SPADIE POKER LEAGUE Season 38th

#35 PLO Championship

モリカツさん選手

優勝おめでとうございます！直前のWSOPを終えて、今回PLO Championshipを優勝された時の率直なお気持ちをお聞かせください。

ありがとうございます。直前のWSOPではホールデムで強いハンドがことごとく崩れてしまったんです。
ホールデムはどうしても運の影響が大きいですが、PLOはオールインになることが少なく、フロップ以降で勝負できるので、実力が反映されやすいゲームです。
強ければ強いほど有利になるので、そのPLOで勝てたことがとても嬉しかったですね。

トーナメントを振り返って、特に印象に残っている場面はありますか？

やはりヘッズアップの場面が特に印象に残っています。相手はPLOによく出場している実績ある方で、しかも僕のスタックは相手の約20％しかありませんでした。
普通なら絶望的な状況ですが、PLOのヘッズアップはホールデムと違い、スタックが少なくてもフロップ以降で戦える機会が多いんです。
感覚としては、ホールデムの5倍くらいチャンスがあるイメージですね。
その特性を理解していたので、スタック差があっても焦らず、「大変だけど頑張ろう」という気持ちで臨み、勝つことができました。

PLOは難しい印象がありますが、モリカツさんから見た魅力は何でしょうか？

「勉強のしがいがある」点です。ホールデムに慣れている人は、フロップでできたツーペアを過大評価しがちですが、PLOでは簡単にストレートやセットが完成します。
ホールデムで強そうに見えるハンドが、PLOでは弱いことも多いんです。この“感覚の違い”を理解するだけで勝率は劇的に変わります。
だから、初心者でも少し勉強すれば勝ちやすい。ホールデムで運の要素に悩まされてきた人にこそ挑戦してほしいですね。

コーチとしても高い評価を得ていますが、その原動力や教える上で意識していることはありますか？

まずプロとして生活がかかっているという点、そして生徒を勝たせたいという強い思いです。
講習では「聞いただけで終わらないこと」を意識しています。人は時間が経つと忘れてしまうので、3年後でも「モリカツが言っていた」と思い出してもらえるような、
インパクトのある言葉を選ぶようにしています。今回の講習会でも、ブラフとバリューの使い分けや、相手に読まれないプレイを実戦的に伝えています。

今後の目標は何かありますか？

まずは日本の獲得賞金ランキングで100位以内に入ること、そして最終的な目標はWSOPのブレスレット獲得です。
すでにセミファイナルまで進んだ経験もあるので、決して夢ではなく現実的な挑戦だと思っています。
意外に思われるかもしれませんが、WSOPはJOPTなどよりもレベルが高くないと感じています。
参加者は年齢層が非常に高く、お祭りのように楽しんで参加している方も多いんです。
もちろんトッププロもいますが、参加人数が1万人規模になると強い人と当たる確率は低くなります。
日本から挑戦するプレイヤーはみんな真剣に勉強しているので、十分戦えるし、勝ちやすい環境だと思います。

これからポーカーを始める方、強くなりたい方へのメッセージをお願いします。

トーナメントポーカーは「負けるのが普通」のゲームです。プロでも負けることの方が多く、10回出て1回入賞できれば上位10%の実力者。だから連敗しても落ち込む必要はありません。
大切なのは「勝てる時に勝てばいい」と気楽に構えつつ、技術を磨き挑戦を続けることです。ホールデムから始める人が多いと思いますが、早い段階でPLOにも触れてほしいです。学びの効率も良いですし何より面白い。新しいポーカーの魅力を必ず感じられるはずです。
また講習会も開催しますので、ぜひ参加してください。

本日は貴重なお話をありがとうございました！今後のご活躍も期待しております

______________________________________________________________

SPADIE公式WEBはこちら！
https://x.gd/1zcqb

SPADIEのXはこちら！最新情報をチェックしよう！
https://x.com/SPADIE_POKER

______________________________________________________________