ありごさんインタビュー

JOPT 2024 Sapporo #01

NLH Main Event Winner

ありご選手

ありごさん Main Event優勝おめでとうございます!優勝されたお気持ちをお聞かせください。

初めての札幌大会だったのですが、ファイナルテーブルに札幌勢が自分を含めて 9名中3名しかいなかったんです。そんな中、最後の札幌勢が4位で飛んで、自分が最後の札幌勢になりました。
なんとか札幌にトロフィーを残したい!という気持ちだったので、獲得できて良かったです。
札幌はポーカー界隈がまだとても狭いので、顔見知りの方が多く、仲の良い人が多いんです。ここ2年くらいアミューズメントカジノにあまり行っていないんですが、昔から知り合いのポーカー仲間の方々が、応援してくださいました。中には、JOPTに参加していないのに、わざわざ応援に来てくださった方までいて、とても嬉しかったです。優勝できたので、いつもお世話になっている方々には、打ち上げなどでお返しできたらなと思っています。

770名という大人数が参加された中の優勝でしたが、トーナメント中に意識していたことがあれば教えてください。

ライブポーカーは人のテルや癖があるので、それを意識しながらプレイしました。具体的には、自分の番が来るまでハンドを見ず、他のプレイヤーをしっかり観察するようにしました。それをすることで、この人はコールしそうだとか、フォールドしそうだとか当たりをつけることができました。もちろん外れることもあるんですが(笑)マスクしていなければ口元も見ていました。口角があがるなどいつもと違う雰囲気が出ているときは警戒するようにしていました。あと、ハンドを絞ってみる人はわかりやすいですね。1枚目がローカードだったら、さっと見るけど、1枚目がAだったら 2枚目をゆっくり絞ってみるなど癖が出やすいと思います。

具体的に、印象に残っているプレイはありますか?

最後3人であと1人でヘッズアップになるぞ、というタイミングでショートの方がオールインしました。その時、自分がその方の1.5倍くらいチップを持っていて、カバーしている状況でコールしました。相手は AJ で自分は QQ だったのですが、相手の方は 5名くらい応援団の方がいて、みんなAが出るように祈っていました。フロップ、ターンとAが出なかったのですが、リバーで A が出て負けてしまい、自分が逆に自分がショートになってしまいました。その時、心が折れそうだったのですが、自分を応援してくれている人たちが、「まだいける」などと声がけしてくれたので、気持ちを取り戻してプレイに集中することができました。3人でのプレイ時間が1.5時間ほどと長くて、オールイン勝負も10回近くあるなかでも、ティルトせずプレイできたのは、応援してくださったみなさんのおかげだと思っています。

札幌のみなさんの声援を受けながらプレイされていたんですね!ヘッズアップはいかがでしたか?

お相手の方は、非常にハンドレンジがしっかりしていた方で、堅実なプレイをされている印象がありました。ただ、ヘッズアップになった時点でブラインドも高く、2.5倍ほど差があったので、15分以下で決着したと記憶しています。最後は、相手の方の QT でのオールインを 55 で受けて、そのまま抜けて優勝することができました。


優勝後、何か変わったことはありましたか?

先日、池袋のアミューズメントカジノのプレオープンイベントに参加したんですが、全く知らない方に声をかけられて JOPT ってすごいなと思いました。いつもアミューズメントカジノに行くときは VPIP 高くいろんなハンドでわちゃわちゃと遊びたいんですが、優勝後はちゃんとしなきゃいけないなと思うようになりましたね(笑)

ここで見事Main Eventにて2位に入賞されたNaoyaさんにありごさんのプレイの印象などをお聞きしたいと思います。
ありごさんの印象やプレイスタイルを教えてください。

狭く強いレンジで参加されていて、ポストフロップでは丁寧なベットラインで確実にチップを積み上げて行くタイプだなという印象でした。 無茶なブラフはして来ず自滅しないタイプで、FT中盤では粘り強く耐えていたので厄介なプレイヤーだなと思ってました。

それを踏まえてどの様にプレイされましたか?

インポジションでのオープンレンジを大きく広げて、スチールを狙い、フロップでは20%程度の安いCBを打って降ろしに行くというシンプルな戦略で攻めていました。 レイズなどが返ってきた時は、相手のレンジはかなり強いと考えていたので、弱いハンドは素直に降りるようにしていました。ターン以降はその時によって戦略を変えていました。 アウトポジションの時は、こちらもタイトなレンジで戦い、バリューができた際はアグレッシブに攻めて、ドロー系の時はパッシブにリスクが低い戦略でいこうと意識していました。

ターニングポイントとなった勝負を教えてください。

ヘッズアップになったファーストハンドが、時の運を持って行かれたターニングポイントだと思います。 ありごさんがBTNで、私がBBのポジションで、彼のオープンに私がTh9hでディフェンス。 フロップがQJ5の2トーンボードで私がフラドロオープンエンドの状態で、チェックアラウンド。 ターンでラグのカードが落ち、ブラフで私から75%程度のベットしたところコール。 リバーがJ、このラインにはありごさん側にかなりJxのレンジが残っていると考えていたので、チェックして、40% 程度のベットがきたのでフォールドしました。 ここでスタック差が1:3になってしまったのがかなり痛かったですね。

最後にありごさんへ何かコメントがあればお願いします。

楽しいポーカーができました!ありがとうございました! JOPT 2024 Grand Finalで必ずリベンジします!FTで会いましょう!

Naoyaさんありがとうございました!

それではありごさん、今回 JOPT Main 優勝という輝かしい成績を収められましたが、今後のポーカーに関する目標があればお聞かせください。

WSOP に行ってみたい気持ちはあるのですが、僕は農家をやっていて、春夏は農家の繁忙期なので行けないんですよね・・・韓国のパラダイスシティなど、海外のキャッシュゲームで自分のポーカーが通じるのか試してみたいです。
あと、今回 JOPT の Tag Team に一緒に出ようと約束していた先輩がいるのですが、結局メインイベントで優勝まで行ってしまったので、一緒にプレイできなかったんです。なので、彼とは、ちゃんと Tag Team に出て一緒に優勝したいです。プレイスタイルが真逆のタイプなので、彼と組んで優勝できたら面白いだろうなと思います。


今後もJOPTご参加の予定はありますか?あれば、意気込みを教えてください。

東京大会にぜひ出てみたいですね。あと、札幌開催もまたありそうな雰囲気なので、札幌ももちろん参加したいです。東京から来ていたディーラーの方々には、札幌大会は和気藹々として楽しい雰囲気ですね、と言われました。東京のプレイヤーの方のなかでも、「北海道最高すぎる」と言ってくださった方々もいました。札幌はポーカーのコミュニティがまだ小さいので、顔見知りが多いからそういう雰囲気になるのかなと思いました。単に僕がおしゃべりだからかもしれないんですが(笑)

ちなみに、ポーカー暦はどのくらいですか?

5年くらいですね。一番やり込んだのは、3年前くらいで、その時は週4-5日くらいアミューズメントカジノに行っていました。大学生で時間があったというのもあるんですが、ハマったものはとことんやってしまうタイプなので。かつては人狼とかルービックキューブやボードゲームにもハマっていました。ルービックキューブは 25秒で揃えられるくらいになったんですが、そこからタイムを縮めるハードルが急にあがるんですよ。世界の壁は高いなと思って、挫折しました。一方で、ポーカーは運要素もあって、誰でも勝てるゲームだから面白いなと思いますね。あと、普段は知り合えないような方々とポーカーを通じて仲良くなることができるので、それもポーカーの魅力だなと。ポーカーをするため、というより友人に会いたくてポーカーしていたような節もあります。オンラインは、人と会えないのが性に合わなくて、30分くらいで飽きました(笑)  最近は、月1 で僕が以前働いてたボードゲームバーで開催されるポーカー会があって、そこに参加しています。

ポーカーを始められたきっかけはなんだったんですか?

昔、人狼のお店で働いていたんですが、そのお店で開催したポーカーの初心者講習会に誘われて、そこでハマりました。人狼が好きな方は、ポーカーにハマりやすいのかなと思いますね。人狼もポーカーも、対人ゲームですし、ブラフなどの要素が近いところがあって、頭で戦略を考えることで有利になるという共通点もあるので。

人と関わるゲームがお好きなんですね!普段ポーカーはどのように勉強されていますか?

ある程度までは、強い人とGTO wizard 開いて勉強会をしたり、ダニエル・ネグラーノの YouTube 動画を見たりしていました。人のプレイを観察する方法などは彼の動画から学びました。ただ、ある程度の知識を得た後は、実践で経験を積んで考えながらプレイすることに重きを置いていました。ライブのトーナメントでは、GTO から外れたプレイをする人だらけなので。また、座学をするよりも人を見て考えながらプレイするほうが、自分の性にも合っているなと思います。

新しくポーカーを始められた方に伝えたいことはありますか?

初めての人は、ハンドレンジが狭く、タイトなイメージがあるので、それを利用してプレイするといいんじゃないかなと思います。自分も、初心者の方と同卓して、Aハイボードとかでベットされると、「あ、きっとA持ってるんだろうな」と信じて降りちゃいますね。なんなら自分がA持っててもキッカー負けしてそうとか思ってしまいます(笑)

最後に、あなたにとってポーカーとは?

何と表現したらいいかわからないですが、「誰とでも仲良くなれるコミュニケーションツール」であり、「人間関係を広げられる場所」ですかね。ポーカーは、知らない人と打ち解けられるいい競技だな、と思います。普段絶対会えないような方々と仲良くなることができて、自分の人生が豊かになったなと思います。この後も、今回の札幌大会で知り合った東京の方とも会う約束をしています(笑)

愛されオーラ満点の笑顔でポーカーの魅力について語ってくださったありごさん。ポーカーは「人間関係を広げられる場所」と語る彼の言葉から、札幌のポーカー仲間の方々への愛と感謝の気持ちがひしひしと伝わってきました。今後のご活躍も楽しみにしています!

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