SHIBUYA POKER FES. 2024

宇田川ミリオンズ Winner

nao選手

naoさん #15 宇田川ミリオンズでの優勝おめでとうございます。
まずは優勝された時のお気持ちを教えてください。

ありがとうございます。やっぱり嬉しいです。今回はオッズも良く、参加費が3万円に対してプライズは150万円ほど貰えましたし、大型大会も物凄く進化してきているなと感じました。

宇田川ミリオンズに参加された理由はありますか？

実はメインイベントで17位入賞で飛んだあとにミリオンズがやっている事に気が付きました。前日深夜トナメに出て寝てないのと、飛んで精神的にも疲労があったのですが、そのまま参加しました（笑）

トーナメントに参加される際に意識している事はなんですか？

自分の体力と精神力を維持することや集中力を切らさないように心がけています。
例えば、普段から長時間プレイしても疲れないように座椅子を持参しています。
今回のShibuya Poker Fes以外にWSOPなどにも持参しました。

優勝を意識し始めたのはどんなタイミングでしたか？

FTになった時です。
FT序盤で、私はショートスタックだったんですが、UTGでAAが入ったスポットがあり、私のオープンに、+1がコール、+2の方が、オールイン要求のような3betを打ってきたので私がオールインしたところ、+2の方は96sを持っておりダブルアップ出来ました。
そこから優勝を意識し始めました。

トーナメント後半ショートスタックでの立ち回りで意識されていることはありますか？

ショートスタック時はブラフを少なくしたり、マージナルなハンドでは参加しないようにしています。仮にマージナルなハンドで参加し、ボードが絡まないと判断が難しい状況に立たされるので基本マージナルなハンドでは参加しないようにしています。

プレイで特に意識していたことがあれば教えてください。

先ほどと重複しますが、とにかく周りの人から固いと思われていたので、ブラフも少なそうな印象のおかげで、自分のハンドにボードが絡まなくても、とにかくアグレッシブにベットして相手をおろす事を意識していました。

「スタックを増やすよりも無駄に減らさないこと」を大事にしています。

普段相手プレイヤーのどういったところに目を向けたり、意識されてますか？

相手の集中力を見ています。
例えば、スマホを操作しながらプレイをしている方や、お酒を飲まれてる方など、あまり集中していないプレイヤーの方はプレイが雑になりミスをしがちなので、そういう方と戦う場面を増やすようにしています。

FTの展開はいかがでしたか？

残り3人になったときに、FT序盤にオールイン勝負になった方がプッシュオアフォールド戦略を取りだしました。その方がBBの時はかなり広くオープンしてスチールを狙い、オールインが返ってきたらフォールドする戦略でチップを着実に増やすことができました。

ヘッズアップの展開はいかがでしたか？

ヘッズアップの相手のYëoさんは、以前韓国などで同席したことがありました。
タイトパッシブなレイヤーだと記憶していたので自分なりにはうまくエクスプロイトしていました。ブラフキャッチはあまりされない方だったので、Yëoさんに対してはブラフを多めにプレイしました。
過去同卓した方の情報はすごく大事にしています。

優勝後、何か変わったことはありましたか？

嬉しさはありましたが、特に変わったことはあまりありません。
実はP1、戦国やSPADIEなど他の大型大会のサイドトーナメントでも、立て続けに優勝できている状況だったので、普段通りしっかりとしたプレーラインが出来てれば結果を残せる自信はついてきました。

結果が出てる時と出ていない時の違いはどんなところにありますか。

結果が出てる時は、相手をよりしっかり見れていると思います。
ポーカーのプレイスタイルは主に2種類あると思っています。数値や理論的に基づいてプレイすることと、感覚を重視しながらプレイをすることです。
私はどちらかというとエクスプロイトに特化していて、ポーカーを始めた頃よりも感覚が鋭くなっていると思います。

普段どちらでプレイされていますか？

アミューズはそんなにいかないんですが、チケットハンターのような動きをしています。オッズのよさそうな店を見極め転々としてトーナメントでチケットを狙っています。
あとは、明大前にある「EDGE」というお店はシーシャも取り扱っていて美味しいので良く行ってます（笑）

獲得したプライズで参加したいトーナメントを教えてください。

SPADIEや戦国など他のイベントでも優勝を何度かできたので、以前獲得したプライズでAPTに行きました。
APTの2dayハイローラーで11位入賞できたので嬉しかったですし、今後も獲得したプライズで海外の大型大会のトーナメントに参加していきたいです。

海外のプレイヤーの方と同卓された機会も多いかと思いますが、日本人とのプレイラインの違いはありますか？

やっぱりありました。日本以外のアジアのプレイヤーは降りることが少なくタフなイメージですので、バリュー額を日本人の1.3倍くらい大きめに打ち、ブラフは頻度を減らすようにしています。

他にはWPTパリに参加したときは、3betポットでAAを降りる方もいたので、国によってここまでプレイラインが違うのかと感じました。 なので私は、国内と国外のプレイラインは変えています。

SHIBUYA POKER FES に参加してどういった印象を受けたのでしょうか？

他の大型イベントに比べ、町でお祭りをやっているような感覚で非常におもしろかったです。メイン会場の下でクレープを買って、食べながらポーカーをやれたなど自由度が高く印象的で良かったです。

ご自身の強みや強さの秘密は何だと思われますか？

ブレイクの度にしっかりリフレッシュするようにしています。
例えば、外の空気を吸う・気持ちを切り替える・顔を洗う、歯を磨くなどをしてリフレッシュしています。
ポーカーは長丁場になることが多いので、集中力を落としミスをしてしまうこともあると思います。自分はそれを防ぐためにリフレッシュするようにしています。

他にやっていることは、マイ座椅子を持っていったり、海外トナメなどでは睡眠をしっかり取る為に睡眠剤等を持っていっています。

また、大型大会などポーカーをやるときはお金が多かれ少なかれかかっているので、楽しみながらではありますが、遊びというより仕事に近い感覚でやっています。
なのでお酒を飲んだりゲームなどはしないようにしています。

日常のルーティンで大事にしていることはありますか？

コンディションの良い状態を維持するために、ジムやウォーキングに行くなど運動をしています。トレーニングは地道なことの積み重ねで、メンタルも鍛えられますし、それもありポーカーにはストイックに取り組めていると思います。

naoさんにとってポーカーとはどんなものでしょうか。

最高の趣味でもあり、人生をかけれるものです。 もう既にライフワークに組み込まれているので日常の一部です。

ポーカーを始めたきっかけなどを教えてください。

3年くらい前にコロナが流行ったと思いますが、当時は旅行と麻雀が趣味でした。
しかし飛行機でどこかに行くのは難しい状態で、何をしようか悩んでいるときにポーカーに出会いました。
はじめてやってみたときに麻雀とのゲーム性が似ているところもあり、凄く面白いものだと感じました。

ポーカーと麻雀の共通点は何ですか？

共通点は不完全情報ゲームなことですね。
将棋や囲碁など盤面にすべて情報が出ているものが完全情報ゲームですが、ポーカーは相手のハンドは見えないうえで様々な情報から相手のハンドを推測していくので、そういった部分は麻雀とほぼ一緒だと感じています。

なので、麻雀をやっている方はポーカーに入りやすいと思いますし、ポーカーをやっている人は麻雀にシンパシーを感じやすいと思います。 今後業界の垣根を越えて双方にとって良い相乗効果が生まれたらいいなと思っています。

新しくポーカーを始められた方に伝えたいことはありますか？

ポーカーの良いところは、実力を磨けば普通の仕事では稼げない大きなプライズを獲得したりできるので夢がありますし、ポーカーをしていなければ関われないような異業種の方とも出会えたりするので人とのつながりができるところが魅力です。

naoさん改めて優勝おめでとうございます！ 今後のご活躍も期待しております！
本日はありがとうございました！

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