JAPAN OPEN POKER TOUR Season 15:Grand Finalメインイベント優勝
生涯獲得賞金ランキング日本20位

Shimizu Takaoさんインタビュー

47歳、IT関係の経営者。趣味は旅歩き、グルメと深夜アニメ。約2年前からポーカーと出会って、それから世界中のポーカースポットに行き始めた。2018年の一年間でUS$314,802を獲得し、年間獲得賞金日本ランキング3位となった。2019年1月に開催された日本全国ポーカー大会「ジャパンオープンポーカーツアー」のメインイベントを優勝し、APPT Koreaへの₩9,600,000マルチパスポートを獲得。

麻雀プレイヤーからポーカー好きになった方は少なくはなかった。シミズさんもその中の一人であったことは、玄関に入ってすぐ目に見えた全自動麻雀卓からすぐわかった。

「もともとは麻雀が好きで、スリアロチャンネルっていう都美ちゃん（@tomi_pkmj）とかが出ていた麻雀専門番組でたまに、テキサスホールデムポーカーというのがありました。それを見てから、2年前の7月のジャパンオープンの放送をニコ生で見たんですね。やっぱり面白そうだなと思いました。ライブでやってみたいと思った時に、初めてアキバギルドにいきました。」
「その時に、最初に隣に座ったのが、西麻布のeightの店長のたくやさんーー普段はそういうキャラではないですけどーーよとさんとその時一緒に行ってたタイミングで、色々教えてもらえました。」

ポーカーを始めて半年くらいで、JOPT 11:GFのメインイベントで準優勝となり、獲得した選手契約で初めて海外トーナメントに参加した。それから、自称「出不精だった」Shimizuさんはポーカーイベントの世界マップを解放し、2018年の一年間で9ヶ国のイベントで入賞した。

「やっぱりポーカーができるようになってから、ついでに観光までしようって海外に行くようになりました。英語が全然喋れないですが（笑）。」

ポーカーを始めてみて良かったと思うことを伺ってみた。

「知り合いがめっちゃ増えましたね。ポーカーで知らなかった層の繋がりが増えてきて、楽しいです。特に海外に行く時、普段なかなか会えない人たちを呼んで、飲みながらポーカーの話をして、幸せですね。」

色々回ってきたShimizuさんに、一番おすすめのポーカーイベントを教えてもらった。

「やっぱりWSOPですよね。これだけの人が参加してるんだって、あの人数を見たときのテンショ ンというのはやっぱりすごいですよね。」

「おしゃれさで言えばEPT等の方が上かもしれないですけど、WSOPのファイナルテーブルはものすごいです。」

2018年はほぼフル稼働し、入賞もたくさんあった。
しかしその一年間の収支を見てみると…

「去年一年のトーナメント収支はプラスですけど、結局200万だけ。トーナメントで3500万を稼いで、参加費に3300万を使ったみたいな感じ。旅費はやっぱり400万円くらい使っているんで、そのくらいのマイナスが出ていますね。なんかやっぱりどんどん贅沢してきたくなっちゃうんですね（笑）。やっぱりビジネスの方がいいかなみたいな。そうすると、豪州一ヶ月だとやっぱり100万くらいの経費になっちゃうんで、それを回収するのってとてもじゃないですけど、やっぱり厳しいですよね。一年間負けてもマックス額を2000万にしたい想定で始めたので、そうしたらやはり100万200万のトーナメントしか出れないですね。それで旅費とかを稼ぐっていうのはかなり厳しいかもしれないですね。」 

・1月ジャパンオープンのメインイベントは、Shimizuさんにとって3回目のファイナルテーブル進出であった。
4時間越えのヘッズアップを乗り越え、劇的なワンハンドで決着をつけた。>>>ラストハンド 優勝が決まった瞬間、Shimizuさんは海外でよく一緒に戦っているプレイヤーたちに囲まれた。 

「優勝した時、めっちゃ嬉しかったですね。」
「やっぱり結構熱くなりますよね。」

準優勝された武井さんは、ファイルテーブルの戦いについてこう言った。

「やっぱりここまで来たら、自分も優勝したかったです。悔しいとけど、3日間戦い続けることが出来ていい経験になりました。」

多くのポーカー大会の写真に、クールに映っているShimizuさん。
そんな彼に、実はこのような「執念」があった。

「ちやほやされないな…（笑）おさちんさんがすごくてさ、同卓していると次々とディーラーが話をしてきて、羨ましいなぁって（笑）ひろゆきさんも。」
「海外に興味ある人には知られているかもしれないですけど、この間ガットショットに行った時に誰にも知られていなくて…トーナメントが終わってそのまま帰って、やっぱりちょっと寂しいなって…これはちょっと国内の知名度を上げなきゃ、と思いました（笑）。よし、JOPT頑張ろうってなって、チケットを3枚とって参加したんですね。」

これからの目標を伺ったら、「ファンプレイヤー」のままで良いという。

「（専業の世界は）流石にやっぱり厳しい世界だと思います。…2019年はゆっくり観光も含めて、新しいところ、ロンドンとか行ってみたいなと考えています。
「　あと、とりあえず、ちやほやされるように、それをも目標として頑張ります（笑）。」

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