主な戦績
2011年 AJPC 2011 優勝 WSOP 招待プレーヤー
2011年 アキバギルド4周年記念メガスタック 優勝 Macau Poker Cup招待プレーヤー
2011年 Tokyo Poker Tour(TPT)SESON2 4位 Macau Poker Cup招待プレーヤー
2011年 アキバギルド・シーズンポイントランキング 1位 Macau Poker Cup招待プレーヤー
上記以外にも海外のデイリートーナメントで数回のインマネ(In the Money)を果たしています。 WSOP 2011 ではDay2で惜敗したが、WSOPメインイベントに出場した日本人の一人。 2012年 AJPC はシード権により、本戦からスタートする。史上初の連覇を期待されている。 東京にあるアミューズメントカジノアキバギルド をホームとしていますが、 都内のトーナメントには精力的に参加しています。
AJPC前回チャンピオンのイノウエ シンタロウさんにインタビュー AJPC東京ライブ予選間近ということで、2011年AJPCチャンピオンのイノウエ シンタロウさんに チャンピオンから見たAJPC、そして、プレーヤーとしての今後の抱負などを聞いてみました。
-- 間もなくAJPCが開催されますが、どんなトーナメントですか --
私はオンライン予選から参加していましたが、オンラインでは選出されず、ライブの予選も参加してました。 オンライン予選も含め、大会通じてこの予選が一番厳しかったです。 ストラクチャーが厳しくてPokerStarsでいうとハイパーターボのようでした。 スタックは$3,000スタートなんですが、最初の1時間でスタックが半分になってしまいました。 そんな中、A K がハンドに入って来たので、オールインするとストレートが完成して、ダブルアップできました。この時点でスタックが元に戻っただけなのですが、この最初の1時間が本当に苦しかったです。そこからは、順調にスタックを増やし、ファイナルテーブル前のオールイン合戦を巧くかわし、ファイナルテーブルの緊張感や、バブル前のスリルは本当のポーカーが楽しめた気がしています。覚え始めて間もなかったですが、AJPC2011は非常に良い経験となりました。 本当に上手なプレーヤーも運に左右されて負けてることが多かったですね。それだけ、予選のストラクチャーは厳しいです。だから、悔いのないようにアグレッシブな、プレーしたことが良かったです。 今回のAJPC2012のオンライン予選やライブ予選の日程を調べていたり、予選のストラクチャーを見て 対策や戦略についても研究してました。 ところが、つい先日AJPCの運営部よりシード権の通知があり、予選を免除されました。 もう一度あの予選を戦わなくてはいけないと思うと正直、自信はなかったので、予選を免除されて安堵したくらいです。 あと1日予選があれば、もっと面白いトーナメントになる気がするのですが、そこは無料の大会なんで仕方ないですね。 前年度チャンピオンとして恥ずかしくないポーカーをして、AJPC初の連覇なんて格好つけたいですよね。
-- そしてWSOPに参戦していかがでしたか --
WSOPメインの数ヶ月前に単なる旅行で、偶然ラスベガスに行っており、その時にもデイリーの ディープスタックトーナメントに参加してました。ディープスタックは結果も出せているので、 メインイベントに出る前にBuy-In$150〜200くらいのデイリーのディープスタックトーナメントがホテルで 毎日開催されていて、メインイベントが始まるまで、毎日出ていました。 ラスベガスは初めてではなくても、あの人数の多さには驚きますね。リオのコンベンションセンターは、幕張メッセより、はるかに大きく端から端まで歩くのも大変で、あの会場の中から知人を探し出すのは、不可能に近いものがあります。 ラスベガスは日本と比べるとアグレッシブなスタイルのプレーヤーが多いですね。(でも、マカオの方がよりアグレッシブですが(笑))テーブルの雰囲気は明るくディーラーも含め、皆さんよく喋りますね。 初めてのWSOPで緊張しながらも、なんとかDay2に進めましたが、Day1での出遅れが響いて スタックの差で自分の思うようなポーカーをさせてもらえなかったのが悔しいですね。 やはり世界最大のポーカーイベントということもあり、あの会場の雰囲気は皆さんも味わっていただき、 最高峰の舞台でポーカーをする醍醐味を感じて欲しいです。 でも、正直言うと、もう少し残って世界の舞台でもっとポーカーをしたかったです。
VIDEO メガスタック優勝 -- AJPC 日本チャンピオンとして、この1年間どう過ごされましたか --
正直言って、最初の1、2ヶ月はどこへ行っても、チャンピオンと言われてて、そう言われることが、 結構なプレッシャーでしたね。 テーブルに着いてもポーカー歴は私より長い人が多かったですし、同テーブルのプレーヤーだけでなく、 他テーブルのプレーヤーもディーラーもが、チャンピオンとして見てる訳です。 店舗イベントや、ステップなんかで、チャンピオンは負けちゃいけないという空気はありましたね(笑) 初対面でテーブルを囲むプレーヤーからはAJPC(ALL JAPAN POKER CHAMPIONSHIP)チャンピオンの 肩書きでテーブルリスペクトされてるからこそ、こんなハンドでコールして良いのか?ここはレイズするべきか? 無様な負け方なんてできないし、アクション毎に迷い、そして考えまくりましたね。 でも、11月に開催された、アキバギルド4周年記念メガスタックで優勝したり、 Tokyo Poker Tour(TPT) でもマカオ招待プレーヤーに選出されたことで、プレッシャーはいつの間にか消えていました。 AJPCチャンピオンとしての自信はなかったが、この1年間チャンピオンとしてポーカーをプレーすることで、 中身を埋めることができた気がしてます。
-- 今後、海外トーナメントに出る予定はありますか --
ラスベガス・マカオと海外トーナメントに出場して、メイントーナメントはまだ結果を出せてませんが、 今年はWSOP Europe カンヌに挑戦しようと思ってます。 前々回のAJPCの告知をwebサイトで知って、その時、初めてテキサスホールデムのルールを覚えて、2〜3週間後にAJPCの予選でした。その時はあっさり負けてしましましたが良い経験でした。 それから、すぐにフランスへ旅行する機会があったんです。 実はAJPC以外で初めてライブポーカーを経験したのが、パリのカジノだったのです。 そこのカジノのディリートーナメントに6位に入賞して、ポーカーって「楽しいな」「面白いな」と 感じて、2年経った今でも夢中になれています。 ライブトーナメントをデビューしたフランスで、またポーカーできるのは楽しみですし、 ディリートーナメントは何度か入賞して小さなインマネを得ていますが、ビックタイトルに 早く入賞してみたいですね。
-- 普段はどこでポーカーをしてますか --
都内であれば、色んなところに顔を出していますが、ホームはアキバギルドになりますね。 ここはデイリーのトーナメントの開催数や参加してる人数が日本一多いのではないでしょうか。 それだけのハンド数をこなすので、初心者でも上達するスピードが速いし、皆さんどんどん進化されてます。 ほぼ毎日30〜40人のトーナメントが開催している場所は他にありませんし、私にとっても良い練習の場になっていて、一番ポーカーを楽しめる場所でもあります。
-- ポーカー人気について --
僕がよく訪れている店舗やトーナメントでも少しづつ増えている気がしますし、 年々、巧いプレーヤーも増えていてレベルも底上げされていると感じます。 AJPC は年に1度の祭りのようなトーナメントですが、JPT(Japan Poker Tour) 、他のポーカー団体等も 育ってくれて、プレーヤーとしては海外に挑戦するチャンスが増えるのは嬉しい限りです。 そして、レベルの高いプレーヤーとポーカーする機会が増えるとスキルアップに繋がるので、ありがたいです。 個人的な意見ですが、私は緩やかなストラクチャーで2Dayトーナメントや 1Dayでも緩やかなストラクチャーのトーナメントが増えて欲しいですね。
-- 今後の目標 --
もちろん、海外のトーナメントで優勝を目指してます。 優勝できなくともファイナルテーブルに残れば、可能性は見えて来ますし、あの緊張感をまた体験してみたいです。 日本人の入賞者が増えたとはいえ、参加人数に対する割合はまだまだ少ないと思ってます。 もう少し、ハンドレンジを広げてアグレッシブなポーカーをしなければ、上位・・・ましてやファイナルテーブルは難しいと思います。日本人も数名のプロポーカープレーヤーがいますが、仕事と両立しながら、立派な成績を収めているシマダ氏 は目標となる素晴らしいプレーヤーです。 彼もアキバギルドでポーカーをされたようですが、私とはちょうど入れ替わりで、一緒にポーカーを楽しめなくて残念です。フランス在住ということで、WSOP Europeカンヌでお会いできるか楽しみです。
-- これからポーカーを始めようという方にアドバイスをお願いします --
ポーカーを始めて1年程で、私は日本チャンピオンというタイトルを獲得できました。 ポーカー歴の長い方が勝つとか、経験が浅いから負けるなんてことはないし、ポーカーが好きであれば、 勝つチャンスは平等に与えられています。ルールは非常に簡単ですので、たくさんの方にプレーして欲しいです。 私は 「ポーカーは、結果が全て」と考えます。 確かにポーカーは運の要素が大きく含んでるゲームですが、確率的には10,000回勝って10,000回負けるゲームで、 引きとか肩の強さなんて、トータルで見れば関係ないと思います。 少しでも勝率の高い、良い選択を積み重ねることで、自ずと結果が出てきます。 諦めずに継続することで、タイトルに近づけるはずです。
-- 最後に一言 -- 目指すはWSOPブレスレット
インタビュー:カツマ(Poker Japan)
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