Mystery Bounty優勝 Dogpapaさんインタビュー

JOPT 2024 Grand Final

NLH Mystery Bounty Winner

Dogpapa選手

Dogpapaさん、Mystery Bounty優勝おめでとうございます! 優勝した時のお気持ちについて教えてください。

優勝した時の気持ちは正直やっと終わったなという気持ちでした。 FTの最初は緊張感とワクワクで高揚していましたが、時間と共に落ち着いて、優勝して自身のお店にトロフィーを飾る という目的に集中しました。 FTはもちろん皆さん真剣なのですが、時折アミューズメントのように談笑する瞬間などもあり、楽しかったです。

では見事にその目的を達成されたのですね。素晴らしいです。 トーナメント中はどんなことを意識していましたか?

僕は10年くらいポーカーをプレイしていますがハンド運が強い方では無いと思っているので、カードが来ない時のプ レーにどのような作戦で参加するかを常に考えていました。ハンドが来ない時にも焦らず、これまで通りのレンジを守って強いハンドで参加して勝つということを意識していました。
あとはテーブルに座ってる方たちの動き、プレースタイルなどのいわゆる "テル"を見逃さないよう集中しました。テルを読むのは得意というわけではないですが、僕と相性の悪いプレイヤーを特に危険視して、注意深く観察しました。

トーナメントの序盤〜中盤〜後半にかけてどのような展開でしたか?

トーナメントの前半はあまり良くなかったです。広いハンドレンジでたくさん参加してしまいチップを失いました。強いカードが来ても降りられてしまったりして噛み合わなかったです。半分失ってから中盤まではとにかく増やす為頑張りました。BB数で考えたらまだまだ焦る場面ではないので、ひたすら耐えていました。 中盤はたまに良いハンドが来た時Maxバリューを取るようなプレーをしていました。例えばスタックが10BB以下の人と ぶつかった時はオールイン勝負になる様にしていましたね。後半はday2に進出に向けて安全なプレースタイルに変更して、チップを守りながら増やす作戦にしました。
そして後半1の4〜15レベルでショートスタックのオールイン勝負を良いハンドで受けることができて、相手からチップを得ました。運がよかったです。Day 1は全体6位で通過しました。


辛抱強くポーカーをされていたのですね。

そうですね。ハンドがなかなか来ないと「もうこのカードで勝負してしまおう」とプレーしてしまう方もいると思います。なぜ僕がハンドを待つかというと、韓国のプロプレイヤーであり僕の後輩のkomoに「オールインはもっと良いカードで勝負するものだ」と言われるからですね。 もちろんBB/ANTIに耐えられないほどになれば待たずに勝負しますが、できれば良いカードが来るまで待っています。

印象に残ったハンドなどあれば教えてください

印象に残ってるハンドはFTのA5oでした。僕は余り好きでは無いハンドなのですが、3WAYならばAxは可能性がありそうだなと思い、思い切ってオールイン勝負をしました。QQにコールされて「あ、これ負けたな」と思ったのですが、Aが落ちて勝ったんです。本当に運がよかったです。初めての逆転勝利だったと思います。 ただ、ハンドがハンドだったのでQQの方にはすみませんと何回か謝りましたね。 その勝利からチップが皆さんの2倍くらいになって安定したプレーができるようになりました。

ヘッズアップはいかがでしたか?

ヘッズアップは長く無かったです。10倍以上の差があったので、僕は広いハンドレンジでオールイン勝負を行いました。大体6:4勝負なので戦えるカードは全部参加しました。

かなり差のある状態でのヘッズアップでしたね。さてここで3位入賞された たなか3さんからコメントをいただいたのでご紹介させていただきます!たなか3さん、Dogpapaさんの印象やプレイスタイルはいかがでしたか?

FTでしか同卓しなかったのであまり印象をつかめなかったのですが、ベット頻度が高い印象があり、アグレッシブなプレイヤーだと思っていました。そしてベットレンジが広いと考えていたため、いつもよりレイズを増やすように意識していました。

最後にDogpapaさんへ何かコメントがあればお願いします!

Dogpapaさん、優勝おめでとうございます。またどこかで同卓しましたら、よろしくお願いします!


たなか3さん、ありがとうございました!
さてDogpapaさん、優勝後何か変わったことはありましたか?

優勝後変わった事はあまり無いですね。逆に今はダウンスイングになりました。SPADIEの大会に参加しましたが、4-5 時間酷いカードばかりで何も出来ず終わりました。10以下のオフスートのカードしか見ていません。AxもA6までしか 来なかったです。今まで1番酷かったですね笑 なので最近はアミューズメントにあまり遊びに行っていないです。ダウンスイングがきている時は休み、運が良くなってきたらまたプレーします。(笑)

ポーカーを始められたきっかけはなんですか?

ポーカーは子供の時から知っているゲームでした。しかしその当時行っていたのは少し違うゲームルールのポーカーでした。 Texas holdemに出会ったのは僕が留学しているときにTV番組でWSOPとEPTを偶然放映しているところを目にした時でした。こんなゲームがあるんだ、面白いなと思いました。しかしその時はプレーできる場所を知らなかったんです。別のビジネスを進めていく中で、友達とお酒を飲んだ際に偶然韓国のアミューズメントの看板を見つけ、韓国でもこのゲームができるのだと参加して、友達と私でその日1位2位になり、面白くなりました。その日から僕は色々とリサーチして韓国でのアミューズメントポーカービジネスをスタートさせました。

プレイする頻度はどのくらいですか?

韓国では自分のお店を持っていたので毎日プレーをしていました。お客さんと仲が良かったのでお付き合い的な意味でも参加しており、JOPTも後輩などを呼んで一緒に参加したりしていました。今後も来るかもしれません。日本では良いなと感じるサテライトやトーナメントがあれば参加してます。週3回くらいですね。

ポーカーはどのように勉強されていますか?

昔は本読んだり、海外のプロ達の動画見たりして勉強していましたが、自分たちのランクと違うプレーをしていることもあるなと思っています。なので今は大事な場面だったプレーをもう一度復習し、セルフフィードバックをしています。あとは仲間達との議論ですね。

韓国のポーカー事情を教えてください

今韓国国内のポーカー環境はあまり良く無いというか、難しい場面に立ってるところです。以前は大型大会も多く開 催されており、アミューズで行う大会も毎日ありましたが、それが毒になりましたね。今韓国政府はこの業界を厳しく見ているので、今は良い環境に変化しようとしている途上です。KSOPなどもまだ残っているので、良くなると思いますよ。なので大型大会を求めて韓国からJOPTに参加する方も結構います。東南アジアや台湾に行く人も多いですね。


日本のプレイヤーと韓国のプレイヤーでプレーに違いはありますか?

ありますね。日本人はリンプインするプレーが多いと感じます。最初は適応するのが本当に難しかったです。このハンドはきっと3BET,4BETしているだろうと思っていたものがショーダウンで出てくることも頻繁にありました。
違いの理由はデイリートーナメントで採用されているスタック数が影響していると僕は考えます。日本では大体3-4万スタックでスタートするお店が多いです。でもそのスタックはブラインドと参加する人数とは合わな いと思います。だからリンプインも多いしアグレッシブなブレーが少ないと思います。反対に、韓国ではディープスタックで開催されるトーナメントが多いので、3BET4BETが飛び交うようなアグレッシブな プレーが多いですね。

他に海外でプレイされたご経験などありましたら詳しく教えてください

台湾や東南アジアでの経験ですね。 国によってプレーのスタイルが違いますね。中国の方はAが好きで、Axは4BETにも果敢に挑んでくるような印象があります。アミューズメントポーカー事業をもっと良くするため、今後視察や交流も兼ねてプレーしに行く予定です。1人ではこの業界を作っていくことはできませんから、協力していきたいです。

これから挑戦したいことはありますか?

ポーカーをやってる方は皆同じだと思います。WSOPへの挑戦ですね。 最初はサイドトーナメントからメインに参加する事です。そのために勉強も大事ですが、体力、メンタル管理もより強く作らないといけないと思っています。海外のポーカープロの方のルーティーン動画をみたのですが、その人はトーナメント前からのメンタル管理、体力作り、勉強など全て行っていて衝撃を受けました。トーナメントは体力勝負なところがあるじゃないですか。一日10時間以上座ってプレーできる体力をつけないといけない。 なので僕もそれらの準備ができたら挑戦しようと思います。

Dogpapaさんにとってポーカーとはなんですか?

ポーカーは友達です。 喧嘩しても会うしか無い奴という感じ。またはビジネスパートナーですね。ポーカーを通じて友達もできますし、ビジネスでも色々なものをくれる。そんな存在です。

新しくポーカーを始める方に向けて伝えたいことはありますか?

日本のアミューズメントで若者がプライズ関係なく、楽しんでプレーをしている様子を結構見ます。韓国ではプライズ がないとあまりプレーする人は多くない印象があったので意外でした。その気持ちを失わずにいることが重要です。今 後その人たちにも下振れや実力の壁などが立ちはだかったり、プレーを否定されることもあると思います。その瞬間苦 しいかもしれないけれど、ポーカーは良いことをもたらしてくれることがあ流ので、とりあえず楽しく味わう事です。 その上でポーカーのマナーを守る事とポーカーの魅力を得て欲しい事です。

Dogpapaさんが新しくオープンする「BIGBOSS JAPAN」(神楽坂)はどのようなお店になっていくのでしょうか?

トーナメントの勉強をたくさんできるような場所にしたいですね。ゆくゆくはお店で勉強した人たちでチームを作って、大きい大会に参加したりできたら良いなと思っています。僕は韓国の市場なども利用することができるので、何か楽しいことができたら良いなと思っています。韓国からも良いプレーヤーが遊びに来てくれると思いますので、グローバル なスタイルを日本にいながら学べるので新鮮な環境で勉強できると思います。 トーナメント設計も、後半がターボにならないようなブラインドにしたいと考えています。他にも色々と面白いトーナメントを企画しますので、みなさんぜひ遊びに来てください。

見事トロフィーを獲得し、自身のお店に飾るという偉業を成し遂げたDogpapaさん。韓国と日本のポーカーの架け橋となりそうですね。 そんなDogpapaさんが手がけるお店、BIGBOSS JAPANは7月にオープンします。みなさんぜひ遊びに行ってみてくださいね!

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