
MASTERS S-1 2025
#01 NLH Main Event
TAKUYA選手
Main Eventでの優勝、誠におめでとうございます!
まずは、優勝された時の率直なお気持ちをお聞かせください。
優勝した直後は、正直あまり実感がありませんでした。しかし、日を追うごとにSNSでの反響や、皆さんからのお祝いの言葉をいただく中で、「メインイベントで優勝するというのは本当にすごいことなんだな」と実感が湧いてきました。今はとても誇らしく思っています。
優勝を確信した具体的なタイミングはありましたか?
優勝を確信するような瞬間は、正直なところあまりありませんでした。とはいえ、もちろんDay 1から「やるからには優勝したい」という強い気持ちで挑んでいました。プレイ中は、特にストラクチャーがロングだったので、スタックが減っても焦らず、常に落ち着いて自分のプレイスタイルを貫き通すことを意識していました。それが今回の戦い方だったと思います。
Day 1の展開はいかがでしたか?
今回は上位何パーセント通過という形式ではなく、レベル15に到達するか、残り2名になるまでというレギュレーションだったと記憶しています。その「残り2名」という条件が近づき、レベル15到達前に残り4人くらいになった場面では、かなり激しいぶつかり合いになりました。Day1の終盤は特に苦しかったという記憶があります。
TAKUYAさんは店舗でのDay 1にご参加されたのですね。ちなみにどちらの店舗だったのでしょうか?
今回Day1で初めてお邪魔した、葛西にある「葛西カジノバー H3AL」さんです。一時期はチップリーダーだったのですが、本当に残り1レベルという土壇場で、積極的にブラフを仕掛けたり、22でオールインに踏み切ったりと、かなり厳しい状況もありました。
なるほど!Day 1終盤も決して余裕の通過ではなく、激闘を乗り越えてのDay2進出だったのですね。
Day 2の展開はいかがでしたか?
Day2は、かなりタイトなハンドレンジでプレイしていたと思います。相手のアクションに対してフォールドしすぎる「オーバーフォールド」気味だったかもしれません。無理にBBディフェンスせず、ブラフも多用しすぎないように意識していました。
Day 1で対戦したメンバーと、Day 2で同卓したメンバーとでは、雰囲気などに違いはありましたか?
そうですね、Day 2の方がやはり参加人数も多かったので、様々なタイプのプレイヤーがいたという印象です。どちらかというと、Day 2の方がタイトにプレイする中でも、狙いを定めるべき相手や、ターゲットにしやすいプレイヤーを見つけやすかったように思います。
続いて、Day 3の展開についてお聞かせください。
Day 3は、参加者が9人に絞られていて、Day 2の最終盤を一緒に戦った方も多く残っていました。Day 2終了後には、その日の配信映像を見返し、各プレイヤーの言動と実際のハンドレンジがどうだったかをしっかり確認しました。自分の視点から見て「ズレがあるな」と感じたプレイヤーに対しては、もちろん積極的に仕掛けていきました。また、Day 3から初めて同卓した、情報のないプレイヤーに対しては、かなり注意深く観察しながらプレイしていました。

ご自身が配信に映っていることで緊張感はありましたか?また、プレイへの支障はなかったでしょうか?
正直なところ、配信に映ることに少し抵抗はありました。しかし、プレイへの支障は特になかったです。結果的に、後から配信を見返すことで、皆さんの反応も含めて自分のプレイを振り返ることができたので、今は配信が残っていることをありがたいと感じています。
ファイナルテーブルでの展開や、特に印象に残っている場面があれば教えてください。
配信にも残っているのですが、残り3人の状況で、私が一番チップ量が少ないショートスタックの時でした。BTNのプレイヤーがオープンレイズしたのに対し、私がA6oで3ベットしたんです。結果的に相手はフォールドし、チップをスチールできましたが、そのプレイから個人的には少し流れが変わったかなと感じています。
相手からは「オールインだったらコールしていたが、3ベットだったのでフォールドした」というような反応がありました。普段のアミューズメントポーカーでは、A6oのようなキッカーが弱いハンドはオールインに回すことが多いですし、それが均衡戦略(GTO)に近いのかもしれません。しかし、私は個人的にそうではない気がしていて、それを試したところ、あの場面で非常に有効に働きました。相手にプレッシャーを与え、警戒心を持たせることができた重要な場面だったと思います。
普段であればオールインを選択するような状況で、しかも緊迫した終盤にあえて違う選択を試されたということですね。
過去にはA3やA6のようなハンドでオールインしてトーナメントから敗退した苦い記憶が多かったので、プリフロップでのオールインは極力避けるようにしていました。
普段とは違うプレイを選択するには勇気が必要だったと思いますが、それが功を奏したのですね。
はい、そう思います。
終盤の緊迫した場面で、普段とは異なるプレイを試すことができるメンタルの強さは、どこから来ているのでしょうか?
自分自身、メンタルが特別強いとは思っていません。ただ、仲間たちが応援してくれていたことが大きな支えになりました。あとは、FTでも意識的に休憩を取り、一服するなどしてリフレッシュする時間を作っていました。常に自分のペースを保つことを考えながらプレイしていましたね。
TAKUYAさんが考える「優勝できる人の特徴」や「共通点」があれば、ぜひお聞かせいただきたいです。
実は、JOPTやアミューズメント施設のトーナメントで、直近で仲間の優勝を4回ほど間近で見てきました。FTや優勝が決まる瞬間まで、ずっと見学させてもらって見届けてきたんです。その経験が今回かなり活きたと感じています。
彼らに共通しているのは、「スタックが減っても焦らず、じっと好機を待つ」ということです。これが一つ。そしてもう一つは、ヘッズアップや残り3人のような終盤で、無駄なブラフを打ったり、無茶なプレイをしたりする必要がない、ということを学びました。それは今回のFTでも活かせたと思っています。
TAKUYAさんには、一緒に活動されているチームのようなものがあるのですか?
はい。大会中もワッペンをつけていたのですが、大人のサークルのような、ポーカー仲間が集まるグループがあります。そのグループの仲間たちも、みんなそれぞれ良い成績を残していて。粒ぞろいの面白いメンバーばかりなのですが、彼らのおかげで楽しくポーカーができています。

TAKUYAさんがそのチームに参加されたきっかけは何だったのでしょうか?
私にとってのきっかけは、2024年の年末年始に開催されたJOPTです。その大会のメガスタックトーナメントでFTに進出した際に、ありぺーさんと仲良くなりました。数々のトーナメントで優勝している仲間です。彼と親しくなり、紹介してもらったのが今のグループです。
MASTERS S-1 2025の雰囲気などはいかがでしたか?
僕はMASTERS S-1がとても好きな大会です。去年初めて参加させていただいたのですが、純粋にポーカーに集中できる大会だと感じています。ポーカー歴の長いベテランプレイヤーの方々の中にも、「本当に価値のある大会だ」と考えていらっしゃる方が多く見受けられるので、すごく良い経験ができる場だなと思っています。
TAKUYAさんがポーカーを始められたきっかけは何だったのでしょうか?また、ポーカー歴はどのくらいですか?
ポーカー歴は2年弱くらいですね。始めたきっかけですが、ポーカーをやる前は社会人バスケットボールをやっていたのですが、それを辞めようと思ったタイミングで何か新しい趣味を探していました。そんな時、アミューズメント施設でポーカー大会のポスターを見かけて、試しに参加してみたのが始まりです。そこから、初めて参加したJOPTのMain Eventで入賞できたりと、徐々に楽しくなってきて、仲間も増え、今に至ります。
初めて大型大会に参加してみようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
正直なところ、「夢があるな」と感じました。ポーカーで選手契約を勝ち取れる可能性があったり、それを足掛かりに海外の大会に挑戦できる道が開けたりするところに、大きな魅力を感じました。趣味でそこまで将来に繋がるようなことは多くないと思うので、その点が特に惹かれた部分ですね。
よく訪れるアミューズメント施設(店舗)はありますか?
特定の店舗というのはあまりありません。もともとは参加費に対してプライズが魅力的なトーナメント(オッズの良いところ)を探して、色々な店舗に行くというスタンスでした。
ただ、2月に引っ越しまして、今は一番近所なのが「BIG BOSS JAPAN」さんです。その前は六本木界隈が近かったので、「UPs」さんや「NINE THREE」さんに行くことが多かったですね。今回のMASTERS S-1のDay1は「葛西カジノバー H3AL」さんにお邪魔しましたし、そういった感じで新しい店舗に足を運んでみることもあります。本当に色々行きますね(笑)。
今後参加してみたいトーナメントや、ポーカープレイヤーとしての目標があれば教えてください。
MASTERSで優勝できたので、もちろんWSOPのような海外の大きな大会はいつか目指したいと思っています。ただ、まずはもう少しバンクロールを大きくしていきたいので、直近では、来週から始まるAPTとJOPTの両方に出場しようと考えています。APTは初めてなので、色々見てから決めることになると思いますが、Main Eventとミステリーバウンティ形式のトーナメントには出たいですね。JOPTは日程的にMain Eventに出場したいのと、新しいデザインのトロフィーが気になるので、ステンドグラストロフィーは絶対に獲りに行きたいと思っています。

TAKUYAさんの「強み」や「強さの秘訣」についてお聞かせいただけますか?
そうですね…自分自身が特に強いとは思っていませんが、今回良い結果に繋がった要因を挙げるとすれば、相手をよく観察して得た情報から、プレイの予測をしっかりと立てられたことだと思います。ポジションや相手のスタック量はもちろん、そこに至るまでの相手の言動や癖、細かな挙動を見て、次のアクションを予測するようにしていました。
それでは、これからポーカーを始めようと考えている方々へ、何かメッセージをお願いします!
今はオンラインでも気軽にポーカーを始められますし、アプリを使えばルールを覚えるのもすぐにできると思います。そして、実際にアミューズメント施設に行ってみると、どこのお店でも、卓の皆さんも非常にフレンドリーで、初心者にも丁寧に教えてくれる環境が日本にはたくさんあると感じています。ですので、ぜひオンラインだけでなく、ライブポーカーの楽しさを、一歩踏み出して経験してもらえたら嬉しいです!
最後に、今回応援してくださったお仲間たちへ、メッセージをお願いします!
皆さんの応援が、本当に心の支えになりました!以前から「仲間が優勝した時には、その記念写真をみんなで絶対に撮りたい」という夢があったのですが、まさか自分が優勝することでその夢が叶うとは思っていませんでした。最高の写真が撮れたのは、みんなが温かい声をかけてくれたおかげです。本当に感謝しています。今度は私が、仲間を応援する側として声をかけるのを楽しみにしています!
改めまして、TAKUYAさん、この度は優勝誠におめでとうございます!今後のさらなるご活躍を心より期待しております。
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