
APT JEJU SOUTH KOREA 2025
#44 NL - Hold'em - Sponsored by JOPT
Tomoya Nakanishiさん
NL - Hold'em - Sponsored by JOPT優勝おめでとうございます!率直な感想をお聞かせください。
今回が初めてのAPT、そして初めての海外トーナメントでした。アグレッシブなプレイヤーが多い中で優勝できたことをとても嬉しく思います。これまで日本ではJOPTに何度か出場してきましたが、海外の初舞台で初優勝を飾れたことは大きな自信につながりました。
初出場で初優勝、素晴らしいですね!おめでとうございます。では、中西さんのポーカー歴と、ポーカーを始めたきっかけを教えてください。
2年10ヵ月ほどです。友人と銀座で食事をしていた際、煌びやかな外観のアミューズメント施設に惹かれて入店し、初めてポーカーを目にしました。その場の雰囲気に魅了され、友人と一緒に始めたのがきっかけです。
ポーカーに本格的にのめり込んだきっかけやタイミングはどんな時でしたか?
最初は右も左も分からないままプレイしていましたが、アミューズメントで出会った方がポーカーを真剣に考えており、その姿に刺激を受けました。ポーカーには想像以上に奥深い世界があると知り、無知のまま続けるのが嫌になったのです。もっと理解を深め、同じ視点で共感し合えるようになりたいと思ったことが、本格的にのめり込むきっかけでした。
普段どのようにポーカーを勉強していますか?おすすめの勉強法があれば教えてください。
普段は、師匠的な存在の方や仲間と一緒にハンドを振り返る時間を大事にしています。終わったあとに「あの場面どうだった?」って話すことで、自分では見えてなかった部分に気づけたり、新しい考え方を学べたりします。それに、勝負に向かう姿勢やメンタルの保ち方まで学べるのがすごく大きいですね。
理論面では「GTO Wizard」をよく使っています。自分のプレーを最適解と比べて分析できるので、どこを直せばいいのかがすぐに分かるのが便利です。特にトーナメント後半ではかなり役立っています。
結局のところ、理論を学ぶだけじゃなくて、それを実戦で使って振り返ること。そして信頼できる仲間と意見を交わしながら続けていくことが、一番の上達方法だと思います。

一緒に振り返りができる仲間がいると心強いですね。中西さんは、普段どのエリアでプレーすることが多いですか?また、よく行く店舗があれば教えてください。
普段は東京・新橋店の「PukuPuku」に行くことが多いです。トーナメントに出るときは、系列の「PukuPuku赤坂店」にもよく足を運んでいます。自分はシーシャが好きなのですが、シーシャを吸いながらポーカーを楽しめる場所って実はあまり多くないんですよ。その中でPukuPukuは数少ない貴重な空間だと思いますし、スタッフの方々のホスピタリティも素晴らしくて、いつも心地よくプレーさせてもらっています。しかもシーシャが本当においしいんです。リラックスできる空間でありながら真剣にポーカーも楽しめる、僕にとって特別な場所のひとつです。
ポーカーのお店が、中西さんにとってリラックスできる特別な場所になっているんですね。では、今回のトーナメントで印象に残っているハンドや展開はありますか?
印象に残っているハンドは、バブルが明けて残り25人の場面です。UTGから2,5BBのショートオールインが入り、自分はUTG+1で7BB、手元はQJsでした。このときは状況的に入れざるを得ないと判断しました。UTGは次のブラインドやアンティで削られる前にオールインせざるを得ず、レンジは広いと予想しました。また、自分がオールインすれば後ろのプレイヤーは3WAYを意識してレンジをかなり絞らざるを得ない。そう考えるとフリップ勝負に持ち込める可能性が高く、QJsなら十分戦えると思ったんです。ただ、それを見透かしたかのようにBTNの15BBを持ったフランス人プレイヤーが冷静にコール。ショーダウンするとUTGがA9o、BTNがAJo、そして自分はQJs。フロップでAが落ちてボードは4A4、「もう終わった」と心が沈みました。ところがターンでQ、そしてリバーでもう一枚Qが落ち、まさかのトリップス完成。会場中がどよめき、同卓のプレイヤーも驚きの表情でこちらを見ていました。「戦略的に正しい判断をしたうえで、それでも読まれていた悔しさ」と「絶望から奇跡を引き寄せた高揚感」が一度に押し寄せた瞬間で、今でも鮮明に覚えているハンドです。
それは印象に強く残りますね!優勝を意識し始めたのは、どのタイミングでしたか?
ファイナルテーブルで残り5人になった時のブレイクのタイミングでした。自分は約27BBを持ってチップリーダー、セカンドチップリーダーが22BBほどのスタックで、しかも相手も実力あるプレイヤーでした。その状況で師匠的な存在の方と戦略を話し合い、「ショートスタックを無理に飛ばそうとせず、いかにセカンドとぶつかる形を作るか」という方針を立てました。特に5位が賞金約13.8M KRW、優勝が約45.3M KRWという大きなペイジャンプがある中で、セカンドにとっても無理にリスクを背負って戦うのは難しいだろうと考えました。そこで、セカンドがBBの時には積極的にプレッシャーをかけ、自分がSBやBBではショートとの衝突を避ける戦略を徹底しました。実際にその通りショートがセカンドとぶつかりスタックを削り合い、その後に自分がセカンドからチップを奪う展開を作れたことで、「本当に優勝できるかもしれない」と意識しました。

ファイナルテーブルで特に印象に残った対戦相手や場面はありましたか?
そのセカンドチップリーダーとの駆け引きが一番印象に残っています。実力あるプレイヤーだからこそ一筋縄ではいかず、常に緊張感のある状況でした。特にICMを強く意識しながら、自分がいかにプレッシャーをかけ続けられるかが勝負の分かれ目だったと思います。ペイジャンプを背負った状態で相手が少し下がらざるを得ない状況を作れたのは、今回の優勝に直結する大きなポイントでした。結果として、相手のスタックを削りつつ主導権を握れたことが、最も印象的なファイナルテーブルでの場面でした。
優勝を家族やご友人に伝えたとき、どんな反応がありましたか?
優勝を伝えたとき、一番身近で支えてくれている存在が、自分のことのように大きな声で喜んでくれました。その反応を聞いた瞬間に「あ、本当に優勝できたんだ」と実感が湧き、ここまで支えてもらったことへの感謝の気持ちが込み上げました。また、ポーカー仲間からは「本当にすごい!」「やっと結果が出たね」といったメッセージが届き、共に切磋琢磨してきた仲間だからこそ分かち合える特別な喜びを感じました。応援してくれる大切な人たちから祝福の言葉をもらえたことは、自分にとって最高の瞬間であり、これからの挑戦に向けて大きなモチベーションになりました。
最後の勝負では、ご友人がすぐ近くで見守っているのが印象的でした。「これからの挑戦に」とのことですが、他の海外大会への挑戦などはお考えですか?
今回はAPTのサイドイベントで優勝することができ、自分にとって大きな自信になりました。現時点で具体的に予定している大会はありませんが、また必ず海外の舞台に挑戦したいと思っています。将来的には、WSOPやEPTといった世界最高峰の大会に立つことを大きな目標にしています。次に挑戦する時には「勝ち負け」だけでなく、自分のプレーに納得できるかを大事にしたいです。APT JEJUで学んだことを活かし、冷静に状況を判断して一手一手を丁寧に選択していくことを意識しています。その積み重ねの先に結果がついてきて、いずれ世界の舞台で胸を張って戦えるようになることが理想です。

今回のトーナメントのプライズには、JOPT 2025 Tokyo #03の「Crown」と「Millions」への招待バウチャーがついています。意気込みをお願いいたします。
「Crown」は今回が初出場になります。限られたプレイヤーしか参加できない特別な舞台に挑戦できることを、とても光栄に感じています。実力者ぞろいのハイローラー戦なので厳しい戦いになると思いますが、初めての挑戦だからこそ一手一手を大切に、自分のプレーをしっかりとぶつけたいです。
「Millions」には2025年4月に出場し、その際にインプライズに進むことができました。規模の大きな大会ならではの熱気や、多人数戦のダイナミックな展開を肌で感じられたのは大きな財産です。次回はその経験を活かして、さらに深いラウンドまで進めるよう挑戦したいと思います。
どちらの大会も、自分にとって大切な経験となり、成長につながる機会だと考えています。プレイヤーの皆さまと最高の時間を共有できることを心から楽しみにしていますし、もし同卓することがあれば、ぜひ気軽に声をかけていただけたら嬉しいです。
ポーカー初心者の方、 これからJOPTでの優勝を目指すプレイヤーや、応援してくれるご友人・ファンの方々にご自由にメッセージをお願いします。
初心者の方にもぜひ、自信を持ってテーブルに座ってほしいです。勇気を持って自分の判断を信じることが、勝利への一番の近道だと思います。もちろん簡単な道ではありませんが、努力を続ければ誰にでもチャンスは訪れます。僕自身もまだ挑戦の途中ですが、一歩ずつ積み重ねてきたことで今回の優勝にたどり着くことができました。
このインタビューを見てくれている方の中には「自分には無理かもしれない」「まだ早いんじゃないか」と感じている方もいるかもしれません。でもスタート地点はみんな同じで、最初から完璧にできる人はいません。大切なのは一歩を踏み出す勇気と、自分を信じて挑戦する気持ちです。
もしこのインタビューをきっかけにポーカーを始めたり、さらに挑戦してみようと思ってくれる人がいたらとても嬉しいですし、いつか同じテーブルで対戦できたら本当に楽しみです。その時はぜひ全力でぶつかり合いましょう。
最後に、この優勝は決して自分ひとりの力ではなく、支えてくれる存在やつながりがあったからこそ達成できたものです。これからも慢心せず、挑戦者として成長を続けていきます。
中西さん、素敵なメッセージをありがとうございました。改めて優勝おめでとうございます!これからも応援しております。

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