3度のFT進出からの優勝！

KAZUHIROさんインタビュー

 

 

 

松本 ：第12期SPADIE FINAL優勝おめでとうございます！直近３回のSPADIE FINAL、先日のJOPTと併せて４大会連続でＦＴに残っての今回の優勝。感想をお聞かせください！

 

KAZUHIROさん :とにかくうれしいです！

SPADIEは8期から参加し始めましたが、大会に入賞できるというチャンスは何回もめぐってくるものではないと毎回思っていました。それだけに今回「優勝できた」という嬉しさは大きいですね。

前回優勝したもちひろ君も静岡勢で純粋に嬉しかったんですけど、目の前で優勝を見ただけに、次は自分が、という思いもありました。

また、現場で静岡勢（前回メイン優勝、今回サイド優勝を含め数々実績を残しているもちひろ君、りょう君(JOPT14GF準優勝、AOPT HIGHROLLER優勝)、YOU君（前回サイド優勝）、OCEANS11のオーナー梶原君等）が応援してくれたのは嬉しかったですね。

 

松本 :静岡勢だけでなく他からの応援メッセージもあったとか？

 

KAZUHIROさん :そうなんです。今仕事の関係で東京に住んでいてパラハさんによく遊びに行くんですが、そこで出会った「カトウ」くん「こひがし」くんがDAY2最後まで応援してくれて、優勝を本当に喜んでくれて。。。かけがえのない仲間です。

そのほかにも、会場の外から応援のメッセージを送ってくれたのも嬉しかったですね。そして優勝が決まってからはすごく多くの方からメッセージを戴いたり、声をかけてもらいました。こういうのって代えがたいものですから本当にありがたくて感謝してます。

 

（初めてFTに進んだ SPADIE FINAL第10期の様子）

 

松本 ：今回サイドイベントでは前回メインを優勝したもちひろさんが優勝されていましたがそこについてはいかがですか？

 

KAZUHIROさん :メインとサイドの両方を静岡勢で2連覇できたのは非常に嬉しかったです！もちひろ君ともよくポーカーの話をするけど、彼の思考は本当に参考になる。結果をしっかり残すのもすごいですが、彼は人間性も備えていてさすがですね。

 

松本 :そんなKAZUHIROさんですがポーカーを始められてどのくらいでしょうか？

 

KAZUHIROさん :きっかけは2014年にアキバギルドに行ったことですね。始めはＢＪとかやっていて、誘われてポーカーを覚えることに。だから今5年目かな。

 

松本 :ポーカーをはじめてよかったと感じていることはありますか？

 

KAZUHIROさん :何よりも東京でも静岡でも想像つかないくらい多くの人と知り合い、仲良くしてもらっていることに驚いてますね。普段は関われないような方たちと繋がれるし。あとは、没頭できるものを見つけられた、という点でしょうか。

 

 

（ヘッズアップ時の緊張した面持ちのKAZUHIROさん）

 

 

 

松本 :KAZUHIROさんがポーカーの特に魅力に感じている点はどこでしょうか？

 

KAZUHIROさん :全く同じ状況、というのがないから、近い経験とその場の状況をあてはめて、常にそこで新しい判断をしなくてはならない点。

あとは考え抜くという自分への刺激を得られることが大きいし、勝つことの喜びがすごい。

変な話ですが、負けた悔しさをどう自分でリカバーするかを考える、という経験ができるのも魅力なのかも。

あと、勝ったかどうかよりもそのときの判断があっていたかこそ大切、という点ですね。

 

松本 :そのときの判断と言うと？

 

KAZUHIROさん :どうしても、結果を見たうえで、に注目が集まりがちに思うんですよね。

それよりも、アクションが合っていたか、特にアクションに至る「考え方」が合っていたか、という振り返りがより必要かと感じています。

アクションと考え方については、色々と自分で考えたり人に聞いたりしています。

 

 

（SPADIE FINAL11期のFTに残るKAZUHIROさん）

 

 

 

松本 :KAZUHIROさんはプレイについてどなたに相談されるんでしょうか？

 

KAZUHIROさん :もちひろ君や梶原君と話すこともありますが、一番多いのはOCEANS11で働いている「すぎっちょ」ですね。実は以前彼にとあるハンドについて相談したときに、鋭い指摘を受けたんですよ。その後、もっと全体的な考え方の話になって、アクションやハンドのリーディング、確率論等について改めて教えてもらった。その後自分なりにもう一度考えてみました。その時がプレイスタイルのターニングポイントですね(笑)。それ以降、少しずつ成績が残せるようになったのも事実です。

もちろん今でも迷ったら相談していますが、自分の性格をよく知られていることもあって、容赦ない(笑)指導があるので勉強になります。

 

松本 :普段はどちらでプレイされているんでしょうか？

 

KAZUHIROさん :僕は静岡出身なのでOCEANS11でプレイしていたんですが、仕事の都合で現在は東京在住。よく行っているのはパラハさんですが、JOPTサテなどではシブヤギルドさんなどに行くこともあります。スタッフの方々も親しくしてくれてありがたいです。

 

松本 :大会の体験談／印象に残ったハンド、戦いづらかったプレイヤーはいますか？

 

KAZUHIROさん :ヘッズの相手のりゅうさんは別の大会などで同卓したこともありますが、しっかりしたハンドでしっかりチップを取る、という印象だったので、ミスできない、という点でより緊張しました。

ただ、戦いやすいプレイヤーはいなかったですよ(笑)。

2日間にわたり印象に残るハンドはかなり多いです。いまだにDay1のアクションで悩んでいるものもあるし。ターニングポイントは残り2テーブルのA7。ショートになり40万点ALLINでBBのAJに勝てたことですね。またFTバブルはショート気味でずっと厳しかったんですが、そこでのふるまい方は前回のFT経験が活きたと思っています。

 

 

 

（オールインにコールされ緊張のラウンドで仲間が応援に駆けつけました！）

（YOUさん、もちひろさん、りょうさん、カトウさん）

 

 

 

松本：なるほど、その後も印象に残るハンドがあったそうですが？

 

KAZUHIROさん :残り３人の時のKKも印象的でした。KKはもちろん強すぎますが、その場での感覚がアクションのヒントになったのは事実で、結果４bet ALLINまでいってコールをもらい、ヘッズアップをビックスタックで迎えることができました。

 

松本：自分が建てた筋書き通りにいったということですね！

 

KAZUHIROさん :実は前回11期のFTでも同じようなシチュエーションがあって、その時は自分AA相手KKで５BETまでいき双方のプリフロALLINになった。そこではKが落ちてしまい苦い思い出になりましたが、デジャビュにならずに済んでよかったです(笑)

 

松本 :ところで、DAY1とDAY2でのプレイスタイルの違いはありますか？

 

KAZUHIROさん :基本的に変わらないですね。変わるとすればDAY1通過近くとか入賞前とか、バブルライン近くのプレイですね。

プレイ全体に関しては、コストに見合わないプレイはしないように心がけています。あとは「チップは情報の料金」と思って使い方を意識しています。「利益を最大に損失は最小に」とも思っていますが、失敗することもまだまだ多いですね。

 

松本：選手契約を使って参戦の意気込みをお願いします。

 

KAZUHIROさん :APPT KOREAを予定しています。PARADISE CITYにまた行けるとは思っていなかったので楽しみですね。雰囲気に飲み込まれず自分のプレイをできるように意識し、結果を残したいと思います。

 

 

 

（このシャツ実はポーカーをするときの勝負服なんだそう！）

 

 

松本：今後の目標はありますか？

 

KAZUHIROさん :これからも一つ一つの大会に真剣に向き合って臨みたいですね。

3月の戦国ポーカーツアーは初めて参加するのでそれも楽しみです！

それと、正しい判断のための経験値を上げるため、これからもより多くのハンドをプレイし向き合いたいとも思っています。

 

松本 :多くのハンドをプレイするというとタイトなプレイスタイルとは矛盾しませんか？

 

KAZUHIROさん :降りることも経験値になると考えています。ポジションとメンバーで、自分のハンドレンジをどう調整するかもあるし、また自分が降りても他の人のアクションは見られますしね。アクションって、その時の状況で刻々と変わるから、無駄なハンドはないですね。

 

松本 :プレイヤーに対してのアドバイスはありますか？

 

KAZUHIROさん : 言えることといえば、僕自身ポーカーは考えることが多くてすごく面白いと思っていますし、深いものなのでもっともっと考えることにこだわって、でも楽しんでプレイしましょう、ってことでしょうか。

アクションについては、聞かれてないのに自分から積極的に言うことはしないです(笑)

聞かれればもちろん自分の考えは言えます。ただ自分もこれからも勉強と挑戦だと思っています。

 

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