Spring Festival Poker Championshipで優勝したタワダ マサキさんにインタビュー 2012年4月8日アキバギルドで行われた、Spring Festival Poker Championshipで、 見事優勝を果たしMPC(Macau Poker Cup)日本代表プレーヤーに選出されたタワダ マサキさんに感想や、 初心者へアドバイスなどについて聞いた。 -- 先日のS−1優勝おめでとうございます。189人のプレーヤーの頂点に立った感想は -- ありがとうございます。今まで国内のイベントでは40〜50人規模のトーナメントしか勝ったことがなくてあの規模で勝てたことは自信につながります。今回のS-1に参加していたプレーヤーはアグレッシブで巧い方が多かったので、そこで勝てたことは嬉しいです。 S-1は中盤から後半にかけてスタックアベレージが、常に20BBくらいの緩やかなストラクチャーで プリフロップで仕方なくオールインするような展開にはなりませんでしたし、オールインになったとしても フロップを見てからで、コインフリップの少ないトーナメントで、勝てたことによって得れるものが多かったです。 -- 国内イベントでは珍しく2日間のイベントでしたが戦い方の違いはありましたか -- もともと序盤の戦い方は得意なんですが、先に述べたストラクチャーが自分に合っていたようで、中盤以降も序盤と同じようなハンドレンジで戦うことが出来ました。 スタック2万点持ちスタートということもあり、プリフロップでの戦い方も違いますね。アクションを増やしてもコミットしませんし、ターン・リバーまで見に行けて、アグレッシブに攻めることが可能ですね。 アグレッシブと言っても、自分からオールインを仕掛けることを避け、リレイズ、リ・リレイズとアクションで相手を削っていくプレーができました。 -- S−1で特に印象に残ったゲームはありますか -- day2でフラッシュ対トップヒットでフロップオールインになったゲームですね。 アーリーポジションから45sでレイズで入り、ポジションのある相手プレーヤーがコールでヘッズアップになり、 フロップ Js・8s・2s ボードでフラッシュが完成していましたが、相手は非常に巧いプレーヤーだったので 自分が完成していることを悟らせないために、敢えて自分から弱く打ちました。 相手のプレーヤーはベットの弱さを感じ取ってくれて、レイズしてきたので、私は時間を掛けて低めにリレイズしたところ、オールインされたのでコールしました。 私はフラッシュドローの素振りを見せようとしたところ、全てが思い通りになった1ゲームでした。 -- 海外のトーナメントの入賞経験もありますが、Day2イベントは似てましたか -- 参加人数や持ちチップ量が多く、ストラクチャーが緩い点は似てましたし、 違う点は海外トーナメントとはインマネの幅が違うので、バブル間近の緊張感ははやり海外の方が上ですね。 今回のS-1ではなぜか Day1 終盤に海外でのインマネ間近のような緊迫感があって不思議でした(笑) 海外のトーナメントの場合、まずは飛ばないことですね。海外のトーナメントの場合、まずは飛ばないことが大事だと思います。トーナメント自体が長いので、チップリーダーになったとしても、それを維持することが、難しいんですね。 だから常にアベレージを超えていることを意識しています。 あと、海外のプレーヤーと日本人プレーヤーはプレータイプが異なります。 それにどう対応するかと、自分が勝っていると想定されるハンドで的確に、リレイズが出来ているプレーヤーが少ないので、アクションをもっと増やしてプレーすることが大切だと思います。 性格や考え方はそれぞれですので、プレースタイルは変える必要はありませんが、アクションを増やし 相手のアクションに対して受け身にまわらない事が、日本人の課題と考えてます。 それから、ポットを無理に大きくし過ぎないこと。 ポットを膨らませてしまうと、どうしてもコミットという状況になってしまい、負けていてもオールインせざるを得ない 状況が生まれます。 お互いオールインせずに、させずに、ターン、リバーまで見て、コインフリップにならないポーカーを心がけています。 |