Lillianさんインタビュー

■自己紹介をお願いいたします

こんにちは、Lillianです。ポーカー歴は4年半です。専門はNLHキャッシュゲームで、現在はオンラインで6-maxのハイステークスをプレイしています。

■日本代表に選ばれた感想をお聞かせください

今回この貴重な機会に声をかけていただき大変光栄に思っています。私の能力に期待いただけているということであれば、とても嬉しいです。

■LillianさんにとってWSOPとは?

今までトーナメントはほとんど出場したことがないのですが、そんな私であっても知っているのがWSOPです。ポーカーをやっているからには1度は出てみたいという気持ちもありましたし、今回始めての参加ということで、非常に興奮しているところです。ブレスレットについて意識したことは今まで無かったですが、取れるのであれば取りたいと思います。

■オンラインオフライン問わずトーナメントにはほとんど参加されないのでしょうか?

私は4年前にオンラインでマイクロステークスの6maxNLHキャッシュを始めましたが、それから他のゲームはほぼ一切やることなく、ひたすらオンラインのステークスを順番に上がっていくスタイルでプレイしてきました。それぞれのステークスで勝ち越してバンクロールを作って次に行くステップで今はハイステークスに来ましたが、途中でトーナメントに出ることは一切しませんでした。4年半ポーカーをやってきましたが、ほぼその全てがキャッシュで、トーナメントは非常に経験が少ないです。ただ、トーナメントに出るのであればWSOPと思っていました。

■今回ヘッズアップ形式のトーナメントですが、ヘッズアップの自信はいかがでしょうか?

今年に入ってからヘッズアップの勉強も真面目にし始めました。自分なりには分析して練習も十分に積んできたかなと思っています。あとは、今まで6maxで得てきた技術であったり、自分の研究してきた成果というものはヘッズアップにも応用できることはわかったので、そのようなスキルも生かして十二分に戦えるのではないかなと思います。

■今回のトーナメントはアンティが無いので、キャッシュゲームと似た感覚で打てるのではないでしょうか?

そうですね。レーキが無い分少しハンドレンジは異なりますが、一般的に言われるキャッシュとトーナメントの違いに比べると、普段のキャッシュ近い感覚で打てるのがこのヘッズアップトーナメントだと思っているので、そういう点では私にもやや分があるのではないかと思っています。

■ヘッズアップトーナメントに向けて準備していることは何ですか?

それぞれのエフェクティブスタックごとのGTO戦略については一通り理解できたかなと思っています。ただ、実践でどういう相手と戦うかが大きいと思っています。私自身についてはGTOのイメージが強いと思いますが、実際はGTOを勉強した上でエクスプロイトを意識してプレーしていくというのが私がこれまで勝ててきた理由かなと思っているので、相手がどのようにGTO戦略から外れていてそこをこちらがエクスプロイトできるかとういところは相手によって非常に面白い駆け引きが出てくるのではないかと思っています。

■勝つために意識していることはなんでしょうか?

体調や精神面において常に自分のベストな状態でいるということを意識しています。ポーカーに限った話ではないですが、規則正しい生活をしたり食事の栄養バランスを気をつけたり、不摂生なことをしないことは徹底していますし、有酸素運動や筋トレもポーカーで勝つためにやっています。自分にとってベストなゲームができている時とだらだらと惰性でなんとなく打っているときではゲーム内容のクオリティが全く違ってきますし、自分と近い実力の相手と戦っているのであれば自分のベストを出すことがとても重要で、それは意識して生活を整えていかないと得られないものだと思っています。

■今回のヘッズアップトーナメントはどういった戦いになることが予想されますか?

キャッシュゲームのハイステークスで戦う相手は世界のトッププロに準ずる能力を持っていると思いますが、ずっと同じフィールドで戦っているので、名前を見るだけでだいたいどういう相手かがわかるほどにはハンド数をこなしてきました。しかし今回はほとんどの相手が初対戦だと思うので、いかに早く相手の傾向を見抜いてそこに自分の戦略をアジャストできるかというところがかなり変わってくると思います。今回のトーナメントはWSOPの中でもかなり相手のレベルが高いと思いますが、普段戦っている相手のレベル感で十分対応できる範囲だと思っています。

■最後に、ヘッズアップトーナメントに向けて意気込みをお願いします

私は結構負けず嫌いなので、戦うからにはとにかく勝ちたいですね。優勝したいです。目の前の相手を全員倒したいという気持ちです。

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