KKPOKER LIVE TOKYO 2024 SUMMER

Main Event Winner

りょうへい選手

KKLIVE TOKYO 2024 SUMMER Main Event、優勝おめでとうございます！今のお気持ちについて教えてください。

直後はあまり実感が湧かなかったのですが、周りの反響もあり今はひしひしと優勝を感じています。当日は、普段一緒にポーカーをしている大学の友達が駆けつけてくれて、一緒に祝ってくれました。

僕は2, 3位ではなく、「優勝」にこだわっていたので、夢を叶えることができました。また、人生で初めて出場した大型大会がKKだったので、ここで優勝ができ感慨深いです。

周りのレベルはどうでしたか？

FTはチップ差があったので、FTに残った全ての人とポストフロップを戦えた訳ではないですが、ANNUさんとのヘッズアップが印象に残っています。

Hero: CO K9♡♡ 2BB open (90BB)
BB: J7 ♧1枚持ち call (70BB)

Flop KKQ ♧♧2枚
CO Pot 1/3bet
BB x/r 2.5倍bet
CO call

Turn 5♧
BB Pot 1/2bet
CO call

River 7♡
BB Pot 40%bet
CO Call

無事にKのスリーカードで勝ちました。フロップでレイズを返さなかった理由としては、フロップ時点で負けていることはなく、相手がコールできるレンジないと判断したためです。ターンで♧のフラッシュが完成しますが、それでもフルハウスで捲り目があるためコール、リバーはとても悩みましたが相手のブラフレンジもあったため、コールしました。Day2後半でずっとAnnuさんと同卓していましたが、ANNUさんはスキルが高く、しっかりブラフも打てるタイプだったので、とてもプレイするのが難しかったです。

 

ヘッズアップはどうでしたか？

ヘッズアップは、想定よりも早い段階でスタートしたことから、お互い70BB持ちのかなりディープな状態で戦うことになり、純粋にとても楽しむことができました。 お相手のフレーザーさんはDay2で同卓していたときからスキルでは群を抜いていたイメージでしたので、残るべくして残った方だったという印象です。 実戦の中では、バリューとブラフのバランス感、チェックレンジやリンプレンジに強いところを残せている、相手に合わせて自在にスタイルを変えてくる等、一筋縄ではいきませんでした。 長時間のプレイの中で、ベットサイズの癖を観察していたので、どうにかブラフを読み、勝ち切ることができました。 同卓者の方々への配慮も行き届いており、フレーザーさんと対戦された方はみんな気持ちよくプレイできていたんじゃないかなと思います。

ここで見事2位入賞されたFraser（フレーザー）選手からコメントをいただきましたので紹介させていただきます！ りょうへいさんのプレイスタイルはいかがでしたか？

彼は非常に自信を持っているプレイヤーで、多くのハンドをプレイしつつも、積極的にブラフを多用するタイプだと思いました。私たちが一緒にプレイしている間、彼は私の左に座っていて、彼に対してプレイするのは簡単ではありませんでした。ヘッズアップでは、彼はビッグブラインドアンティをどう考慮に入れるかをよりよく理解していたと思いますが、私はタイトすぎました。

ターニングポイントとなったハンドはありますか？

おそらく最後から2番目のハンドでした。3ベットポットでお互いキングハイを持っていました。私はターンでブラフを試みましたが、スタックを誤って計算しベットが小さすぎました。 彼はレイズオールインし、私はフォールドするしかなかったです。とても素晴らしいプレイだったと思います。

日本の会場の様子はいかがでしたか？

会場の雰囲気は素晴らしく、そこにいた全員が素晴らしいおもてなしをしてくれました。日本のプレイヤーとプレイするのが大好きです。 彼らは非常に素早くプレイするので、ゲームがより速く進み、より楽しめます。

最後にりょうへいさんへ何か一言お願いします！

優勝したりょうへいさんには、もう一度おめでとうと言いたいです。 トーナメント全体を通して非常に良いプレイをし、素晴らしいチャンピオンだったと思います！

フレーザーさん、素敵なコメントありがとうございました！ さてりょうへいさん、KKのMain Eventはストラクチャーが長いと思いますが、精神・体力のケアはどうしましたか？

まず体力面では、日程を分散させるためにDay1は店舗で参加しました。精神面で気をつけたことは、誰もがそうだと思いますが、チップを大きく失ったときは、ティルトすることを防ぐために、一旦席から離れ、会場内を歩いたり外の空気を吸いに行くようにしています。2~3ハンドは捨てることになりますが、精神が落ち着くためおすすめです。また、常にアベレージの1.5倍〜2倍のスタックをキープするようにして、バットビート食らっても生き残れるようにしています。

自分なりの気分転換の方法を見つけることが大事ですよね！ところで、ポーカーはいつ頃から始めたんですか？

2023年7月です。大学の友人がみんなポーカーをしていたので、僕も始めました。始めて1ヶ月でKKのサテライトチケットを獲得し、そこからポーカーにハマっていきました。始めた頃は、ポーカーのアプリで2徹するくらいでした。（笑）

よく行くポーカールームはありますか？

新橋の化猫ポーカー倶楽部さんや、六本木のUPSさんが多いです。始めたてのときは週4くらい通っていました。最近は週1~2くらいでトーナメントによく参加しています。ストラクチャーが長いトーナメントが好きです。それは、同卓する時間も長いため、相手のプレイの癖を観察できたり、実力差が出やすいからです。

ストラクチャーが長いのがお好きなのは、強い人だからこそですね。どういう人がポーカー強くなれると思いますか？

アクションを振り返り、言語化できる人が強くなれると思います。また、他人の意見も取り入れて、プレイの引き出しを持つことが大事だと思います。 精神論にはなりますが、プレイ中は「自分が一番ポーカーが強い」と思い込むようにしています。自信を持つことも必要です。

普段はどうやってポーカーを勉強していますか？

ヘッドフォンポーカー等のYoutubeを見ることが多いです。GTOは強くなるために必要だと思いますが、組み合わせが無限大なので、短期的にスキルを向上することが出来ず、あまり効率が良くないと考えており、GTOを理解したプロのプレイを見ることで、自然と身につく方法をとっています。

Youtubeを見ることが多いんですね！好きなプレイヤーはいますか？

マサキングさんは、相手の特徴に合わせて最適なプレイをするため凄いなと思います。他にも、GTOを把握した理論に基づいたSouzirouさん、マサキングさんとSouzirouさんの良さを持ちつつ、時に大胆なプレイをする中村多聞さんもとても尊敬しています。そういった方々のプレイを見て、自分の体に覚えさせています。

プレイを体に覚えさせるとは、スポーツみたいですね。ポーカーと仕事や他の趣味との両立方法はありますか？

もともと仕事以外で時間を費やす趣味がなかったので、今の趣味はポーカー一択です。仕事が終わって余力があれば、平日もポーカーをします。週末も1日はポーカーをしますので、平日はあまり無理せずやっています。

これからの目標はありますか？

海外のトーナメントに出たいです。来年のWSOPはもちろん視野に入れています。仕事がプロジェクト単位で動くため、うまく休みを取れればいいなと思っています。また、その前にまずは近場のアジアで参加できそうな大会も探しています。

これから大型大会で良い成績を残したいと考えている人に一言アドバイスはありますか？

ベースの戦略は覚えた上で、あとはひたすら上手い人のプレイをを見て、実践を積んで、体で覚えていくことが大事だと思います。ぜひ「自分が一番強い」と思い込んでプレイをしてください！

自分が一番強いと思うことでポジティブかつ前向きにプレイできそうですね！ 次はぜひ海外トーナメント優勝のインタビューでお会いできることを楽しみにしています！

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