#14 SPADIE Championship 優勝 B-right-XXさん

SPADIE POKER LEAGUE FINAL Season33rd

#14 SPADIE Championship

B-right-XXさん

B-right-XXさん、#14 SPADIE Championshipご優勝おめでとうございます!改めまして、優勝された時のお気持ちについて教えてください!

ありがとうございます。優勝直後は、あまり実感が湧かなかったというのが正直な感想です。
この日は元々#10 PLO Championshipに出ていたのですが、そっちは残念ながら飛んでしまいまして。次は#17 5Card PLOのオマハに出るつもりだったのですが、かなり時間が空いていたので時間つぶしに#14 SPADIE Championshipに出たところ優勝できてしまったという感じです。
少し時間を置いた後に嬉しさを実感しはじめましたが、やはりPLOで優勝したかったという気持ちも強かったですね。

悔しさもあったかと思いますが、それでもChampionship優勝は偉業だと思います!
Twitterも拝見させていただきましたが、先日のJOPT Platinumでも8位と、優秀な成績を収められていますね!

ありがとうございます。2枚のほうは何度か良い成績を出せているのですが、自分はPLOをメインに打っているので、どこかでPLOのタイトルが取れたらもっと嬉しいだろうなと思います。

SPADIE史上初のハイローラーイベントということで、大注目された中での優勝でしたが、トーナメント中に意識していたことがあれば教えてください。

今回からチャレンジし始めたことですが、リバーでシンバリューを取りきることをかなり意識してプレイしていました。
Championshipに参加するプレイヤーのレベルを考えると、リバーのベットにもきちんとコールして対抗してくる方が多いと思ったので、「バリューターゲットが少ないからベットしない」とか「ショーダウンバリューがあるのでチェック」とか、そういったプレーをやめるように意識を変えていました。実際にシンバリューがとれるシチュエーションも多くあり、作戦がしっかりハマったなと感じています。

私も、ベットしてレイズを返されたら怖いのでリバーでチェックしてしまうことが多いので、大変勉強になります。
具体的に、印象に残っているプレイはありますか?

モノトーンボードでシンバリューを取り切れたハンドが印象に残っています。
FinalTableでKKでオープンしたところ、1人にコールされました。詳細は覚えてないのですが、確か相手はSBかBBだったと思います。 フロップはKが落ちてトップセットができましたが、♤のモノトーンボードだったので、ポットの15%のベットを打ったところコールされました。ターンは色が絡まないカードが落ちたので、33%のベットを打ったところ、大きめのチェックレイズを返されたのでコールしました。リバーは色が絡まないAが落ち、相手がチェックしたのでAll-inしたところ、Kヒットにコールを貰えました。

モノトーンボードで、しかもAが落ちている状況でしたが、ナイスAll-inでしたね!このときの読みはどんな感じだったのでしょうか?

相手はかなりアグレッシブなプレイヤーだったので、フロップのモノトーンボードでの15%ベットを弱いアクションと見て、ターンでチェックレイズを返してきたのではないかなと思います。なので、かなり広いレンジでチェックレイズを打ってきている可能性があると思っていました。
もちろん、フラッシュなどの強いメイドハンドでレイズしてきている可能性もありますが、その場合はリバーも打ってくると思うので、リバーでチェックしそうなところ、例えば♤1枚持ちのAヒットや2ペアあたりからコールしてもらえる可能性を考えてAll-inしました。

確かにA♤持ちがターンでセミブラフして、リバーでAヒットさせてショーダウンバリューあるからチェック!という可能性は高そうですが、私がKK側ならリバーでチェックしてしまいます!

そうですね、こういったハンドでシンバリューベットにチャレンジして、しっかり取り切れたのが今回の大会で一番良かったポイントだと思います。


ヘッズアップはいかがでしたか?

お互い60bb持ちくらいの互角のスタック量で始まったのですが、全体的に自分が優位に進められたので、そこは良かったポイントかなと思います。
相手の方は堅実でブラフも少なめの印象があったので、レンジを広げてアグレッシブに攻めてガンガン降ろすことを意識していました。特にAハイボードでCBを打った場合、かなりの頻度で降ろせることに早い段階で気がついたので、A落ちたときは、Aが当たっていなくても毎回ベットしていました。自分がAを持っていない状況だと、自分がAを1枚も抑えていないことでフロップでAが落ちやすいので、CBで降ろしにいくプレイを積極的に狙っていましたね。

ヘッズアップで印象に残っているスポットはありますか?

ターンで大きくブラフを打って相手を降ろしたハンドが印象に残っています。タイムバンクカードを使って30秒以上長考されていたので内心ヒヤヒヤでした。
ハンドの具体的な流れですが、78oで2bbオープン、ボードがAQTレインボーだったので、1.5bbのCBを打ったところコールされ、ターンで相手にフラッシュドローがつくようなカードが落ちましたが、ダブルバレルで150%くらいのポットオーバーベットを打ったところ、かなり悩まれていましたが降ろすことができました。フロップでコールできる強さがあるけど、ターンは長考するハンドなので、恐らくAの弱いキッカー持ちだったのかなと思います。

ターンのオーバーベット、気合入ってますね。(笑)
このままの勢いで最後までアグレッシブに攻めて優勝したのでしょうか?

最後は割とあっさりと決まってしまったのですが、自分が35bbくらい、相手が30bbくらいのスタックの時に、相手のオープンに対して8ポケで3ベットAll-inを被せて、相手がA8sでコールして、無事に抜けて終了でした。自分はミドルポケットの戦い方にあまり自信が無くポジションも悪い状況だったので、フロップが開く前に決着をつけようと思いAll-inしたのですが、そのままコールもらえてAも落ちず、という終わり方でしたね。

35bbの一発All-inはなかなか気合いですね(笑)
自分が苦手な状況を作らないようにすることも重要だと思いますし、エクイティで勝っているA8sにコールしてもらえているので、結果としては良い判断ですね!


では、今後についてのご質問です!プライズの使い道や、今後の目標などについて教えていただけますか?

WSOPに参加してみたいと思ってスケジュールを調べたのですが、自分が出たいイベントの日程が合わなかったので今回は諦めました。仕事を休んでWSOPに行くことはできそうですが、滞在中の予定をフルで埋められるようなちょうどいいイベントの組み合わせが無かったですね。
なのでしばらくは、JOPTやSPADIEなど、国内の大きなPLOトーナメントで優勝するのを目標にして、今回のプライズを参加費に使いたいなと思っています。

B‐rightさんのポーカーのご経験についての質問です。まず、ポーカー歴と始められたきっかけについて教えてください!

ポーカー歴は3年半くらいです。
もともとフリーで雀荘に行くくらい麻雀が好きだったのですが、少し飽きてきた時期に他に面白いゲームは無いかなと思っていたところ、通っていた雀荘のメンバーがポーカーをやっていて興味を持ち始めました。その後、Youtubeでポーカーの動画に出会って面白そうだなと思い実際にプレイし始めました。

ゲーム性が似ているので、麻雀からポーカーにたどり着く方は結構多いですよね。B-rightさんは、最初からPLOに興味を持っていたのでしょうか?

最初はNLHを打っていたのですが、勉強しなかったのでキャッシュゲームで全然勝てなかったんですよね。それだったらもう種目を変えるしかないと思って、そこからPLOに転向する…かと思いきや、NLHの次はなぜかショートデックを打ち始めたんです。ショートデックもはじめは勝てていたのですが、途中から思ったより勝てなくなってきたので、次は5Card PLOを打ち始めました。5枚はそこそこ調子が良くて、そこからは5枚ばっかり打ってます。

その後、2年半前くらいに友達に誘われて、初めてJOPTに参加しました。Megastackに出て面白いなと思って、そこから国内の大型トナメにも定期的に参加するようになったのですが、PLO 5-Cardのトナメが無かったので、仕方なく4枚のPLOのトナメに参加している感じです。

自分に合っているゲームを模索していった結果5枚にたどり着いたけど、5枚の大会が少ないから仕方なく4枚のPLOの大会に出場されているのですね。(笑)
ちなみに、ポーカーはどのように勉強されていますか?

勉強はほとんどしていないですね。勉強しようと思っていた時期もあったのですが、当時はGTOwizardが無くて、PioSOLVERとか、GTO+とか、自分で計算しないといけないソフトしか無かったので、PCにソフトをインストールしたところで満足して終わってしまいました。


逆に、勉強せずに大会上位に残ったり優勝したりできるというのは、B-rightさんならではの強みを活かせているからだと思うのですが、ご自身の強みや強さの秘訣は何だと思われますか?

気合と観察力ですかね。特に気合は大事だと思っています。ライブトナメだと、基本的にエフェクティブスタックが浅いので、プリフロできちんとプッシュしないといけない状況が多いと考えています。そこをオープンレイズではなく、しっかりプッシュAll-inできるのが強みだと思いますし、これまでの結果につながっているポイントだと考えています。

あとは、きちんとブラフを打つべき状況でしっかりブラフを打てることもポイントだと思います。チェックバックして安全にプレイするよりも、相手をよく観察した上で、降りれる人に対してはブラフを打つように意識していますね。まあ、失敗するときは派手に失敗するんですが、それはしょうがないと割り切ってます。

なるほど、勉強になります。 ポーカーに限らず、麻雀のほうもかなり気合でアグレッシブに攻めたりしていますか?

いや、それはしないですね。放銃を減らすのが大事なので、麻雀の方はちゃんと降りてます。(笑)

B-rightさんにとって、ポーカーとはどんなものでしょうか?

これ、回答難しくて。ポーカーは「趣味」ではあるのですが、なんかしっくりこないんですよね。自分が用意したメモには「宇宙です」とか書いてますね。(笑)

宇宙だとちょっと広すぎるので、地球規模でお願いします!(笑)

そうですねえ。ライブトナメに参加するときは「めっちゃ楽しむぞ!」という気持ちもあるし、「勝ちに行くぞ!」という気持ちもあります。周りの方も同じ気持ちで参加されていて、そういう方々と優勝を競い合うのはポーカーのおもしろい部分だなーと思います。
あとは、自分の好きなようにプレイできるし、相手に合わせてプレーを変えたり、いろいろ違う戦略を試してみたりと、自由度が高いところは宇宙を感じますが、そこら辺をうまく表す言葉が思いつかないので、まあ「ガチ寄りの趣味」とかになるのかな。
とにかく、難しい質問です。(笑)

ぜひ、ポーカーの宇宙をうまく表す言葉を見つけて次のインタビューで語っていただきたいので、引き続き優勝目指してがんばってください!
B-rightさん、ありがとうございました!

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