JOPT15 TOKYO Stars200で優勝した志々目修(おさちん)さんインタビュー



志々目修(おさちん)さん
入賞歴:
JOPT15 TOKYO Stars200優勝 (Asia Open Poker Tourフルパッケージ獲得)
ManilaSuperSeries8 Flipout優勝(JOPTで獲得したプライズで出場し一発で優勝)
JOPT13 GrandFinal Main 3位
AJPC 2017 Main 4位





JOPT MainEventの放送ではHootersのサングラス(4000円)をかけている姿で強烈な印象と安定した成績を毎回残している実力者のおさちんさんですが、JOPTでの優勝は実は初めて。皆から愛される人柄も魅力な、おさちんさんにインタビューを行いました!





あんな:今回JOPT15 TOKYO Stars200での優勝おめでとうございます!優勝した感想を教えてください。

おさちんさん:まずはサイドながらもJOPTで優勝できて嬉しいというのがあります。今回Warm upのチケットをすでに獲得していたのですが、急変の患者さん対応で出場することが出来なかったため、急遽飛び入りでStars200に参加しました。卓ではてんぺーさん、トミ店さん、Brianさんもいて辛かったものはありましたが、運よく優勝することが出来ました。ヘッズの相手だったCOSMOSさんとは初対面だったのですが、AOPTの会場でお会いした時にも覚えていてくださっていて、とても素敵な方という印象を受けました。


あんな:印象に残ったハンドについて教えて頂けますか?

おさちんさん:中盤でショートだったときにUTGからAQoでオールインしたら、BBだったトミ店さんに44で受けられ、ボードに3枚同じ数字が出て相手がフロップフルになったんですね。その後ターンがKだったので敗戦濃厚だったんですが、リバーでフロップと同じ数字が出て、結果クワッズのキッカー勝ちだったのが非常に印象的でした。


あんな:よく行く店舗と行き始めたきっかけはなんですか?

おさちんさん:ポーカーを始めたのは6年前ですね。当時メイドカフェに行きたいと秋葉原を歩いていたら、美人なほむらさんからアキバギルドのビラを頂いたことでアミューズメントカジノに出会い、そんなアキバギルドでちやほやされるにはポーカーが必要だと悟ったのがポーカーを始めたきっかけでした。もともとギャンブル好きだったこともあり、ポーカーにのめりこんでいきました。今は閉店してしまったアディクトで一年以上リングをやり、アキバギルドではれあちゃんと大富豪、週末にはアディクトでコットンさん夫婦とトーナメントで戦っていました。その後は家の近い東京dePoker新宿に通い、荒井さんや畑野さんに勝負を挑むもまあ勝てず、達人お断りの名目でオープンしたネコカジへ行っていました。今ではポーカーをする頻度もめっきり減ったこともあり、いろんなところをふらふらとしています。



 




あんな:ポーカーをどのように学んだのですか?

おさちんさん:ポーカーの基礎に関しては、しまぽ本「トーナメントポーカー入門」をひたすら読みこみ、いまでも基礎に立ち返るためにちょこちょこ読み返しています。島田さん、改訂版を心待ちにしています!後は長年のアミューズメント通いをベースにエンピリックにプレイしています。【エンピリックセラピー:医師が自分の経験を基準にして、治療を行うこと。医療用語。】


あんな:ポーカーにおいて一番大事にしていることはなんですか?

おさちんさん:大事にしているのは「情報量を増やすために相手の癖を読んで記憶しておくこと」(©きむ)ですかね。同卓している人のハンドレンジやアクションは記憶しています。それを参考に相手によってアジャストしているつもりなんですが、大体見当違いなハンドが出てきてダメージを受けています。あとはなによりもコンパニオンにどう思われるかといったイメージ作りを大切にしていますね。


あんな:おさちんさんが考える強いプレイヤーさんや、仲のいいプレイヤーさんはどなたですか?

おさちんさん:強いプレイヤーさんは本当に大勢いらっしゃいますが、最近ではプロ宣言をされたヒロユキさんの活躍が凄いなあと思っています。後はさとしさんやたけしさんに一緒に海外遠征に連れて行ってもらったりと仲良くしてもらっています。この前はポーカープレイヤー10人ほどで忘年会を行い、その時にAOPTメインで優勝されたモリスンさんに全てご馳走になりました。同い年のトミ店さん、もちひろさん、たかさんと皆さん活躍されているので是非それに続きたいと思っています。



 



あんな:定期的に行われるJob-1(くりあつさん主催の職業別対抗戦)で、おさちんさんは性獣軍(KMS-1)という括りですが、この名前の由来とは何なのでしょうか?

おさちんさん:元々AJPC、JOPTと立て続けに入賞した際に、ネコカジの矢倉さんから声をかけて頂いてイベントをやることになったんですね。そのイベント名を決める際にカジノクエストの「幻獣トーナメント」「賢者ひどいの杯」等の面白いフレーズがあったので、もちろん藤川まゆ店長の許可は頂いたうえで、インスパイアして「賢者(K)モード(M)おさちん杯性獣(S)トーナメント第一弾 汁フィード」と命名したんです。それを略してKMS-1と表記していたらJob-1主催のくりあつさんが字面にハマったらしく、それ以降「KMS-1軍」「性獣軍」として呼ばれるようになりまして。せっかくなのでお伝えしておきたいのですが、僕は性獣というほど性欲の強い人間ではありません。


あんな:おさちんさんの今後の目標はなんですか?

おさちんさん:大きなトーナメントで優勝してみたいですね。あとは宝塚歌劇団が好きなので、海外で大きな賞金を獲ったら宝塚市でクリニックを開業したいと思っています。そこで是非喘息に悩んでるタカラジェンヌを治療してあげたいという夢があります。









ポーカーへの向き合い方も人柄も素敵なおさちんさん。
今回インタビューさせていただいた時間は18時。前日の朝9時から24時間を超えて勤務しているほどお忙しい中、今回は特別に職場とプライベートを覗かせて頂きました!




志々目修さん
年齢:34歳
職業:医師(専門:呼吸器内科)
婚姻歴:独身 バツなし
性格:おおらか
趣味:バイクでツーリング、ドラム演奏
嗜好:酒はお付き合い程度、喫煙は職業柄御法度
好きな女性のタイプ:明るい、ふくろうが似合う子、​オレンジが似合う子





・人のために働く「医師」という職業についた理由は?
ポーカー界隈はお金持ちな方や裕福な家庭育ちの学生プレイヤーが多い中、自分は恵まれた家庭ではないため親に楽をさせてあげたいという一心で医者になりました。たまの休暇は海外にポーカーに行くため親孝行は仕送り程度でしかできていないのが心残りですね。



医師として多くの人を助けたいという想い。



・医師の中でも様々な科があると思いますが何故呼吸器内科を?
全身を診ることが出来る医師になりたくて呼吸器内科を選びました。いまの日本人の死亡率№1は癌であり、中でも一番多いのは肺癌なんです。僕の専門である呼吸器内科は肺炎、COPDも診ることから、トップクラスに人の死を目の当たりにする科といっても過言でなく、月に数人の死に目に立ち会うと、医師として、そして一人の人間としてやるせない気持ちになり落ち込むこともあります。しかし、病院の外ではそういう繊細な人間の部分は見せないようにしています。
気持ちの切り替えは大切ですからね。



▲デスクには一面にディズニーのキャラが並びなんともかわいらしい部分も。


・医師はお忙しい職業でしょうし、プライベートの時間は取りづらくないですか?
急変でいつ呼ばれてもいい様に常に病院近くの歌舞伎町で待機しています。プライベートでポーカーをしている際にも呼びだされることがしばしばあるのですが、その時は残りスタックなんて一切気にせずに、僕を待っている患者さんの元へ急行します。あとは職業病でしょうか、喘息のディーラーやプレイヤーさんを見かけると非常に気にかけてしまいますね。



医師として、人として、成長した人間になるために。



・志々目さんは医師としてどのような活動を?
現在は大学病院に勤務し最先端の治療を行っていますが、 医師として人としてこれからも成長をしていくために中規模の病院から小児も診る小さな病院、東海地方の僻地にある病院、そして老人ホームでも勤務しています。将来はきたる2020東京オリンピックでの無償ボランティアをやる予定です。


▲真剣なまなざしで書類に目を通す。ギャップにどきりとさせられる。







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