#01 関ヶ原の戦い -NLH Main Event- 優勝 tamezoさん インタビュー

 

戦国ポーカーツアー 2025-秋の陣-

関ヶ原の戦い-Main Event-

tamezo選手

優勝おめでとうございます!
今、この瞬間のお気持ちはいかがですか?

ありがとうございます!
本当に…まだ信じられないというか、頭が真っ白な感じです。
自分がこの場所に立っているのが、なんだか夢の中にいるみたいです。

”夢の中にいるみたい”とおっしゃいましたが、それはどんな感覚ですか?

正直に言うと、自分がここまで勝ち進めるとは、1ミリも思っていませんでした。
普段からカジノクエスト(@casique_cp)というお店でよくプレーしているんですが、
そこで圧倒的に強いわけでもないんです。

むしろ、いつも良いところまで行っては負ける、
みたいな悔しい思いをすることの方が多くて…。
だから今回、こうしてこれだけ大きなイベントのMainで優勝できたことは、
まだ夢を見ているような、ふわふわした感覚が続いています。
本当に信じられないですし、心の底から嬉しいという気持ちが、今じわじわと実感に変わってきているところです。

大きなイベントの会場に足を踏み入れた時の心境は、やはり違いますか?

全然違いましたね。
今回、カジノクエストで行われた店舗Day 1では全然振るわず、敗退してしまいました。
ですので、会場Day1に足を運びました。

会場Day 1では、自分でも驚くほどハンドに恵まれて、
大きくチップを積むことができました。気づけばチップリーダーのままDay 2に進出できていました。

その時に、ほんの少しだけ「もしかしたら、自分もこの大きな舞台で戦えるのかもしれない」という淡い希望を持ちました。
ただ、それでも優勝なんていう具体的な目標は、まったく考えられませんでした。
最初は本当に「記念に出られたらいいな」という気持ちの方が圧倒的に強くて、まずはこの会場の雰囲気を肌で感じて楽しむつもりだったんです。

普段プレーされているカジノクエストでの戦績はいかがですか?

何度かトーナメントで優勝した経験はありますが、もちろん今日のような大きな規模ではありません。
アットホームな雰囲気の中で、仲間とワイワイ楽しむことが多いですね。
でも、今日のこの会場での大きな盛り上がりや、観客の皆さんからの温かい応援を受けて、改めて「本当に勝ったんだな」と実感できました。

また『カジクエ』の良いところは、女の子が可愛いところですね(笑)
お店の雰囲気がすごく明るくて、自然とまたプレーしたくなる、そんな場所です。

今回のトーナメントを振り返って、
特に印象に残っている場面、ターニングポイントになったような瞬間はありましたか?

不思議なことに、勝負の駆け引きが激しかった中盤の細かいハンドのことは、あまり覚えていないんです。
けれど、ファイナルテーブルに残ることが決まった時の、あの独特の高揚感だけは、今も鮮明に覚えています。

ファイナルテーブルになってからはどうでしたか?

いつもと全然違います。
大型イベントに出場したことはありましたが、ファイナルテーブルに進出するのは初めての経験でした。
その極度の高揚感と、初めてのことの緊張の間で、逆にすっと冷静になれたんです(笑)
普段の自分なら、プレッシャーで固くなってしまう場面ですが、あの時は「ここまで来れたんだから、失うものは何もない。あとは楽しもう」と、自然に思えました。

大規模なイベントに出場したことはこれまでもあったとのことですが、
ファイナルテーブルに残ったのは今回が初めてだったんですね。

はい、大きなイベントに参加するのは何度かありました。
基本はメインイベントに出場しています。
でも、いつも良いところまでは行けずに敗退していて、ファイナルテーブルの舞台は、ずっと憧れの場所でした。

なので、今回が正真正銘、初めての経験です。
そして、まさかの初ファイナルテーブルで初優勝。
自分でも本当にびっくりしています。
何時間にも及ぶ長丁場のトーナメントだったはずなのに、あっという間に時間が過ぎていきました。

優勝が決まった瞬間は、どんなお気持ちでしたか?

最後のハンドで勝利が確定した瞬間、緊張が一気に解き放たれました。
全身の力が抜けるような感覚と同時に、とてつもない達成感が押し寄せてきて…。

すごく嬉しくて、気づいたら思わずガッツポーズをしていました。
普段はあまり感情を表に出さないタイプなんですが、あの瞬間ばかりは、自然と体が動いてしまったんです。

自然とガッツポーズが。
会場の雰囲気もすごかったですね。

はい。会場全体の、歓声や温かい拍手を全身で浴びながら、
「ああ、本当に自分が優勝したんだ」と、ようやく実感することができました。

その時、真っ先に頭に浮かんだのは、残って応援してくれた友達でした。
自然と足がそちらに向いてました!

その瞬間を、特に伝えたい相手はいますか?

やっぱり、ここまで一緒に来てくれた友達ですね。
カジノクエストでいつも一緒にプレーしていた仲間が会場の隅から、ずっと応援してくれていました。
彼らに、この優勝兜を見せて「やったよ、優勝したよ」と一番に報告したいです。

今回の勝利に向けて、何か特別な準備はされたんですか?

いえ、戦略面で特別な準備をしたということはありません。
自分はもともと、ロジックよりも自分の直感や運を信じて、マイペースにプレーするスタイルなんです。
もちろん、ポーカーはスキルも非常に大事ですが、最終的には「運も実力のうち」だと思っています。
その運を引き寄せるための、自分なりのルーティンはありますね。

運を引き寄せるルーティン!それは興味深いですね。

大したことじゃないんですけどね(笑)
たとえば、毎朝の占いは欠かさずチェックします。今日のラッキーカラーは「赤」で、赤い服は持っていなかったです。
だから赤いハンカチをポケットに忍ばせてきました(笑)
実は、占いの順位自体は9位とかで低めだったんで、正直ちょっとへこんだんです。
でも、「ラッキーカラーだけは信じよう」と。
身につけているというだけで、少しだけ心が強くなれる、お守りのようなものですね。
信じて持ってきて本当に良かったです。

結構ハンドレンジは堅めですか?

そんなことはないです。
セオリーで考えたら絶対に降りるべき場面でも、『なんとなく行ける気がする』っていう直感だけでコールしちゃったり、スートが揃ったらオープンしたりしちゃいます。

後から考えると無謀なプレーも結構ありました。
ただ、無理に背伸びをせず、自分らしいプレーを貫くことは常に大事にしています。
どんな状況でも焦らず、落ち着いて判断すること。
それが一番だと考えて、常に意識していました。

他のプレーヤーのスタイルを分析したり、意識することはありましたか?

ほとんどありませんでした。
対戦相手の分析よりも、自分の世界に入って、自分のことに集中していました。
プレー中は、基本的には「良いハンドが来てくれ」とひたすら祈っています。
そして、良いハンドが来なければじっと耐え、タイミングが来たと感じたら、思い切って勝負に出る。
ブラフもほとんど使わず、あくまで普段通りのプレースタイルを心がけました。

そして、最後のハンドはAQsで、リバーでフラッシュが完成するという、
まさに劇的な幕切れでしたね。

はい。あの瞬間は本当に「来い!」と心の中で叫んでいました。
フロップ、ターンとカードが開かれていく中で、フラッシュの可能性が見えてきてからは、祈るような気持ちでしたね。

そして、最後のリバーカードがテーブルに置かれ、それが自分の求める絵柄だった瞬間、時間がスローモーションに見えました。
心臓が跳ね上がるような感覚で、「これで勝ったんだ」と確信しました。
相手の表情を見た瞬間、互いに言葉にならないほどの緊張感が流れ、会場全体が一瞬、完全に静まり返ったんです。
あの張り詰めた空気も、一生忘れられません。

優勝の要因を一つ挙げるとしたら、やはり「運の強さ」でしょうか。

色々と考えましたが、やっぱりそれだと思います。
1,521エントリーという、とてつもない大人数の中で勝ち抜けたのは、
それ以外に考えられません。

不思議と、今回は特にプレッシャーを感じなかったんです。
むしろ、どこか客観的に「どんどん人が減っていくな」と眺めているような、不思議な感覚でした。
そのおかげで、自分のリズムを最後まで崩さずにプレーできたのが良かったのかもしれません。

ちなみに、この戦国ポーカーツアーは今回が初参加ですか?

実は2回目なんです。
1回目の挑戦では、残念ながらDay1で敗退してしまいました。
だからこそ、今回の優勝は本当に感慨深く、自分でも少しは成長できたのかなと実感しています。

会場の雰囲気も最高でした。個人的に歴史ものが好きなので、この戦国の世界観に浸りながらプレーできたのは、他では味わえない特別な体験でした。
本日は本当にありがとうございました。

ポーカーを始めたきっかけは、ゲームセンターとのことですが。

はい、子供の頃、テレビゲームやゲームセンターにあるビデオポーカーで役を覚えたのが最初の出会いです。
本格的に、人と対面するライブポーカーを始めたのは、今から2年ほど前のことですね。
友達に誘われてリングゲームに参加したのがきっかけで、
画面越しとは違う、チップの音や人の息遣いがリアルで、そこから一気にその奥深さにハマってしまいました。

ライブポーカーの一番の魅力とは何でしょう?

一番は、やはり「来い」と思ったカードが、本当に自分の元へ落ちてきた時の、あの脳が痺れるような喜びですね。
もちろん、その逆で手痛く負けることもたくさんありますが、それはそれで潔く受け入れる。この割り切りと、勝負の後の爽快感も、ポーカーの大きな魅力だと思います。

今後の目標について教えてください。

特に大きな目標というのは、今のところありません。
これからも、自由に、そして自分らしく、このゲームを楽しんでいきたいです。

勝利に固執しすぎず、純粋にポーカーを楽しむ気持ちを忘れないようにしたいですね。

それでは最後に、これからポーカーを始める人へのメッセージをお願いします。

映画などの影響で、「ポーカーは怖い」とか「難しそう」と思っている人も多いかもしれません。でも、実際にプレーする場所は、とてもフレンドリーで優しい人もたくさんいます。最初はルールを覚えるのが大変かもしれませんが、
まずは一度、気軽に挑戦してみてほしいです。ディーラーさんが優しく教えてくれますし、きっとその楽しさをすぐに実感できると思います。

素晴らしいお話をありがとうございました。
改めて、優勝おめでとうございます!

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Spadie