JOPT 2025 Sapporo #02

#13 NLH Poker Players Championship

はっしーさん

Poker Players Championship 優勝おめでとうございます！
優勝しての率直なお気持ちを聞かせてください！

ビッグタイトルを取ることができて、まずはめちゃくちゃ嬉しいです。一方で、ポーカー歴5年にもかかわらずタイトル未獲得だったので、正直ほっとした気持ちもあります。この数年で実力の向上を実感していた分、なおさらですね。優勝写真は待ち受けにしたいくらい嬉しいです(笑)。

はっしーさんへの愛が感じられる、とても良い優勝写真でしたね！
ここ数年で実力の向上を実感したとのことですが、そのために具体的に何をしていましたか？

強いと思う人の意見を聞くのが6〜7割。残り3〜4割はGTO Wizardを触って学習しています。GTO Wizardを触り始めたのは2年ほど前ですが、本気で取り組み始めたのはここ半年くらい。なかなかタイトルが取れず焦りもあって、“形にしたい”という気持ちが背中を押しました。

トーナメントを振り返って、特に印象に残った場面はありますか？

Day1終盤、テーブルのエフェクティブが約50BBで、全体的に固いテーブルになっていた中、あるプレイヤーが広くオープンして利益を得ていた場面がありました。そこに対して小サイズの3betや4betを広く返し、テーブルを支配させないよう、うまく立ち回れたのが印象的です。
ハンドレンジとしては、AxオフスートやKxスーテッドを高い頻度で3betに回していました。アーリーポジションのオープンに対しても、思い切って3betを当てていきました。アーリーに対しては流石にドキドキしましたが、うまく決まって良かったです(笑)。

優勝できると思ったタイミングはありますか？ある場合は、どんなタイミングでしたか？

ターニングポイントが2つあります。
1つ目はFT開始時点の3BBからの生還。アベレージ33BBのところ自分は3BB。そこからダブルアップとスチールを重ねて一気にアベレージまで戻し、そのタイミングでチップリとKK vs AKでぶつかって一気にチップリに。あの瞬間はさすがに流れを感じました。
2つ目は、僕が特に注意していたプレイヤーが早い段階で飛んだ時ですね。先ほどのチップ爆増も相まって、場の傾向としても良い流れになっていると感じました。

苦しい展開を乗り越えての優勝だったんですね！
FT開始時点で3BBとのことですが、何が起きたんですか？

順位アップによるプライズ変動が大きい状況で、純粋に耐える展開となったからですね。ICMの観点からもオールインできないハンドが続き、ブラインドで削れていきました。

なるほど。もどかしい気持ちになりますね。
徐々にスタックが減ると気持ちにも影響しそうですが、そこはどう向き合っていましたか？

その時は特に影響なく、落ち着いてフォールドできていましたね。
以前なら8BBや6BBで焦ってプッシュしてしまうこともあったのですが、ショートスタックの価値を座学で理解してからは、自信もってフォールドを選べるようになりました。

数年の実力の向上を感じるポイントですね！
FT に入ってから変化はありましたか？

他テーブルでの飛びで順位アップの可能性がなくなるため、耐える価値が下がり、スタックを増やす必要性が上がる、その観点で必要なアクションを選んでいました。
それ以外は特に変わりはなく、落ち着いてプレイできたと感じています

ヘッズアップはいかがでしたか？

最初はスタック差7:3のリードで始まりましたが、ややパッシブな選択が続いてしまい、ズルズルと削られて逆転されました。
「優勝できる」と意識しすぎ、本来3betした方が良いハンドをコール止めしてしまうなど、思い切ったプレイができていませんでしたね。手元が震える瞬間もありました。
そんな中、後ろで応援してくれる仲間の声や、LINEの通知が背中を押してくれました。そこからは気持ちを持ち直すことができ、アグレッシブなプレイができました。
ヘッズアップを勝ち切れたのは、他でもなく、みんなのおかげです

皆さんとてもあたたかいですね…！
そんな応援してくれた方々との関係性をお聞かせください！

いつも一緒にポーカーをして、時にはそれ以外にも遊んだりする、大切な仲間達です。
自分のトーナメントがあるのに、壇上まで応援の言葉をかけにきてくれたり、会場にいない仲間もグループLINEで応援してくれたりしていて、とても胸が熱くなりました。「君ならマジであるぞ」「これ優勝するじゃん」と、1つ1つの言葉が心を支えてくれました。

ハンドを捨ててまで応援しにきてくれるなんて、素敵すぎますね！
壇上のインタビューで、涙を流していたシーンが印象的でした。涙が出た“引き金”になった言葉や記憶をお聞かせください

色々な感情が混ざり合っていたのですが、1番の引き金は仲間が祝福してくれている姿を見た時でした。インタビューが始まった段階では優勝した実感があまり沸かなかったんですよね。仲間の話を振られた時にそちらを見たら、優勝の実感と、素晴らしい仲間に恵まれていることを改めて感じて涙が溢れてきました。その瞬間は本当に幸せでしたし、後日LINEを読み返してまたグッときましたね。

聞いてるこちらも感動してくるエピソードですね…！
優勝してからの周囲の反応は変わりましたか？

普段面識がある人からある程度実力を評価してもらえるようになりました。また、面識が無い人からも良く声をかけていただく機会が増えてとても嬉しかったです。
当日の内に祝勝会してもらえたり、ESPERANZAさんにゲストとして呼んでもらえたり。今週末はBBQでお祝いの予定もあり、たくさんお祝いしてもらえてます。

今回、JOPT Sapporoに参加したきっかけはなんですか？また参加しての感想をお聞かせください。

一種のお祭りのような感じで、仲間達と楽しめたら良いかなという気持ちで参加していました。まさか優勝することになるとは思ってもいませんでした。
後は、仲間の結果に一喜一憂できるのはアミューズとはまた違う楽しさがありますよね。自分が応援に回ったトーナメントもあり、Good Game 500で仲間が優勝した時は本当に熱かったです。
素敵な思い出をくれたJOPTにはとても感謝しています。

私どもとしても、たくさんの感動をいただき感謝しております！
今後の目標や挑戦したいことをお聞かせください！

今まで参加できなかった国内ハイローラーにチャレンジしてみたいと思っています。また、機会があれば海外のトーナメントにも行ってみたいと思います。

最後に、この優勝の気持ちをどなたに一番伝えたいですか？

もちろん普段一緒にやっている仲間たちです。JOPT前からずっと応援してくれていました。改めて、「ありがとう」を伝えたいです。

ありがとうございました！
はっしーさんの今後の活躍を応援しております！
そして、これからもポーカーを通じて、仲間と素敵な時間をお過ごしください！

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