Day1を通過した時はいかがでしたか

50,000点スタートで40,000点に減らした時に、70bb=35,000点のオープンオールインがミドルポジションから入った状態で僕はBBでハンドはJJ。
コールしたらお相手はAA。そこで5,000点まで落ち込んでしまいました。

今日もダメか…、パラハに行けばよかったなと思いました。笑
もう諦めたくなるような状況ですけど、50,000点の10分の1、つまり50,000円の10分の1だから、まだ5,000円分のチップを持っているんだ。そう簡単には捨てられないと思って、めげずにやれるだけのことはやろうと思いました。

ここからはプリフロップのオールインは一切受けたりせずにポストフロップだけでダブルアップを繰り返して復活することができ、約24万点で通過することができました。
通過できたときは本当に嬉しかったです、諦めなくてよかったです。


Day1通過にドラマがあったんですね!諦めないで進めたDay2は順調でしたか?


約24万点から順調に増やして入賞後、180万点の時にKKでオープンしたらなんと3way allin になってしまいました。
相手は55とKQo、フラッシュボードで、二人ともにフラッシュを引かれてしまい、どちらにも負けてしまいました。カバーしていたので飛ぶことはなかったですが、そこで勝てていたらかなりのビッグスタックになれていたのになぁと、ちょっと残念でしたね。
その時のKQoの方=アミーゴさんは、そこからどんどんチップを増やしてダントツのチップリーダーになってDay2を終了したんです。
そのKKで勝てていればなぁって、思っちゃいましたね。

そのハンドで140万点になってすぐに自分の命運を分けたハンドがきました。
ブラインドは2万/4万 ( 4万 )

UTG Teraさん KsQs オープン 9万

BB 志戸哲也さん c ES 126万

フロップAdJs9s ( Pot 24万 )

志戸さん x/c

Teraさん cb 10万

ガットフラドロの強い状態。

ターン 7c ( Pot 44万 )

志戸さん x/c

Teraさん 120万点のオールイン

もしターンで自分がPot以下のベットをしたら、志戸さんなら強いハンドを持っている場合、チェックレイズオールインを返されると思いました。それをコールすることはできないですが、降りるにはこのハンドは強すぎるため、自分からオールインすることを選択しました。レンジアドバンテージを利用してAヒット、Jヒットをおろすつもりでした。

志戸さん コール ハンドは97のツーペアだった。

やってしまった…と思いました。しかしリバーでAsが出てTeraさんフラッシュで勝利。260万点になりました。今大会で唯一アンダードッグで捲ったオールインでした。

その後フィーチャーテーブルに移動になり、フィーチャーテーブルは下の椅子とは全く違ってふかふかで、気持ちよかったですよ。もうここから離れたくないなと思いました笑。

Day2は480万点での通過になりました。

Day3を前に、優勝予想キャンペーンなどもありましたね。Teraさんの投票もとても多かったです。どのような気持ちでDay2の夜を過ごされましたか?

たくさん応援してもらえて嬉しかったですね。いただいた応援コメントも全部読みました。
緊張とアドレナリンで眠れなかったです。
しかも、金曜日(Day2の前の日)、サイドイベントに出て、そこそこ走っちゃったんですよ。
終電を逃して、家には帰れず、六本木のカプセルホテルに泊まって、寝れたのが夜中の3時。それなのに次の日Day2の夜も寝れませんでした。

また、ご飯も食べる暇がなくて、ドリンクコーナーで提供されていたお弁当だけが、1日で食べたものでしたね。
あの弁当があって本当に助かりました。

他の大会でも是非お弁当は用意していて欲しいと思います。

Day3 、優勝までの道のりを教えてください。

残り17人で2テーブル、セカンドチップリーダーでのスタートでした。
ダントツチップリーダーとなったアミーゴさんとは別の卓でそれが本当に助かりました。
僕の倍はチップを持っていたので、ぶつかりたくないし、アミーゴさんのプレイスタイルが僕は苦手意識があったので。

FTになる少し前、少しスタックが落ち込むことがあったのですが、彼女が応援に来てくれて、その瞬間から急にハンドラッシュが来たんです。QQの時にJJとぶつかることになったりと、本当に彼女が来てくれた途端、僕にツキがむいて来ました。彼女は幸運の女神かもしれませんね。

アミーゴさんは惜しくもFT進出ならず、FTメンバーが決まった時にはTeraさんは約900万点もちのチップリーダーとなっていた。


いつかは優勝すると思っていた大規模トーナメント、1,600人以上の中からFTに進出された時のお気持ちを覚えていらっしゃいますか。

『遂に来たな。』と思いました。この日のためにポーカーをやってきた、と。
FTに入った段階でチップリーダー、このまま順調に行けば勝てると思いました。

Teraさん、ハジメさん共に 600万点もちの時のことです。
ブラインド 7.5万 / 15万 / 15万

UTG ハジメさん AKo open 30万 /4bet allin 600万

CO Teraさん JJ 3bet 90万 / 悩んだが、ここでこのビッグスタックをぶつかる意味はないと思いFOLD

4bet allinされた時、AKだろうなと感じました。ハンドとしては自分が勝っていると思っていましたが、このスタックでギャンブルすることもないと思って降りました。この決断は正解だったと思います。

配信が途切れていたんですが、
AQs (Teraさん) vs KK vs 77の3wayを制して二人ともスクープ、さらにチップは増え1,200万点となりました。

この時、先ほどのハジメさんも同じくらい持っていて、二人でチップリードしていたところで、ハジメさんと再びぶつかり、これが今大会最大ポットとなりました。

残り6人、 ブラインドは 10万/ 20万 ( 20万 )

CO Teraさん  JJ open 45万点 /call
SB ハジメさん 3bet 140万点

フロップ KdJc5s ( Pot 310万 )

ハジメさん bet 100万点
Teraさん call

ターン 8s ( Pot 510 万 )

ハジメさん bet 300万点/call
Teraさん オールイン 950万点

ハジメさんはKsQs トップヒットグッドキッカーフラドロ,TeraさんはJJのセット。

いつもの僕なら引かれるけど、抜けてくれた。

アベレージが500万点の時に、2,400万点の巨大チップリーダーになれました。

このあとはじわじわ攻めて、相手がショートになったところをスクープするといった感じでヘッズアップへ進むことができました。

ヘッズアップのお相手・桂川さんを大きくカバーした状態でスタートしましたね。

ポストフロップに自信があったので、どんなに大差があってもポストフロップを戦いました。得意の相手を見る力で、ずっと桂川さんの観察をしていました。
ボードより桂川さんをじっとみて、弱そうだと思う時はブラフを多用して、相手が強いと思う時にはしっかりと降りていました。(下の桂川さんのインタビュー参照)

ダブルアップされたことも3回ほどありましたがじわじわ攻めて、桂川さんが200万点までへらしたところで、プリフロップオールイン

Teraさん KQs   桂川さん A3o

J56/Q/7

でTeraさんが優勝を決めた。

ありがとうございました。

いつかはすると思っていた優勝を決めることができましたが、どんなお気持ちでしたか。

優勝が決まって、応援に来てくれた仲間が駆け寄ってくれてみんなで抱き合いました。最高に嬉しかったです。

プロのカメラさんに、いい優勝写真を撮ってもらえて、動画の方にもいいムービーを撮ってもらって。あんな経験はなかなかないですもんね。嬉しいものです。

ポーカーでこれから目指すところはどこでしょう。

まずは7月のJOPTの優勝をしたいですね。もう一つ…一つと言わず沢山大きなタイトルが欲しいですね。
とはいえ、いまと同様、会社員をやりながら、ポーカーも続けていきたいです。
年に4回、7連休が取れるのでその連休を大きな大会の日程でとって、思い切りポーカーを楽しむこのサイクルがいいです。
今回のプライズで、来年は連休をWSOPに合わせて参加します。僕がWSOPのメインを優勝したら、日本で1億円フリーロールを開催します!楽しみです。


ありがとうございました!

相手を見抜く力、まさにポーカーは対人心理戦ですね!
来年のWSOP、JOPT共にご活躍を祈ってます!今日はありがとうございました!

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準優勝の桂川さんにもお話をお伺いしました

FTの印象はどうでしたか


皆さん若いプレーヤーでアクションも激しかったです。僕はポットを炊かず慎重にやるタイプなので巻き込まれないようにと細心の注意を払っていました。前回のJOPTも5位で、ポーカーはまだまだですけど生き残ることは得意です。プライズアップがあるトーナメントにおいて、順位をあげるのに一番楽な方法って他人同士がぶつかって自分は何もせずに順位を上げ、無理して飛ぶようなことをしないことが大事だと思います。

スタックが1:8位の差がついてのヘッズアップでしたが、焦りなどはありましたか。

全くないです。
ワンハンドめにAQ>A9sでオールイン勝負になってダブルアップして戦えるようになりました。
Teraさんも慎重なプレーヤーだと思いますので、焦らないでじわじわと最後まで気を抜かずに戦えたと思います。とてもいいプレーヤーさんだと思います。
そのあともう一回ダブルアップできて、最高50BB位持つことができたので、これは行けるかも?とは思いましたね。

勝敗がついた時の心情は?

押されて、スタック差がまたついてしまいました。
スタック差がついたのは、なかなかボードとハンドがリンクしてくれずスタックもないのでアクションで勝てるシチュエーションが少なかったです。
逆に強いハンドの時は降りられちゃうんですよ。お互いフルハウスだったことがあって、リバーのレイズにスッと降りられちゃうんですよ。
自分がトリップス、Teraさんがトップヒットのときも、なぜかスッと降りられてしまう。
僕のハンドの強弱を完全に見抜かれたかもしれないです。
10BB位まで落ち込んでしまい、フリップになって負けた形です。負けて悔しいのはなくはないですけど、大幅にカバーされてる状態から、長く粘れたので、満足しています。

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