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EPT 3回優勝!
Toma Tsugunariさんインタビュー

*EPTとは、PokerStarsがヨーロッパを中心に開催していたイベントブランド。現在PokerStars Championshipに改名。
*JAPAN OPEN 11:GrandFinalに参加されたときに、インタビューをさせていただきました。





Toma Tsugunariさん
34歳、愛称「つぐ兄」
Japan All Time Money List 14位
6年前からポーカーを始め、アジアやヨーロッパの各地で開催されるポーカー大会に参加している。
現在のメイン舞台はヨーロッパ。




・昔と比べたら日本のプレイヤーが増えていると実感しました。
Yuki:今回のジャパンオープンに参加した感想を教えて頂けませんか?
とうまさん:日本のポーカープレイヤーが増えているなっていうところが一番ですね。
Yuki:今回のゲストDannyさんも同じことを言っていました。2011年と比べるとだいぶ変わっていますね、と。
とうまさん:確かに。それはそうです。昔のジャパンオープンって確か1日で終わっていたはずなんですよ。そこから二日間になって三日間になって、徐々にトーナメントの質は上がっていると思います。やっぱり三日間で1時間のロングストラクチャーでゆっくり戦えるし、サイドイベントもいっぱいありますし、勝てば海外にも行けるし、すごい楽しいイベントになっていると思います。



・ジャパンオープンの特別なところ
Yuki:ジャパンオープンは規模が大きくなっていて、プレイヤーレベルもどんどん上がっていると言われていますが、海外のトーナメントと比べたら、入賞範囲が相当後半に絞られてしまっていますね。
とうまさん:ジャパンオープンとか、全日本ポーカー選手権とか、海外のトーナメントと混在して考えるともちろんオッズが絶対合わなくなるんで、プライズを目的とするならなら海外のトーナメントですね。対して、ジャパンオープンはもうお祭りっていうイメージで、いろんな友達に会えたりするのが楽しいです。
Yuki:みんながレジストのところで「お、久しぶりー」って言っているシーンが楽しそうだなと毎回思っています。
とうまさん:そうですね。



・初めてアミューズから海外トーナメントに参加した時に気づいたこと
Yuki:とうまさんはどういうきっかけでポーカーを始めたのか、いつ頃から海外に行くようになったのか、教えていただけますか。
とうまさん:大阪ミナミにあったゴールドナインというアミューズカジノバーがあって、そこでポーカーを覚えて、1ヵ月でロケッツという大阪の店舗合同の大会で優勝、翌月には店舗での大会も優勝して、その協賛でマカオのレッドドラゴンに行きました。
Yuki:初めて国内のアミューズメントポーカースポットから海外へ参戦したときの感覚ってまだ思い出せますか。
とうまさん:やっぱりポーカーを覚えていく中でぶち当たる壁として、いざ海外に行ってトーナメントに出ても、なかなかはじめは結果が出にくいんですよ。これはなんで出にくいかというと、日本のアミューズトーナメントから海外のリアルマネートーナメントになるとプレイを変えてしまうことがあって、例えば普段アグレッシブにプレイするのにタイトになったりとか、自分のポーカーをできないと絶対勝てないんです。


・状況を見て調節するのは大事だが、自分らしくプレイするのはもっと肝心
Yuki:確かに最初にリアルマネーでやると、怖くてハンドレンジが変わってしまう話は聞いたことがありますね。
とうまさん:そう、それは絶対しちゃダメで、普段日本で結果を出せてるんであれば、やっぱりそのプレイスタイルを海外でも同じことをしないと、絶対勝てないです。海外だけかたくやって勝てるってそんなことはまずないんで、日本でかたくプレイする練習をした上で、同じくプレイをかたくするとかっていう形にしないと絶対勝てないですね。
一回目に行ったレッドドラゴンは、確かノーインマネーで終わって、二回目のときに、友達のポーカープレイヤーとご飯を食べたときにそのことに気づく瞬間があって、自分のプレイを見つめ直して、プレイを日本でやっている時と同じようにしたら勝てました。マカオでのトーナメントに9個出て、5つがインマネー、3つがファイナルテーブルでした。
あとはストラクチャーの違いというのがあって、ロングストラクチャーの戦い方と、ターボのときの戦い方ってハンドレンジからなにから変わるし、相手プレイヤーの質に応じてハンドレンジも変わっちゃうんで、全く一緒っていうわけにはやっぱりいかないですけど、今までの経験と組み合わせて、この状況だったらこれでプレイするとかっていうのも考えてプレイするしかないですね。
Yuki:その状況を判断するのが難しいですよね。
とうまさん:まあ確かに、たぶんそこまで見えない人が多いと思います。かと言ってやっぱりポーカーは運の要素が強く反映することもありますし、まあそこは割り切るしかないですけどね(笑)。極論でいうと、例えば簡単なプリフロップオールインで、苦渋の決断でAQでオールインをコールして、相手AJでした。で、それでJを引かれて負けるのってもう仕方ないですね。コールしたときにちゃんと勝っているハンドでコールしていることが大事です。ずっとそれをやり続けたら、確率で収束するんで。まあ時にはスタックの状況に応じて、引きにいくっていうのはあるんですけど、基本的にはやっぱり勝っているハンド、もしくは自分にそのアウツとポットサイズが合ってるのかとか、っていうのを計算した上でコールをします。


・ポーカーの勉強法
とうまさん:ポーカーが上手くなるには、上手い人に後ろで見てもらうなり、その人の後ろについてプレイを見せてもらうなりすると一気に伸びると思います。自分一人でやると結局状況が分からないままプレイすることになりますが、それが上手い人に教えてもらうと、こういうときこう考えたらあかんっていうのがひらめくようになります。
Yuki:とうまさんは独学だったのですか?
とうまさん:いや、一番初めはそうだとしたけど、しばらく経ってから一回土川さんとマニラに2週間か3週間キャッシュの旅に出て、つきっきりになって教えてもらったことがあります。
Yuki:やっぱり後半になってくると先生がいるんですね。
とうまさん:その方がやっぱ早いです。いろんな人の意見を聞いた上で自分に合うプレイスタイルを見つけていくことが大事ですね。


・EPTの勝因
Yuki:EPTで3回も優勝できた勝因を伺っていいですか?
とうまさん:453人が参加するターボで優勝したんですけど、あの時の勝因は前半にスタックが増えたっていうことですね。シチュエーションを話すとちょっとややこしいんですけど、要は必要な時ちゃんとリバーも打って、その分をキャッチすることは大事ですよね。入って30分くらいでスタックが倍になって、浮き沈みがありながらの戦いでしたけど、状況を見てアベレージが何BBになっているかとか、ターボだとアベレージが20BBきっているかとか、その状況においてはスチールしないといけないとか、やることがどんどん変わるんですね。
Yuki:ターボは運の要素が比較的強くて、できることが少ない印象をずっと持っていましたが、今の話を聞くとターボでもできることいっぱいありますね。
とうまさん:ターボだからこそシチュエーションに応じてやらないとダメなことがいっぱいありますね。それをできればスタックが増えていきます。


・EPTの魅力:フィールド、グルメ、サイドギャンブルより旅行をしに行きたくなる

Yuki:今のEPTは昔のマカオの大会みたいに、どんどん日本人の方も増えていくと思いますが、EPT先駆者として参加した感想を教えていただけませんか?
とうまさん:バルセロナはすごいいいところです。気候がいいのと、料理が美味しいのと、時期の問題で旅行者が多いんですよ。例えば普段のEPTのトーナメント参加者が1000人だとしたら、そのEPTのバルセロナのメインイベントは2,000人のエントリーなんですよ。もちろんその中にプロが混じるのもあり得ますけど、基本的には1,000人が増えたうちの8割は旅行者とか、趣味でやっているメンバーですね。メインですらそういう状況なんで、300ドルくらいの安いイベントに何回もチャレンジする人がだいたい3,000人くらいいて、いい世代のおじいちゃんおばあちゃんが多い印象です。
25-50で僕が100ってレイズしたら、後ろがリレイズ2,000って飛んできましたからね!7,000点スタックもちでですよ(笑)。というくらいすごい人たちがいるんで、正直最近トーナメントに関してはマカオとかに行くよりも、ヨーロッパに行く方が楽しいです。
あと料理はやっぱり美味しいです。スペインに行ったり、プラハに行ったり、いろんなところに行って観光もできるんで、余計なサイドゲームをしないですみます。サイドゲームをするんだったら観光に行こうってなるんで。そういう点でもヨーロッパの方がいいですね。
Yuki:そうですね。マカオによく行かれているプレイヤーが「カジノに行かないとすることがない」と言っているのをたまに聞きます。
とうまさん:そうなっちゃうでしょ?なのでEPTで各地を回っていくのが楽しいです。



・これからEPTに行きたいと思っている方へ
Yuki:EPTに行きたいと思っている方々へのアドバイスはありますか?
とうまさん:キャッシュゲームはウェイティングが200人とか、300人とかになるんで、めっちゃ多いです。待ち時間が3、4時間くらい発生するんで、行ってレジストして近くでご飯を食べるとかいう形にしないとダメですね。それだけキャッシュゲームもリングもいいですし。あとはトーナメントは必ず前日にレジストすること。特にスペインは絶対ウェイティングになります。
Yuki:レストランなどのグルメ情報ってありますか?
とうまさん:レストランはほとんどどこに行っても美味しいです。ただスペインのポーカー会場の日本食は美味しくなかったですね…(笑)






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