Japan Open Poker Tour 2022 Tokyo #01 NLH Platinum Winner ジュンさんインタビュー

 

Japan Open Poker Tour 2022 Tokyo #01

NLH Platinum Winner

ジュン 選手

この度はNLH Platinum2連覇おめでとうございます。2連覇という偉業を成し遂げられた今のお気持ちを率直にお聞かせください!

もちろんうれしいのですが、まさかこんなことになるとは思ってなかったのと、またインタビューしていただけると思ってなかったので、もう記事にできるようなネタがなくてせっかく来ていただいたのに困ってます(笑)

 

前回の優勝からどのようにお過ごしになられましたか?やはりプライズも海外トーナメントへの足掛かりにされたのでしょうか?

 

いや、プライズは全然使ってないんですよ。海外渡航は基本いろんな招待で行けるので使わないんですよね。タイミングをみて大事に使わせていただこうと思います。
前回のJOPTの後はありがたいことにいろんな方にお祝いの言葉をいただいたり、祝勝会も開催していただき、日頃お世話になっているみなさんに囲まれていい時間を過ごすことができました。
そのあとは海外のトーナメントにもちょこちょこ参加していました。直近で言うとAPPTマニラに参加したのですが、キックオフ1発目のトーナメントでインマネすることができました。ただそのあとのスーパーハイローラーはレベル1の間に打ち合って全部ひかれて、500BBくらいのディープスタックだったのですが、参加2ハンドで飛んでしまいました。
そのあとメインに出場してなんとかDay2までいったのですが、インマネ前に飛んでしまいましたね。その時はバカラに熱中しすぎて、全然切り替えもできてなくて、あんまり覚えてないです(笑)ポーカーだけやっていればいいのにって自分でも思うのですが、会場がカジノなので他のゲームも楽しみたくなっちゃいます!
そのあと最後にスーパースタックというメインと同じ40分ブラインドのイベントにも出たのですが、そこではFTまでいって6位で終わりました。有名プレイヤーや知り合いとたくさんプレーできて、それなりにインマネすることができたのでいい海外経験になりました。

 

前回のインタビューでは国内タイトルより海外タイトルを狙いに行きたいとおっしゃっていましたが、今回もNLH Platinumに出場されたきっかけがあれば教えてください。

 

ちょっと会場をのぞきに行こうかなくらいの軽い気持ちで立ち寄ったんですよね。その日ちょうど韓国から帰国した日で、家に帰って一息ついて、みんな何してるんだろうなんて思いながら、ポーカー情報を調べていたらちょうどJOPTが開催されていました。アミューズに行っても人少ないだろうなってことに気づいて、暇だし行ってみるかくらいの気持ちで会場に足を運びました。まさかこんなに残ることになるとは思ってなかったので、だいぶラフな格好の写真が残ってしまいました(笑)

 

今回のNLH Platinumに出場された感想や、全体を通して印象深かったスポットなどあれば教えてください。

3回リエントリーした前回とは違って、今回は1回もリエントリーせず、大きく減らすこともなかったです。遅めにエントリーしたのですが、前半めちゃくちゃチップを持った状態で走れたので比較的楽にプレーすることができました。普段仲のいいHOTOKEとも同卓して、Jトップヒットでベットされ続けたんですが、自分のハンドが74にも関わらずターンでストレートが完成してしまいました。ありがとなってコールしときました(笑)仲がいいからこそできた会話ですしリスペクトがないわけでなく、たまたまラッキーできただけです。
最大のラッキーはAT>AJですね。しんごさんと4betだか5betだかのALL IN合戦でした。スタックもふたりともアベレージ上で結構持っていて、ちょっと自分がカバーしているくらいの状況でした。それまで僕もレンジ広めでプレーしていたので、3betで降ろせるじゃないかって思われていたと思うのですが、4betかえしたらとんでもない額先入れで返ってきちゃったので、だいぶきつかったですね。でも僕も半分くらい入れちゃっていたので、ここでスチールされたらかなりのスタック差でテーブルチップリになってしまうし結構厳しい状況だったのですが、よしでたとこ勝負!ってコールしたんですよ。結果Tヒットで勝てて、そこからはずっとFT残り3人になるまでチップリーダーの状態が続いていました。

FTに入ったときもアベレージが90万点ちょっとくらいだったのですが、自分だけ230万点くらいもっていたので、危なげなくプレーできましたね。前回のバブルラインからFTにかけてはかなり圧をかけてアグレッシブなプレーラインを取っていたのですが、今回は真逆というか、本当に安定した流れでFTまでたどり着けました。ただ最後3人になってからはかなりチップも行ったり来たりを繰り返していて、チップ量最下位になった瞬間もありました。そこで3位になられた女性のプレイヤーさんがいらっしゃったのですが、その方は結構記憶に残っていて、固くプレーしているなってときもあれば結構自分の想定レンジから外れたハンドも飛び出してきたりして、ミステリアスな印象だったので結構警戒しながら打っていました。なんていうんでしょう。なんとなくリーディングに確信がもてない怖い印象といった感じでしょうか。

覚えているシチュエーションで言うと、相手方がQQでオープン、自分がAxでコール、フロップKハイボードの時があったのですが、QQのCBにAハイでコール、ターンラグのチェックチェック。リバーのベットにレイズを返したんですよね。ありがちなシチュエーションなんですが、ターンでKがあたっていたらターンも引き続き打ち出してもいいのかなというのと、CBも結構安かったのでポケットくらいで読んでいたのがレイズの理由なのですが、その時にかなり悩んでQQをフォールドされていたので、丁寧にプレーされる方なんだなと思い、そこから時折セミブラフをまぜつつ戦略を組み立てていきました。かっこよくいえば短時間にアジャストすることがうまくできたってことでしょうか。


最後の方とのヘッズアップも、スタック差が9対1くらいの状況だったので、特に戦略であったり自分から仕掛けるということもなく、当たったもん勝ちみたいなところがありました。相手方のALL INに全部コールしたのですが、3回連続でフリップ負けて結構盛り返されてしまいました。それでもまだ自分がカバーしている状態で、4回目のALL INにコールしてようやく勝てたという流れだったので、ホッとした優勝の瞬間でした。前回優勝時のラストハンドと同じA5で決着でした。
ラストハンドはA5>A7。ここで負けたらかなり厳しいチップ差になるという場面だったのですが、フロップ863、ターン9、リバー7で、伸びて伸びて最後下ストっていう奇跡みたいな状況でした。相手方の方の周りにいらした応援の方々もみんな7を呼び込んでいて落ちた瞬間喜んでおり、ストレートには自分しか気づいてなくて。自分の周りも何人かは応援で残ってくれていたのですが、同じく「ああ7落ちちゃった~」みたいな雰囲気で、自分一人だけよっしゃ!優勝!と思って手上げていたのが、間違えて喜んじゃったのかと恥ずかしい感じで決まったのを覚えています(笑)それも含め、今回も楽しい思い出になりました(笑)

 

最後が前回優勝と同じハンドなんて運命的ですね。ご自身で今振り返って、今回の優勝のターニングポイントや勝因はどこにあったと思われますか?

やっぱりしんごさんとの1ハンドでした。あと今回は、前回と違ってタイトルを狙うぞと意気込んでいたわけではなかったので、精神的にもいつも通りリラックスしてプレーできたことが大きかったかなと思います。韓国帰りで髭もそらず爪も切らず来たくらいだったので(笑)でも韓国で寝ずに夜通しバカラしてた後なのに、よくそんなリラックスできたなって、今思うと自分でも不思議です。

 

そんなドラマチックなラストハンドで驚異の2連覇という偉業を成し遂げられたジュンさんですが、今後の目標等あればぜひお聞かせいただけますでしょうか。

実はプラチナムってPPCとスケジュールが被ってるので、人数分散されるんですよね。ラッキーが多く重なったサイドイベントですが、ここまできたら3連覇目指します!また次回も出場させていただきたいと思います。あと次回のJOPTと近いのですが、韓国で行われるAPT仁川にも参戦する予定なので、いい結果が残せるよう頑張ります!


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JOPT 2022 Tokyo #01 Highlight公開中!
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