SPADIE 38 th

#13 Melty☆Twins -Tag Team-

hgyemさん　Pandoraさん

 

優勝おめでとうございます！ まずは、今のお気持ちをお聞かせください。

Pandoraさん:ありがとうございます。本当に嬉しいです！

hgyemさん:そうですね…インプライズしてからは、順位を一つひとつ上げていくことに集中していました。21人がアクティブだった時は、「よし、まずは20位を目指そう」と。20位になったら次は「19位を目指そう」と、段階的に少しずつ上を目指していきました。

Pandoraさん:本当に一歩ずつ噛み締めるようにして、順位を上げていったという感じです。

hgyemさん:気づいたらファイナルテーブルにいて、自分でも驚きました。そのまま気づけば残り5人になっていて…どんどん順位が上がっていく展開に、自分たちが一番びっくりしていました。

優勝が決まった瞬間はどうでしたか？

Pandoraさん:もう本当に…嬉しかったです。初めてインプライズしてから半年ほど経って、やっと、やっと優勝することができたので、心の底から素直に嬉しい気持ちでいっぱいでした。

hgyemさん:私自身、個人としても初めての優勝だったので、まさか本当に優勝できるとは思っておらず、驚きと喜びでいっぱいでした。

お二人とも、初優勝なんですね！Tag戦ならではの良さや、普段の個人戦と比べて感じた違いはありますか？

Pandoraさん:そうですね。普段の個人戦と違って、自分のアクションに対して相方と意見が分かれたときに、「どっちが正しいかな？」と相談できる点が大きな違いだと感じました。お互いにミスを指摘し合ったり、良いプレーを取り入れたりすることで、すごく学びの多いプレーができたと思います。

協力できるのは力強いですよね。プレイ中に、お互い意見が揉めたりはしませんでしたか？

Pandoraさん:今回は、そうですね…。お互いのプレイスタイルが少し似ていたこともあって、特に揉めるような場面はありませんでした。

hgyemさん:二人ともアグレッシブなタイプなので、基本的に意見が割れることも少なかったです。

Pandoraさん:入りたいハンドはしっかり決めて、降りるべきハンドはきちんと降りる、という基本を徹底してプレーできたと思います。ブラフに関しても事前にルールを決めていたので、揉めることもなく、スムーズに進められたのが良かったですね。

トーナメントを振り返って、特に印象に残っている場面はありますか？

hgyemさん:本当に大きな意見の食い違いもなく、終始プレーしやすかったです。

Pandoraさん:印象的だったのは、FTで残り4人の場面ですね。僕がSBでKKを持っていて、ボタンからオープンが入ったんです。BBにはチップリーダーがいて、かなりアグレッシブにレイズしてくるタイプだったので、あえてこちらはコールにとどめました。そのうえで、BBにレイズさせて、最後にこちらがバックレイズを仕掛けるという形を狙いました。

hgyemさん:実際にそのバックレイズがしっかりハマって、プレッシャーもかけつつバリューも取る、という狙い通りのプレーができた場面でした。その後は無理をせず、ショートスタックのプレイヤーが飛ぶのをしっかり耐えながら、ハンドが来た時に確実に入っていく…という、堅実な展開だったと思います。

バックレイズのタイミングで会場もすごく盛り上がってましたね！

Pandoraさん:はい！FTはみんなに注目されているんだなと実感しました。

hgyemさん:その時、あえてハンドを見せないでマック（手札を伏せること）しました。なんか、こう…相手にモヤモヤさせたくて。それが良い作戦になったのかなと感じています。

そのバックレイズの後、チップリーダーの動きに変化はありましたか？

hgyemさん:25人くらいの頃から、ずっとチップリーダーでしたね。ヘッズアップでも、チップ量では常に負けていました。

Pandoraさん:FT前からずっと追いかける展開で、しかもチップリーダーの方がずっと隣にいらっしゃったので、FTになるまではすごく動きづらかったです。本当にギリギリの攻防だったと思います。

FTに入る前から意識してたんですね。トーナメント参加に当たって、戦略は持たれてましたか？

Pandoraさん:トーナメント全体の話ですが、しっかりハンドを選ぶことを意識していました。アミューズの場合は、もう少しレンジ（手札の範囲）を広げて、純粋に楽しむようにしています。もちろん、トーナメントも楽しいんですけどね（笑）

hgyemさん:アミューズだと、ポストフロップをじっくり楽しめる場面が多いですが、トーナメントだと飛んだらそこで終わりじゃないですか。しかも今回はタッグ戦なので、より一層、責任感が出てきて。だからこそ、レイズが返ってきても戦えるようなハンドじゃないと入れない、という意識でプレーしていました。

FTではどのように挑まれましたか？

hgyemさん:FTの前半はまったくハンドが入らず、コールばかりしては少しずつ削られていく展開となりました。特にBBではかなり厳しい場面が続きました。ただ、残り4〜5人くらいになってからは少しずつハンドが入り始め、そこからは戦略もうまくハマってくれたように感じました。印象に残っているのは、ラストプレーの1つ前、オールインで勝負を決めた場面です。あの勝利で、ほぼ勝負が決まったような状況になりました。

Pandoraさん:たしかJ9だったと思います。そのハンドで2ペアができて、すごくドローも濃いボードだったので、なんとか引き切れて本当によかったです。最後はA5で、相手がBBからほぼ強制オールインの状態だったので、ここはもう勝負に行く一択でした。

ヘッズアップはいかがでしたか？

Pandoraさん:かなり長い戦いになりました。お互いに40BBくらい持っていたので、すぐにオールインという展開にはならなかったですね。

hgyemさん:けっこうディープな状態だったので、その分じっくりと戦うことができました。

Pandoraさん:二人になってからは、少し気持ちが楽になったというか、プレッシャーはやや軽くなったように感じました。

hgyemさん:スタックに余裕があった分、プリフロップでは少し広めにコールしても、ポストフロップで十分に戦える状況でした。そういった意味では、やりやすい展開だったと思います。

Pandoraさん:ずっと意識していた相手だったので、「やっぱりこの人が残るか！」という感じがありました（笑）Tagで仲間がいるというのは、何よりも心強かったですね。

仲間がいるのは、やはりTagならではですよね。お二人とも今回が初優勝とのことですが、普段からトーナメントには出られていますか？

hgyemさん:そうですね。JOPT（Japan Open Poker Tour）には少し参加しています。

Pandoraさん:僕はリエントリーも含めて、けっこうな数のトーナメントに出ています（笑）ただ、これまでは本当に勝てない時期が続いていて、なかなか結果が出せなかったんです。

いろいろなトーナメントに出場されているのですね。では、SPADIEの印象はいかがでしたか？

hgyemさん:まず、トランプのデザインがすごく可愛らしくて印象的でした。Aが来たときは、見た目の可愛さもあって、さらに嬉しくなりました。それから、いろいろなプレイヤーの方が参加されていて、会場の雰囲気もとても楽しかったです。トーナメント自体やグッズも充実していて、全体的にワクワク感のあるイベントだと感じました。

Pandoraさん:そうですね。全体的にポップでカジュアルな雰囲気があり、JOPTのようなガチガチの競技志向とはまた違った印象を受けました。
参加しやすい空気感があり、ライト層にも優しい大会だと感じました。上級者から、カジュアルな環境からステップアップされた方まで、幅広い層が集まっていて、そうした多様さもSPADIEの大きな魅力だと思います。

お二人のポーカー歴はどれくらいですか？

hgyemさん:私は、だいたい1年くらいです。アミューズメントカジノに通い始めてからは、まだ1年も経っていないと思います。

Pandoraさん:僕はトータルで1年半くらいですね。始めてから、わりとすぐにトーナメントにも出場するようになりました

お二人は同じお店に通われているのですか？

hgyemさん:そうですね。CLT（Casino Live Tokyo@Casino_Live__）で元々私がディーラーをやっていました。

Pandoraさん:そのお店の常連が僕でした。今回、最後まで残ってくれていた人たちは、CLTで一緒に過ごしている友人たちです。本当に、毎日のように顔を合わせている仲間たちです。

hgyemさん:毎回、誰かしら仲間がFTに残っていて、4〜5人は残っていることが多いですね。自然と、みんなで応援する雰囲気ができあがっています。

良いご友人たちですね。今後の目標はありますか？

hgyemさん:やはり、個人で優勝することも今後の大きな目標の一つです。明日は仕事なので早く寝て、明後日にまた出られたらと思っています。

Pandoraさん:自分もまずは個人でFTまで進めたらいいなと思っています。インプライズはあるので、少しずつステップアップしていきたいです。

ポーカーを始めたきっかけや、ポーカーの魅力・楽しさについて教えてください。

Pandoraさん:ポーカーを始めたきっかけは、友達に誘われてアミューズメントカジノに行ったことでした。そこで初めてポーカーをプレイしてみて、「あ、これ面白いな」と思ったのが始まりです。ポーカーの魅力って、やっぱり運の要素もありつつ、スキルの差もはっきり出るところだと思います。初心者でも十分に勝つチャンスがある一方で、上級者にとっても決して気を抜けない。そのバランスが本当に絶妙で、誰でも楽しめるのがこのゲームの魅力だと思います。後は、優勝が決まった時に「わーっ！」って盛り上がる瞬間。あの空気感もポーカーならではで、本当に楽しいです。

hgyemさん:私もプレイヤーから入りました。友達がやっているのを見て興味を持って、自分も始めた流れです。日本に戻ってきてからは、アミューズメント施設によく通うようになって、常連の人たちと仲良くなりました。気づけば、ポーカーをやりに行くというより、その人たちに会いに行く感覚で通ってました。ポーカーも楽しいけど、人と会って話すのも楽しくて、結果的にその空間そのものにハマりました。ちなみに自分は韓国人で日本育ちなんですが、イギリスに留学していたこともあって、その時に現地のカジノで遊んだ経験もあります。そういう意味でも、海外のカジノやポーカー文化に触れた経験は、今の自分にとって大きな影響を与えていると感じます。

海外のトーナメントに出たりもしてますか？

hgyemさん:まだないです！でも、常連のみんなで「韓国行きたいね」っていう話は、ちょくちょくしてますね（笑）韓国はパラダイスシティでカジノがしたいです。

Pandoraさん:CLTのみんなと韓国に行こうくらいでした。自分でも、これまであまり考えたことはありませんでしたが、こうして1つ優勝できたことで、「次も勝ちたい」「もっといろんなトーナメントに出てみたい」っていう気持ちがどんどん湧いてきました。これからも、もっともっとポーカーが強くなれるように頑張っていきたいです！

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