2012年 MPC(Macau Poker Cup)6,000HKDイベントチャンピオン イチノセ  コウセイさん

 

MPC
Kosei Ichinose
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イチノセ  コウセイさん 2012年 MPC(Macau Poker Cup)6,000HKDイベントチャンピオン オンラインでのスクリーンネーム「shinbunshi」の方が有名 オンラインポーカーで$941,283.52稼ぎ出しており(2012/6/23時点) 最も強いとされているSUPER NOVA ELITEの称号を持つオンラインプロプレーヤー。

主な戦績

2012年 MPC 6,000イベント 優勝 $192,500HKD

2008年 British Columbia Poker Championships 23位 $8,201

2012年 WSOP2012 Main Event No-Limit Hold’em 400位 $28,530

2012年 WSOP2012 #53 No-Limit Hold’em 118位 $4,445

2012年 WSOP2012 #56 No-Limit Hold’em 72位 $7,328

Online Total Won $941,846

オンラインの主な成績
2010年WCOOP(World Championship of Online Poker) PLO$2000 sixMaxトーナメント 32,000ドル獲得 Sunday Rebuy$109ドルトーナメント 38,000ドル獲得。 The Big $109 優勝 $25,000獲得。 The Big $162 優勝 $20,300獲得。 その他、多数の入賞を果たしている。 shinbunshiの名前の由来は、言葉遊びであり日本人って分かる名前にしたかったし、 海外に住んでいたので、日本人に気がついてもらえる名前にしました。 アバターは笑ゥせぇるすまんの喪黒 福造にしています。

 


-- オンライントーナメントで、高額賞金を獲得されましたね --
「The Big $109」優勝「The Big $162」準優勝で$45,000を1週間で稼ぎ出しました。 SCOOPの期間中でフィールドが大きかったのもあって、いつもよりプライズプールが大きかった。

 

-- トーナメントとキャッシュのどちらが好きですか --  
トーナメントのほうが好きって言うか、稼げますね。 好き嫌いでやってはダメなんで、稼げる方を得意としています。 ですが、SCOOPで$20,000を失いました(笑) 9月中旬にPokerPage.jpというビデオ配信のコーチングサイトを現在作成している。 プレイヤーの目線でみんなにポーカーを上手くなってもらいたいと思う。 ここでは「shinbunshi」「clutch hero」がコーチをします。皆さんよろしければ、アクセスしてみて下さい。

 

-- ポーカーを始めたきっかけ --
2005年11月にカジノでブラックジャックを初めてプレイした。 バンクーバーのリバーロック。そこは2階に25テーブルのポーカーがあった。 毎週末に人だかりが出来ていて、とても盛り上がっていた。 ブラック・ジャックをプレイしながらいつもその人だかりが気になっていて、そこでポーカーを知った。 最初は、リバーロックでキャッシュゲームをカジノでプレイしていた。 カナダの学校に通いながら6ヶ月リミットポーカーを打っていた ノーリミットに転向してからも、凄く稼げたし、地元で自分は、 一番強いポーカープレイヤーだと思っていた。 その時はとても調子に乗っていました。強いと勘違いして余計なブラフをするようになって、 すぐにバンクロールが尽きてしまった。 しかし、そこから奇跡的に復活を果たした。アルバイトで資金を貯めて、もう一度チャレンジをしました。 誰もが一度は負けを経験すると思います。 しかし、そこで諦めてしまわないで、そこから復活した人がやっぱり強いと思います。 私は早い段階で失敗したので結果的に良かったと思います。 2006年5月オンラインポーカーを始めて、2008年に本格的にプロとして活動し始めた。 オンラインの方がライブよりも性格にあってるんで、相性が良かっし、交通時間や食事の時間も ポーカーできるので合理的だ。 カジノのポーカーはどこでも人気だったので、いつもウェイティングだったし、 そこで何時間も待つよりも、寝るまでの2〜3時間をオンラインでプレイするほうが合理的でいいと思った。

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MPC 6,000HKDイベントチャンピオンのイチノセ コウセイさんにインタビュー MPC(Macau Poker Cup)サイドイベントで見事に優勝し、オンライントーナメントでも多数優勝している、 イチノセさんに優勝インタビューとライブポーカーとオンラインポーカーについて聞いてみました。

 

-- マカオポーカーカップ 6000HKD Event優勝おめでとうございます --  
アジアでの初インマネは初優勝して超ーーーー嬉しかった! トーナメントは午前3時まで続いていたのにも関わらず、僕ともう一人の日本人ファイナリストの シンさんのために、多くの日本人の方々の応援に見守られ最高の結果が出せたことは、 自身のポーカーキャリアの中で最も嬉しい瞬間でした。 正直あのように期待され応援されるなか、ポーカーをするのは非常に緊張し過剰に優勝を意識してしまい、 プレイ中にみなさんと話さないようにし、なるべく自分の注意をプレイだけに集中させようと考えていました。 みなさんの気持ちは本当に力になりました。どうか誤解しないでください。自分のゲームへの意識の低さ、 精神的な弱さが招いてしまったものが、変な心境を作りあげてしまったのだと思います。 そしてこれだけの人が見てる中で、負ける訳にはいかないって思ってプレイに集中していました。 今回の優勝は、他のどのオンライン大会で勝った時やキャッシュゲームでそれ以上稼いだ時よりも、 だんとつで一番気持ちが良かった。 でも、ポーカーのゲームとしては良い勝ち方はできた訳ではなかった。 いつもは自分がポーカーで気持ち良い時って、相手をリーディングしまくってメチャクチャにして勝って、 オレってほんとうにポーカー強いんだなって思える時だった。 だけど、今回は結構コインフリップも多くてポーカーの試合としては運で勝った部分が多かったんです。 けど、周りの人に支えられて応援されて勝った事はそれはそれでとても嬉しかったです。 Aaron Benton「Q8」私が「33」でオール・インになった時に、日本人の応援で 「スリー!スリー!」って後ろから言ってくれたことが、なんて言うかな・・・ 背中からゾワゾワって湧き上がるくらいに、皆さんからエネルギーを頂けました。 もうね「鳥肌が立つ」くらいに気持ちが良かった。 大山「オンラインではないことですよね」 一ノ瀬「そうだよね、オンラインだとチャットでGoGoとか書かれたりしますけど、 それとは違ってライブトーナメントだと応援の声に臨場感ありますよね」 大山「本当にライブトーナメントの良いところだと思います」 一ノ瀬「あのシチューエーションで勝てたことは一生忘れない、それくらい嬉しかった」

 

-- 優勝するまでに難しい状況は --  
40人前後でインマネ前に相手「AT」私「JJ」の時に勝って、40BBでチップリーダーになれた時に バブルラインを余裕持って戦えた、その時に今回は勝てそうだと思っていました。 ファイナルテーブルでボタンからレイズで仕掛けてきたアグレッシブな Aaron Benton に対して BBの僕がコールした場面。Aaron Bentonはスタックもあったし、かなりアグレッシブで大変だった。 ただ、長真吾(4位の日本人プレイヤー)と Aaron Benton の度々のマッチアップを横で見ていて、 Aaron Benton プレイスタイルは把握しているつもりでした。 プリフロップでボタンのAaron Bentonは予想通りレイズで入ってきて、 SB 長真吾はフォールド、BBの一ノ瀬コール フロップは「J44」 一ノ瀬はここでベットで仕掛けていく。 Aaron Bentonは一ノ瀬のスタックの2倍ほどあった。 すると Aaron Bentonは英語で一ノ瀬にテーブルで何かを話しかけていた。 しかし、一ノ瀬は相手にせず無言。 するとAaron Bentonはドンキーコングの真似をするかのように胸を叩いてレイズする ichinoseは冷静に相手をじっと見据えて、無表情で3BETで報復する。 Aaron Bentonは、テーブルで体を張って一ノ瀬を威嚇する。 するとすぐさま一ノ瀬は腕を指さして「Clock」をトーナメントディレクターへ要求する。 Aaron Bentonは苦悶の表情を浮かべつつフォールドして、一ノ瀬はBigPotを獲得して 一気にチップリーダーへと成り上がる。 このシーンがこの後の展開を大きく変えた場面になり、一ノ瀬は一気にテーブルの主導権を握った。 一ノ瀬は4 -5人になったら、Aaron Benton を早めに倒してやろうとずっと狙っていた。

 

-- ポーカーで目指すところ --  
僕が目指すのは誰に聞いても、一ノ瀬が一番だと言われるようにライブでもオンラインでも言われたい。 カナダの学校を辞めてポーカーをやってるんで一番を目指しているし、勉強が嫌いなんで 経験でカバーをするタイプですね。 まずは経験をたくさん重ねて、分からなくなった時に調べることをポーカーで繰り返した。 バンクロールマネジメントがオンラインではとても重要だと思う。 1週間で10万ドル負けたときは悔しくって眠れなかったし、胃が痛くなった時もあった。 日本で気になるプレイヤーは「clucth hero」かな。 オンラインでは1円とか5円とかでも始められるし、ちょっとしたお金で楽しめます。 また、自分のスキルを上げるのにも低いレートでプレイすれば、上手になるまでに$100 もかかりません。ですから、学生さんたちもどんどんチャレンジして欲しいですね。

 

-- ポーカーはとてもフェアーなスポーツです --
社会では若いからや年配者だとか、女性だから男性だからと言う理由で何かが出来なかったり、 トライできなかったりしますけど、オンラインポーカーでは、人種や国籍、老若男女まったく関係なくがすべてフェアーにポーカーというゲームでスキルを競い合える。 フェアーではないとすれば、勉強の差がスキルの差になるだけだと思います。 これって現実社会ではとてもフェアーなことですよね。 勉強すれば誰でも勝てるし、ボクはオンラインポーカー以上にフェアーなゲームはないと思います。

 

-- WSOPに向けて --
WSOPは出まくる予定です。得意なゲームを15個くらい出たい。 studハイローやオマハ、house、エイトゲームも出たいと思ってます。 メインイベントはDay1cの祝日に出たい。プロが少ないレクリエーショナルプレイヤーを狙いに行きたいです。 WSOPは参加人数も多くて難しいトーナメントですが、頑張って優勝します。

 

-- 最後に一言 --
ポーカー界で日本一になる

 

インタビュー:ばらお(アキバギルド


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