
―改めて、SPADIE Main Event 38th優勝おめでとうございます。3,306人の頂点に立たれた、お気持ちはいかがですか?
「ありがとうございます。やっぱり嬉しかったですね。素直に“やった”という気持ちと、“やっとか”という安堵感の両方がありました。これまで何度も悔しい思いをしてきたので、その積み重ねが報われたというか。トーナメントは本当に長丁場で、どれだけ集中していてもどこかでミスをしてしまうこともあるんですけど、今回は最後まで気を抜かずに戦い切れたことが、自信にもつながりました。」
―優勝してから、何か変化はありましたか?
「一番はやっぱり“自信”がついたことですね。今は“自分の選択を信じて打てる”ようになった気がします。結果に一喜一憂しすぎず、過程を信じる姿勢を持てるようになりました。それは自分にとって大きな変化ですね。」
―過去にもSPADIEの、トーナメントには出場されたことはありますか?
「そうですね、SPADIEではMain Eventで過去に4位になったことがあって。あのときの4位は嬉しかったけど、悔しさも大きかったです。だから今回の優勝は本当に感慨深い。あの頃、SIXに通いながら“いつか自分も獲りたい”ってずっと思っていたので。ke-slaさんが(SPADIE 31th Main Event 優勝)獲ったときも、ぽしゃさん(SPADIE 36th Main Event 優勝)や、kisaちゃん(SPADIE 37th Princess 優勝)が結果を出していくのを見ながら、“負けてらんないな”ってずっと思ってました。」
―祝勝会でも感じましたが、SIX TSUKUBAの皆さん、本当に仲間意識が強い印象です。周りの方の影響はありますか?
「めちゃくちゃありますね!SIXは本当に雰囲気の良い店舗で、和気あいあいとしているけど、全員が本気です。仲間でありライバルでもある関係が、とても心地いいんです。僕が来たばかりの頃は、“町のチンピラ”みたいな感じで(笑)、まだまだ未熟だったんですけど、この環境にいたおかげで、ポーカーも人間性も少しずつ矯正された気がします。今、『外に出しても恥ずかしくないポーカープレイヤーになれた』と思えるのは、SIXのおかげですね。」
―SIX TSUKUBA からは、毎イベントのように優勝者が誕生していますが、その要因はどこにあると感じますか?
「やっぱり、“生き残るポーカー”を教わっていることですね。僕たちが意識しているのは、とにかく“生きること”。チップを持っている限り、チャンスは必ずあります。だから無理せず、冷静に、確実に残る。その考え方が、みんなに根付いている気がします。運ももちろんありますけど、運を掴むにはまず生き残らなければいけない。まさにSIXの教えそのものですね。」

ここでSIX TSUKUBAにてポーカーを教えている佐野プロ(@Sano_Polluxs)よりコメントをいただいております。
―ここ最近、SPADIE38期や36期Main優勝など、SIX TSUKUBAの方の優勝が目立ちますが、佐野さんはどのような関わり方をされているのでしょうか?
「最初は私自身がポーカープレイヤーとして活動していました。その後、茨城の方から『店舗を出したいのでコンサルをお願いできませんか?』という依頼を受け、当初は2週間ほど見学するだけの予定でした。その後は月1回見るだけのつもりでしたが、ちょうどコロナで海外に行けない時期もあり、結局ずっとこちらに滞在することになりました。最初はお客さんも少なく、ポーカープレイヤーもほとんどいませんでしたが、オーナーと話し合い、『茨城から日本一のプレイヤーを出そう』という目標で取り組んでいました。」
―店舗の空気感や特徴を教えてください。
「当初はポーカープレイヤーがほとんどおらず、ポーカーの基礎が分からない方や、初めての方ばかりでした。まずはマナーから教え、強くなりたい方には一緒にポーカーをしながら講習も行いました。お酒を楽しみたい方には普通に対応しますが、基本的には真面目に学びたい方が集まる店舗です。ポーカーを通して人間性も育ち、結婚もされました。私がしっかり注意していることもあり、うちの店舗はマナーの良い方が多いです。」
―弟子や教えを受けている方は多いですか?
「弟子というより、教えてほしいと言ってくれる方はたくさんいます。勝手に師匠と慕ってくれる方もいます。私を知っているのは、昔から海外で一緒にポーカーをしていたみさわ(@128i256)さん、HayatoK(@HayatoLDC)くん、king(@glamrock1213)さん、一ノ瀬公聖(@PSshinbunshi)くんなどです。最近のプレイヤーは私を知らない方が多いので、あまり表に出ず、下の世代を育てることに専念しています。ポーカー自体も少し疲れてきたので、今はあまりプレイしたいとは思っていません。」
―過去の実績について教えていただけますか?
「2016年から2021年までは、毎年トロフィーを獲得していました。APT(@AsianPokerTour)やWPT(@WPT)、masters(@PokerGO)なども経験があります。海外ではカンボジア、フィリピン、マカオ、台湾、ヨーロッパなどでトロフィーを獲得しましたが、優勝はヨーロッパで2回ほどです。現在は、私より強いプレイヤーもたくさんいます。」

―SIX TSUKUBAはどのようなプレイスタイルに特化していますか?
「トーナメントに特化したスタイルです。私自身がマルチウェイに強いため、マルチウェイ戦術も指導しています。一般の方には、なるべくリエントリーせずにチップを積み上げて戦う方法を教えています。」
―佐野さんにとってポーカーの魅力は何ですか?
「夢があることです。ただ、若い人にはちゃんと仕事をしながらポーカーに取り組むことを勧めたいです。キャッシュゲームだけで稼ぐのは大変なので、忍耐力や我慢する力が必要です。それがないと諦めてしまう人もいますし、ポーカーで人生が変わる人も多くいます。」
―最後に荒川さんにメッセージはありますか?
「チップを持っているときは良いプレイをしますが、1度チップを減らすとスイッチが入り、プレイが雑になってしまいます。そこを改善すれば、さらに上のレベルに到達できると思います。ポストフロップで戦えるプレイヤーとして、これからも精進してほしいです。また、うちの皆もポストフロップをさらに勉強して戦えるようになれば良いと思います。

佐野プロコメントありがとうございます!ここで優勝者のインタビューに戻ります。
―佐野プロからはどんなことを教わっているんですか?
「本当にたくさんあります(笑)ポーカーの技術はもちろん、マナーや姿勢など、プレイヤーである前に人としてどうあるべきかという部分から教わっています。最初に佐野さんに会ったときは、なんだこの人…って思っていたんですけど、通っていくうちにその強さや怖さが分かってきて、今では佐野さんの看板を背負っている自覚を持たなくてはと思っています。」
―その中で、特に自分のプレイの軸になっている教えはありますか?
「”熱くならない”と“諦めない”、この二つです。僕は昔から、チップを減らすとすぐ熱くなってしまうタイプなんです(笑)でも佐野さんに、そこだけは直せってずっと言われてきました。だから今回のヘッズアップでも、どんなに苦しい場面でも絶対に投げやりにならないと決めていました。」
―ヘッズアップでの逆転劇が印象的でしたが、やはりその姿勢が大きかったですか?
「そうですね。あの時は相手のスタックが自分の約5倍あり、普通なら折れちゃう場面だった。でも、1BBでも0.5BBでも“絶対に諦めない”。それだけを信じてポストフロップで粘りました。SIXで教わった“冷静さ”があったからこそ、最後まで積み上げられたと思います。」
ここで、今回の祝勝会にも駆けつけ、SPADIE 38th Main Event Day3では最後まで近くで応援していたのぐりゅーさん(@shobon627228)からもコメントをいただいております。のぐりゅーさんは、学生ポーカー選手権 U-30 Summer 2025において、見事にMain Eventで優勝されています。
―当日は荒川さんの応援で来られていたのですか?
「はい、当日は荒川さんの応援で会場に来ていました。SPADIEには8日間ほど参加していて、ログインボーナスをためていました。最終日もトーナメントに出ようと思っていましたが、荒川さんがチップを十分に持っていて、あまりに積極的にプレイしていたため、自分は座って応援することにしました。」
―観戦していて印象的だったシーンはありますか?
「ヘッズアップの場面ですね。荒川さんのプレイは素晴らしく、どんどん逆転していくんです。3時間ほどの長丁場でしたが、ポストフロップで7〜8割のポットを取っていたと思います。観ているこちらは『頼むからティルトしないで』と願っていました。」
―荒川さんとは長いお付き合いですか?
「はい、SIX TSUKUBAには約2年半前に来てから、リングやトーナメントでずっと一緒に活動しており、仲良くさせていただいています。Main Event 優勝時に荒川さんがトロフィーを持ち帰った際には、筑波まで車で送っていただいたり、お店で一緒にトロフィーを見たりしていました。」
―荒川さんのプレイスタイルについてはどう思いますか?
「プリフロップは非常にタイトで、ハンドをしっかり選んで参加していますが、フロップ以降は非常にアグレッシブです。ベット頻度が高く、額も大きめなのでレイズが返しづらく、やりづらいプレイヤーです。」

―荒川さんの優勝に対して一言お願いします。
「本当におめでとうございます。3,306人も参加していた中での勝利ですから、さすがです。これからも一緒に上を目指しましょう!」
のぐりゅーさんありがとうございました!ここで優勝者インタビューに戻ります!
―ポーカーを始めたきっかけは何でしょうか?
「最初は遊び感覚でした。でも負けず嫌いなので、“なんで勝てないんだろう”って考えるようになって、そこから勉強し始めたらもう止まらなくて。SIXで学んでいくうちに、“あ、今までできなかったことができるようになってる”という実感がどんどん増えていって、それが本当に楽しかったです。」
―今回優勝されたSPADIEの魅力は、どのようなところにあると思われますか?
「SPADIEは、本当に成長しているトーナメントだと思います。2年前はここまで大きくなるとは思っていませんでしたが、今や3,300人規模の大会にまでなっています。多くの方が『SPADIEで優勝したい』と考えており、それに参加できること自体が誇りに感じられます。」
―今後の挑戦について教えていただけますか?
「最近はハイローラーにも挑戦しており、負けても『すべて勉強だな』と思えるようになりました。大型大会に出場すると、経験値が本当に増えます。ですので、これからも挑戦を続けていきたいと考えています。家庭もありますので頻繁には難しいですが、出場する際は『勝ちに行くモード』で臨み、全力で勝負したいです。」
―最後に、SIXの皆さんや応援してくださった方々へ一言お願いします。
「本当にありがとうございます。今回の優勝は、自分一人の力だけでは成し得ませんでした。SIXで出会った仲間や、佐野さんの存在がなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。この結果に満足せず、これからも“日本一の店”であることを証明し続けられるよう、努力していきたいと思います。」

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