Platinum優勝 Ryosukeさん

JOPT 2024 Tokyo #02

NLH Platinum Winner

Ryosuke選手

Ryosukeさん、改めてPlatinumご優勝おめでとうございます!まずは優勝された時のお気持ちについて教えてください。

ありがとうございます!優勝した時は、自分にポーカーを教えてくれた友人が応援に来てくれていたので、その友人の目の前で優勝するところを見せられたことが嬉しかったですね。ポーカーを教えてもらいながら「いつかJOPT Platinumとか、名誉ある大きなイベントで一緒に優勝しようね」 みたいな話をずっとしていたので、目標も達成できましたし、ここまで教えてくれた友人の期待に応えられてよかったなと思います。

それは嬉しいですね!ご友人とはどういう出会いだったのでしょうか?

友人とは韓国のキャッシュゲーム卓で出会いました。ポーカーを本格的に始めたのが1年くらい前で、日本でルールを覚えた後に、ビビりながら韓国のキャッシュゲームを打ちに行ったんです。そこで、ポーカープロをやっている人と仲良くなりまして、その人が今では友人であり、ポーカーの師匠でもある、という感じです。
今回の大会では、友人からブレイク中にアドバイスをもらっていたので、教え通りに戦ってしっかり結果を出せたことが嬉しいですし、トーナメントでの優勝経験も初めてだったので、初優勝がこんなに大きい大会だったことはすごくラッキーだと思います。

初優勝がPlatinumはスゴいですね!エントリー費用が高くて強い人が集まる大会ですが、意識していたことはありますか?

そうですね、強い人が多いイベントだったと思いますし。僕なんかあまり上手くないので3回もリエントリーしてます。(笑) やっぱり席に座った瞬間の空気感が他のイベントとはちょっと違ったというか、ピリッとしてましたし、自分よりもずっと上手な人が多かったですね。なので、緊張でガチガチになっちゃうよりは気楽にプレイしたほうが良いだろうと思って、積極的にオールインして相手に分散を押し付けるようなプレイをたくさんしていました。特にバブルラインとか、7連続くらいオールインしてましたね。ハイローラーイベントでICMが効いているように見えましたし、本当に優勝しか見てなかったので、攻め時かなと思ってオールインしまくったら、一気にアベレージの2倍くらいまでスタックが増えていました。


30万円出しのイベントを3回エントリーですか!そこで7連続オールインは勇気があるというか、肝が据わっているなと思います(笑)
優勝を意識し始めたタイミングもそのあたりでしょうか?

そうですね、優勝を意識し始めたのは7連続オールインあたりからですね。その後に優勝を確信し始めたタイミングもあります。インマネ後、自分はセカンドチップリで30~40bbくらいのスタックを持っていたのですが、相手のオープンに対して何度もリスチールのオールインを被せまくってチップを増やしていました。セカンドチップリからのオールインなので、かなりリスチールが通っちゃうんですよね。周りから見たら相当下手に見えてたと思いますし、自分もそんなに上手くないのですが、相当やりづらいと思われていたと思います。

そうすると周りのプレイヤーさんも次第にアジャストしてくるようになってきまして、チップリーダーのリンプに対して、自分がKJ持ちのセカンドチップリの状況でオールインを被せたところ、スナップコールされました。相手はAKを見せながら「ようやく捕まえた!」と言って、自分も「捕まったな〜」と思ったんですが、運良くボードにJが2枚落ちて勝ってしまったんですよね。その時に「これだけ分散の高いプレイをしていて、強いハンドに捕まっても引いて勝てるなら、今日は優勝できるだろうな」と感じましたね。

トーナメントでディープランする時って、何度もオールイン勝負で勝てたり、アンダードッグを捲ったりして「今日は優勝いけるかも!」って思ったりしますよね。 ?

そうですね。また、優勝できた要素の1つとして、応援団の力も大きかったと思います。このハンドの後からインマネも優勝も見えてきて、「賞金が確定した30人くらいのプレイヤーの中から、優勝した1人が2,000万円貰える」という状況がかなり緊急事態だと思ったので、ポーカー友達がたくさんいるわけでは無いのですが、声をかけたら6人くらい集まってくれました。
今振り返ると、集まってくれて本当にありがたかったなと思います。FTが特にそうだったのですが、他のプレイヤーさんの応援団がすごい人数だったので、もし自分を応援してくれる人が1人もいなかったら、すごくアウェイな感じがして、メンタルを保つこともできなかっただろうなと思います。

やっぱり格上の相手と戦っているとオールインをして楽になりたいタイミングが何度もあるので、冒頭にお話したポーカーの先生でもある僕の友人が見てくれていたので、きちんとしたプレイを徹底できたというか、自暴自棄なプレイをしなくて済んだと思っています。

ミスプレイで優勝を逃していたら、先生にすごい怒られていたかもしれないですね。(笑)

見てもらっていたことで自制が効いたと思いますし、アドバイスもしてくれるし本当にありがたかったです。先生からは、「アグレッション高く攻めていこう」とか「一発オールインがつかまりだしたから、少し控えたほうが良い」などのアドバイスをブレイクごとにもらっていました。


FTやヘッズアップはいかがでしたか?

本当に運が良かったんだと思いますが、思い返してみるとFTで同卓したプレイヤーは全員僕が飛ばしてますね。プライズジャンプも結構大きいトナメで、4位→3位あたりは300万円くらい違うような状況でしたが、相変わらず優勝しか見えていなかったので、みんなが保守的になるタイミングで自分はアグレッションを上げて、分散の高いプレーを押し付けまくるようにしてとにかく攻めまくっていました。
ヘッズアップの相手は、自分よりも強いから絶対ヘッズアップで戦いたくないと思っていたプレイヤーさんでした。本当に強い方なので残り2人になる前に飛んでくれることを願ったのですが、やっぱり最後まで残られて、いざヘッズが始まったらやっぱり超えられない実力差を感じたので、運が味方しないと僕はこの人に勝てないなと思い始めました。

そこからは戦略を変えて、上位70%くらいのレンジで全部一発オールインにしました。お互いに約40bb持ちでスタックはほぼ同じくらいの状況で、相手の2bbオープンに対して40bbオールインみたいなプレイを3連続で被せてスチールを通して、4回目にK8oでオールインしたらJJにコールされて「捕まった〜」と思ったらなんとフロップでKが落ちて、そのまま抜けて優勝できました。 相手の方にはちょっと申し訳ないなと思って、後で少しお話しました。「ポストフロップでお兄さんに絶対勝てないと思ったので分散が高いプレーに切り替えたのですが、最後ツイちゃってすみません」と伝えたら、相手の方はすごく大人で、「ポーカーってそんなもんですよね、全然気にしてないです」みたいな感じでした。

Ryosukeさんは相手と自分の実力差を認めた上で、戦略を大胆に変えているところがすごいですし、2位の方もひどい負け方をしてもスパッと切り替えられるところがすごいですよね。

本当にそう思いますね。やっぱり考え方がしっかりしているというか、感情的にならないというか。そういうところも含めて学びが多い大会だったなと思います

優勝後、変わったことはありますか?歴代の優勝者さんからは「数日間は興奮で仕事が手につかなかった!」という話もよく聞きますが、Ryosukeさんはいかがでしたか?

僕は逆に、終わってすぐに仕事に集中できるようになりましたね。ずっと目標にしていた大会で優勝できたので、自分の中では一旦ポーカーに対して区切りがついた感じがあって、逆に仕事の方で達成したいことや成果を出したいことが残っているので、次の日から一気に仕事のモチベーションがあがりました。

翌日から一気に切り替えできているRyosukeさんは結構特殊なケースだと思います。(笑)

そうかもしれませんね。(笑) 僕は会社を経営しているのですが、結構昔からメタ思考的に物事を認識して経営戦略を考えることが多くて、「世の中の人がこういう風な認知をしてるからこういう風に戦ってくる」みたいなことを考えながら経営していました。 その考えをポーカーでも使えるんじゃないかと思っていて、今回のイベントで言えば「ハイローラーだからこそ一発オールインが効きやすいんじゃないか」みたいな仮説のもとに戦略を考えていました。結果、優勝という成果を得ることができて、メタ的に物事を考えて戦略を決める考え方が効果を上げられると分かって自信が持てたので、仕事でももっとメタ思考を使っていこうと思いモチベーションが高まった感じですね。 仕事のモチベーション以外の部分だと、ポーカー仲間からお祝いしてもらえたり、自分の会社の社員さんやパートさんから「社長ってすごいんだね!」と言われるようになりました。社内での発言力も若干増したかもしれません。(笑) 


今後の目標やプライズの使い道などは決まっていますか?

今後の目標やプライズの使い道はまだハッキリとは決めていないですね。しばらくは仕事のモチベーションが高い状態だと思うので、いずれポーカー欲が出てきたときまでプライズは取っておこうと思っています。JOPTなどには今後も参加するつもりなので、Platinumで2連覇を狙いたいなと思っています。

ポーカーを始めて1年くらいとのことでしたが、始めたきっかけは何だったのでしょうか?

経営者仲間に誘われたのがきっかけですね。「仕事上のコミュニケーションツールとして、昔でいうところのゴルフみたいな感じの立ち位置になってるからポーカーできるようになってたほうが良いよ」みたいな感じのことを言われまして、日本でちょっと遊んでみたらハマっちゃったんですよね。そこから韓国にキャッシュゲームを打ちに行ったりしていました。

普段はどのようなところでポーカーをプレイされていますか?また、どのように勉強していますか?

アミューズとかにはほとんど行ったことが無いですね。片手で数えられるくらいじゃないかとおもいます。勉強もしたことがないですね。仲間内で遊びながら、わからないところがあれば師匠に教わっていますが、本格的なGTOの勉強とかはしたことがないです。

Ryosukeさんにとってポーカーとはどのようなものでしょうか?また、新しく始める方にはどのようなことを伝えたいですか?

新しく始める方へ伝えたいことを先に言うと、最近のJOPTは超大型のトーナメントになってきていて、得られる賞金も大きくなって夢のある大会になってきたと思います。それでも、おサイフと相談して熱くならずにプレイすることが大事だと思うので、自分の資金の許す範囲で頑張ってみてください。僕も今回のPlatinumで運良く優勝できたから良かったですが、90万円突っ込んで後に引けなくなっていた部分もあると思うので、みなさんは無理のない範囲で楽しんでください。(笑)

自分にとってポーカーはどのようなものか?という質問ですが、「JOPT」という大会の中で言えば、「ハイローラー優勝は人生で達成したかった1つの目標」ですね。 「ポーカー」という視点で見ると「新しい友人とのつながりができるコミュニケーションハブ」だと思います。ポーカーをきっかけに出会った仲間と一緒に事業を立ち上げたり、JOPTをきっかけにまた集まったり、今後もこういう関係が続いていくだろうなと思うとすごく嬉しいですし、ポーカーは人生を豊かにしてくれるものだと思います。

ご自身の強さの秘密は何だと思われますか?

それはもう、思い切りの良さですね。アグレッシブにオールインで攻めていけるところは、他のプレイヤーさんと比較しても強い部分だと思います。あとは、優勝に対する執念みたいなところも人より強かったと思います。本当に優勝しか見ていなかったですし、絶対に優勝したいと思っていたので、気持ちの強さも大事だと思います。

最後に「これだけは伝えておきたい、記事にしてもらいたい」という内容はありますか?

そうですね、最後に伝えたいことといえば、友人でもあり、師匠でもあるGasoにこの場を借りてお礼したいです。Gaso、ポーカーを教えてくれて本当にありがとう!次はGasoが海外大会で優勝してくれることを心から期待しています!ぜひ、自分に続いてほしいです!

Ryosukeさん、ありがとうございました! 次はRyosukeさん、Gasoさんの師弟ダブル優勝インタビュー記事を書きたいので、ぜひ今後もがんばってください!

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